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電車のパンタグラフについて
昨日のあるニュースで、福知山線の復旧後の運行状況で、その電車を上から写していたのを見ていて思ったのですが、一両に二つパンタグラフが付いている車両の内、前側は下ろしたままで、後ろ側だけ立てて走ってました。 最初は、その車両に何か不具合があったのだと思いましたが、その車両編成で、あと二両ぐらい同じような車両があったので、不具合ではないと思うのですが・・・。 以前にも、旅番組で、赤い電気機関車も、同じような状況だったのを見たのを思い出しました。でも最近見た、貨物列車の青い電気機関車は、前後立てて走っていたような・・・。 長々と申し訳ありませんが、なぜなのか、誰かご存知の方いらっしゃいませんか? 電車の事は全くの無知ですが、これは気になります。
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電車のパンタグラフは、必ずしも全数上げるとは限りません。さまざまな理由で、降ろしているパンタグラフがあります。 実はパンタグラフは電車の弱点で、上げる数は少ないほうが良いのです。ですから不要なパンタは上げないというのが原則です。 福知山線の電車の場合は、JR東西線というJRながら大半が道路の地下にある地下鉄のような路線に直通しており、この路線ではトンネル断面を小さくするために鋼体架線を採用しており、この架線ではパンタグラフを2つ上げたほうが保守上有利なのです。しかし地上線区ではその必要がありませんから、地上に出た駅(尼崎・京橋)で片方のパンタを上げ下げします。 赤い電気機関車というのは、交流電化区間用の電気機関車だと思われますが、交流電化区間では電圧が高いために電流値が小さく、パンタが1つでも十分なためと、交流電化では変電所の受け持ちの境目を通過する時に2つのパンタグラフで、両方の変電所の担当区間を短絡してしまうと不具合が生じますので1つしか上げていません。青い電気機関車は直流用でして、直流電化区間では電圧が低いので交流に比べると大電流が流れますので2つ上げています。電車程度なら直流でも1つで済むのですが、機関車はモーターの出力が大きいですから1つでは間に合わない場合もあるのです。 これ以外にもパンタを降ろしている、あるいは2つ上げているには、さまざまな理由がありますが、たくさん説明しても混乱するだけだと思いますので、止めておきます。
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- haukappu
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交流区間では電圧が高いので少ないパンタグラフで充分な電気を受け取れたので、以前から1両に二個ついている番タグラフは一個ずつしか使っていませんでした。 最近は省電力が進み、直流でも実際に使うパンタグラフの数を減らして走行しているようです。 (少ない接点”=パンタグラフ”で無理に電気を落とすと接点で火花が出やすく、パンタグラフ、架線を痛めます) パンタグラフの保守を省くと同時にパンタグラフは架線とこすれる音やパンタグラフの風切音自体も大きいそうで、新幹線も昔と比べてずいぶんパンタグラフが減ったそうです。(新幹線は取り外してしまったり、もともとの数を減らしているそうです。)
お礼
早速のご回答ありがとうございます。二つ付いているのに一つしか上げないのなら、最初から一つだけに・・・と思うのはやはり素人考えですよね。でも、交流区間と直流区間があるのは初めて知りました。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。なんとなく分かったような感じです(難しい!)。機関車は、交直流の各仕様を色で分別していたとは、初めて知りました! ということは、私が住む地域は、赤機関車は走らないということですね。