#NO.1の補足
助手として採用された場合は、講師への任用替えは難しくなってくると思います。公立高校の場合を例に考えていくと、教諭(専任・非常勤講師・時間講師)と実習助手(実習教諭)というものがあります。実習助手は、教員免許を持たない人でもできます。なので、情報の授業であれば、授業をするのは教諭でサポートをするのは実習助手という人がやります。実習助手の受け持つ教科などについては、理科・農業科・工業科・商業科・情報科・家庭科などの実習の準備や教諭のサポートをするといった感じです。あくまでも、サブの役割しか持ちません。
非常勤講師や時間講師などになると教員免許取得者が対象になってくるので、サポートをするというよりは、自分で担当する教科・科目の授業をひとりで受け持つことが可能になってきます。助手は、あくまでも教諭とは違いTT(ティーム・ティーチング)などのサポートなので、自分で授業を担当として進めるということはないと思います。
私立の場合の助手は、公立高校の実習助手とは若干違ってくると思います。私立は、理事長や学校のシステムなどによって変わってくると思うので、一概に公立高校などの実習助手とは、まったく同じとはいえませんが、公立とほとんど似たようなものであると解釈してもよいと思います。
情報科教員を目指すのであれば、情報単独での採用もありますが、ほとんどの場合は「情報+他教科免許保有者」が望まれます。特に私立中学・私立高校だと、数学・理科や技術家庭科の先生が情報を教えています。公立の学校でも、数学・理科・家庭科・工業科・商業科などの現職教員を対象に情報科教員免許を取得させて、普通教科情報を教えているといった感じです。つまり、現職教員に免許を取得させることで、複数教科を担当することになり公立学校の採用試験等では、情報科教員単独での採用が少ないということがいえます。
したがって、情報に加えて他教科免許保有者でなければ受けられないという自治体や学校があるということになってきます。情報科単独で採用している自治体や学校もありますが、この場合はかなり高倍率になります。情報を教えるとなると、情報リテラシ(パソコンの基本的な使い方)・ネットワーク・プログラミング・コンピュータグラフィクスなど多岐にわたりますがどの分野も一通り基礎ができた上で、その他に自分が得意とする分野を持つことも必要かと思います。
そのためには、経済産業所主催の情報処理技術者試験の基本情報やソフ開などを取得やその他情報関連資格取得などをして自己研鑽することが必要かと思います。特に、情報は日々進化するものなので「自分で情報を収集し活用するという力」がないと難しいと思います。ですから、PCスキルをただ教えるだけではなく自分自身を高めその知識を生徒に還元していくことが必要です。また、PCスキルだけではなく情報モラルなどインターネット犯罪やネットワークの正しい仕組みやモラルについても最低限必要になってくると思います。
お礼
どうもありがとうございました。参考になりました。なるほど経験が大事ですね。助手も講師としての経験になるのでしょう?暇があれば解答おねがいいたします。