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CO2添加無しに挑戦/水面を広くすると…
40cm水槽です、60ワット電球をあてています。 安価で水草を育てたいと思いco2を添加する設備を使わないでco2を増やしたいと思っております。 水面を広くすると空気中のco2が溶けやすいと小耳にはさみ、水の量を高さ12cmまで減らしてみましたがこの方法に自信がありません。 知識をお持ちの方教えてください。
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>水面を広くすると空気中のco2が溶けやすいと小耳にはさみ、 確かに、そのとおりです。 二酸化炭素に関わらず、気体が水に溶け込む量は水全体の量でなく、水が気体に触れている表面積に比例しています。ですからエアレーションの意味は、あの小さな泡から酸素が水に直接溶けているのではなく、水を動かすことによって水面に来る水を増やしているのです。それによって、より多くの水が水面から酸素を取り込める環境を作っています。 そう考えるとエアレーションによって、空気中の酸素だけでなく、二酸化炭素も取り込んでくれるように思えます。しかし、二酸化炭素には他にも性質があり、エアレーションにとても弱いのです。エアレーションすると水中の二酸化炭素は空気中に逃げてしまいます。結構有名な話ですよね。ANo.1の方は二酸化炭素と酸素を間違えちゃったかな? しかしここで、どうして二酸化炭素はエアレーションで逃げてしまうのに、酸素は逃げないのか。正確には「酸素は逃げない」のではなく、「酸素ももちろん二酸化炭素同様エアレーションによって空気中に逃げるが、逃げる量よりも入ってくる量のほうが多い」のです。それなら二酸化炭素は入ってくる量が少ないのか。。。はい、非常に少ないです。 よく空気の成分は酸素と窒素が1:4である。と言われます。もちろん空気には酸素と窒素だけでなく、他の気体(二酸化炭素も含む)も存在します。しかし、他の気体は、酸素と窒素に比べ、ほんのわずかにしか存在しないのです。ですから「よく空気の成分は酸素と窒素が1:4である」と、まるで他の気体は存在しないかのように言われるのです。それだけ微量にしかないのです。 話を戻しますと、全体の水量を減らすと、それに対する水面(空気に触れる部分)の割合が大きくなり、水中に存在する二酸化炭素の割合は高くなります。ですから、12cmまで減らしたのは間違っていません。ただ間違ってはいないのですが、環境は悪くなりますよね……アクアテラリウムなら見た目はカバーできますが。水が少ないので環境が変化しやすいです。それは気をつけてください。 あとはポンプは何を使っていますか? 空気が入ってしまうようなポンプでしたら、やっぱり二酸化炭素は逃げてしまいます。 60ワット電球というのが気になります。これは水草用(熱帯魚用)のものですか? だったら良いのですが、もしそうでないなら気をつけてください。(私たち人間用のものとか) よく雑誌や本で美しい水草水槽の写真を見ます。水槽はとても明るいライトに照らされて、光量は十分なように感じます。しかしそれは間違いです。実際、あれは木陰程度の光しかありません。水槽は普通、太陽光が直接入らない部屋の中にありますよね。ですから私たちは少しの光でも、非常に明るく感じてしまうのです。 しかしそれならどうして、その不十分な光で水草は育っているのか。それは水草用の蛍光灯などは、「水草が最も光合成しやすい光」を中心に出しているからです。ここでは「水草が最も光合成しやすい光」のことについては省きますが、そういう光は存在します。ですから、もしそういうライトを使っていないのでしたら、水草用のライトに変更してあげることをお勧めします。 確か水草用の蛍光灯でPG-II(赤い光)とPG-III(自然光のような光)というものがあったはずです。PG-IIとか書いていなくても、水草用、と書いていたなら信用していいです。 もしそういう蛍光灯を用意できずに、水草の生育が悪いと感じたら、朝日が当たるところに水槽を置いてあげてください。(2~3時間程度) 自然の光がやはり一番良いのですが、水槽という小さい環境にはきつすぎます。冬は良いですが、これからの夏の季節に昼間も太陽光があたってしまうと、水温は40℃を超えます(!)。そして魚はもちろんのこと、水草もヤバイデス。 だらだらと書いてきましたが、私が考えられることはこの程度です(汗) あとは二酸化炭素を添加しなくても育つ水草であるかどうかです。 がんばってください。
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- buuchan1
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直接の回答ではありません。 私もCO2添加無し水槽で3年ほど水草を育てています。 その間、いろんな水草に挑戦しましたが、今ではすっかり落ち着いています。 CO2添加無しで溶存CO2を増やす方法は以下のようなものを思いつきますが、 1.動物をたくさん入れる 2.水温を上げる(動物の新陳代謝を活発に) 3.空気に触れる面積を増やす : どれも得られるCO2のメリットよりもデメリットの方が大です。 結局のところ、CO2添加無し水槽で水草を育てるための秘訣は必要CO2量の少ない水草を育てることでした。 さすがにリシア等のCO2消費量の多い水草は最初から断念しましたが、中程度のCO2消費量の水草もことごとく失敗しました。 今では、流木付きミクロソリウムと、ウィローモスドームだけが水槽に入っていますが、非常に調子よく育っています。他の人に聞いた話だとピグミーチェンサジタリアなどもCO2添加無しでよく育つそうです。
お礼
同じ状況の経験者様だととても説得力があります。 書き込みに感謝いたします。 光量をふやしてphや硬度をコントロールすれば美しくできるかもと思っていたのですが… ピグミーチェーンサジタリア前景によさそうですね、育てやすい品種を教えていただけて感謝しています。 ベーキングパウダーをちょっとずつ加えるとco2が増えるとか聞きましたけど危険そうですね。
- borubi
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エアレーションした方が良いのでは?
お礼
御返答ありがとうございます。
お礼
御回答ありがとうございます。 >ですからエアレーションの意味は、あの小さな泡から酸素が水に直接溶けているのではなく、水を動かすことによって水面に来る水を増やしているのです。 まさしくそう思っておりました、学びました。 空気の事など詳しくありがとうございました、これから役立ちそうです。 環境の事御指摘ありがとうございます。 言われますとたしかに心配です、ケチらずにph試験紙など買おうと思います。 ポンプですが、中でモーターが回って水がフィルターを通って循環する長方形で手のひらサイズの物を使っています。 今は水が出る所を水の中にし、水槽をかき混ぜているような状態です。やはり水を張るだけより水草の成長がよさそうです。 電球の件ですが、家庭用の電球型蛍光灯です。 確かに波長の幅が植物用より狭いようですが、ヒメボタンウキクサが色が弱いですが繁殖しており、パールグラスがなんとか生きているのでセーフかなと思っております。 …やっぱり植物用のほうがいいかもしれません… たくさんの知識をありがとうございます。