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ゴルフVのレーザー溶接について
新型ゴルフ(GTI)の購入を検討しております。 試乗した際、ボディーの剛性の素晴らしさに驚嘆したところ営業マンが、 「レーザー溶接70Mですから、衝突テストでも五つ星貰えるくらい頑丈な車ですよ。」 との説明でした。 そこで皆さんに質問なんですが、レーザー溶接70Mってそんなに凄いことですか? 国産車などでは行われていないのでしょうか? 詳しい方お願いいたします。
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こんばんは。 ハッキリ言って凄いことで、国産メーカーは真似が出来ません。 分かりやすく言うと、普通、自動車の溶接は「スポット」溶接。点留めです。 しかしゴルフのレーザー溶接は「線留め」になります。 例えると、プラモデルでも良いのですが、接着剤を「線」塗るのと「点」で塗るのはどちらが丈夫か、、、、 想像できると思います。 しかし、このレーザー溶接はものすごくお金が掛かります。 国産車は4年で型が変わりますが、ゴルフは8~10年、モデルチェンジを行いません。また、全世界で、カローラと1位2位を争う台数を売っている車です。 そのため、膨大なコストを掛けても、回収出来ますし、さらに利益が出るのです。 ドアヒンジなどは、一番下のルポから、最高級のフェートンまで同じ型を使います。 日本車で言うとパッソとセルシオのドアの金具が同じモノだということです。 エントリーカーでも安全対策にお金をケチらない → 同じ型で個数が見込めるので生産コストを下げられる。 ・・・といった特徴があります。 従って、日本車各メーカーは真似が出来ませんし、ある雑誌の覆面座談会で脱帽しているメーカー担当者のコメントがありました。 ゴルフは、レーザー溶接によって車体が歪みにくくなり、足回りが設計通りに動く、パーツの隙間をギリギリまで詰められるといった特徴があります。
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- Lescault
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技術的に詳細な説明は出来ませんが、クルマのボディの溶接は普通はスポット溶接、すなわちパネル同士を複数の点(スポット)で溶接してつなぎ合わせています。エンジンルームの中などを見てください。縁に近い所などに丸い溶接スポットが複数並んでいるのが確認できると思います。要するにこの点の部分を除けば、パネル同士はくっついていないのです。それに対してゴルフのレーザー溶接では、スポットではなくパネルの端から端までを連続的に(要するに接着する様に)溶接しています。点々とぴったり接着のどちらが剛性に寄与するかは簡単にご理解頂けるかと思います。当然ながらレーザー溶接はスポットよりもコストがかさみます。ゴルフの様に大量に売れてしかもある程度価格が維持できるクルマだからこそ可能な技でしょうね。幾ら大量に売れてもカローラでは価格にもろに跳ね返るでしょうから、ちょっとつらいかもしれません。
お礼
お礼が遅れて申し訳ありません。分かりやすい説明ありがとうございます。 成る程、営業マンはハッタリかましてたわけではないんですね。 GTI購入意欲、グッと増してきました。 あとは、嫁を説得しなくては。。。
お礼
御礼が遅くなりまして失礼しました。 詳細な説明、ありがとうございます。 VWってすごいんですねー、或いは日本のメーカーがショボイんでしょうか? 試乗の際、箱の中にいるーって感じがして、本心から驚きました。私今までも、国産高級車、クラウン/アリスト/セルシオ等も乗ってきましたが、話にならないくらいゴルフの乗り心地は高級でした。 試乗できるときは、自分で決めた試乗コースを回るんですけど、途中かなり路面の荒れたところがあって、ほとんどの車はそこで化けの皮がはがれるんですが、ゴルフだけは涼しい顔で走り抜けてゆきました。 あと、ブレーキの素晴らしさ。。。踏んだその場で止まるかと思うほどでした。 あー、書き込みしてるうちに我慢ができなくなってきました。 明日は、印鑑持参でディーラーへ猛ダシュです。嫁を説得できたらですが。。。