約4/10オンスになると思います。
国立天文台編「理科年表 2005年版」を見ますと、
金(純金 = 24金)の密度は温度20℃において一辺が1cmの立方体の大きさ当たり19.32gです。
手元にある五円玉のサイズをプラスチック定規で測ってみると室温28℃において
厚さが約1.52mm(15枚重ねた高さ約22.8mmから計算)、
直径が約22.0mm(9枚並べた長さ約198.0mmから計算)でした。
本当はノギスを使えばもっと精確でいいのですが。
今回のように計算結果をせいぜい2桁精度で求める場合だと温度の変化による差は小さいので温度は無視するとして、
五円玉のサイズの円柱(ただし穴開きではない。尚且つ表面に模様などの凸凹が無い)の体積は
円周率π × 半径^2 × 高さ ですから、
≒ 3.14 × (22.0 ÷ 2)^2 × 1.52
≒ 578[mm^3] = 0.578[cm^3]
※「^」はべき乗を表します。つまり「^2」は二乗,「^3」は三乗のことです。
ですから[mm^3]は立方ミリメートル,[cm^3]は立方センチメートルと呼んで下さい。
これに先の金の密度を掛けると重さが求まります。
0.578 × 19.32 ≒ 11.2[g]
貴金属の場合の1[oz](オンス:貴金属の場合トロイオンスと呼ぶそうです)は31.1035[g](グラム)だそうです。
なのでグラムから貴金属のオンスに直すと
11.2 ÷ 31.1035 ≒ 0.360[oz](オンス)
計算途中で丸めないで関数電卓で最初からここまでを一気に計算すると約0.359になります。
定規と私の計測誤差を考慮して3桁目を四捨五入して、
約0.36オンス つまり約4/10オンスになると思います。
「質量」と「重さ(重量とも呼ぶ)」の違いは、
私達が住む地上での話では、今回みたいに有効桁2桁では質量と重さには差が生じません。
お礼
とっても詳しく説明していただき、頭の悪い私でも理解することができました。 また実際に計測して下さり、お手数をおかけしました事も感謝してます。 短いお礼文ではございますが、本当に有難うございました!