もう20年近く前の話です。インネットなどはまだ無く、ようやくパソコン通信が普及しはじめ、Nifty Serve(いまのNiftyの前身)がアメリカのネット「ConpeuServe」と相互接続するようになったとき、アメリカからのメール(主にビジネス関係のメール)のタイトルに、さかんに「Re:」という文字が用いられていました。もちろん、あるメールに対する返事ではなく、初めてのメールにもです。
この意味は、ラテン語に源を発する前置詞で「~について、~の件に関して」などという意味でした。
ところがその直後、アスキー出版社から、日本で初めての「パソコン用語辞典」が出版され、その中で「Re」は「reply, responsの略」と紹介されていたのです。
一部の専門家などから反発があったのですが、訂正されることなくそのままで、今にいたっています。
あまりその意味を深くは考えず、「返信メールの先頭につける接頭語」ぐらいに思えばいいのではないでしょうか。