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能舞台と白足袋

先日、「鼓の会」の催しのため、初めて国立能楽堂へ行きました。 普段の公演と違い、鼓の解説があり、生田コレクションの生田氏によるトークもあったのですが、 その時気になったのが、生田氏の服装です。 普通のジャケットにスラックスというごく普通のスタイルなのに、足元だけは白足袋でした。 トークの相手をしていた女性はマキシム丈のロングスカートだったので、 足元は見えませんでした。 はっきり言って、ヘンでした。 これは、能舞台へ上がる時は必ず白足袋着用と決められているのかな、 と素人考えをしています。 お能のことは全く知らないので、ご存知の方、教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

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  • silly
  • ベストアンサー率73% (14/19)
回答No.4

能舞台や、所作舞台(歌舞伎や日舞に使われる)では、足袋履きが基本です。理由は足の脂が舞台に染みてしまうからだとか。 その舞台を管理している所の考えにもよりますが、 女性の素足は可の場所もあるようです。(脂が少ない?) もちろん裏方スタッフも足袋着用ですが、裏方の足袋は表も底も黒か紺と決まっています。

sacristain
質問者

お礼

ご回答、どうもありがとうございます。 やはり檜舞台、並大抵のことでは上がれない所なんですね。 全く未知の世界のことでしたので、大変勉強になりました。

その他の回答 (3)

回答No.3

お舞台に上がるときは、絶対に足袋を履きますね。 あと、眼鏡・時計・ピアス・ネックレス等の装飾品も、お舞台の上ではしてはいけません。 私が、聞いた話には「お舞台の上は現実の世界ではないので、現代の物を持ち込んではいけない」との事でした。 白足袋なのですが能では、シテ方さん・ワキ方さん・囃子(はやし)方さん・地謡(じうたい)方さんすべて白足袋だと決まっています。 アイ方(狂言方)さんは色足袋です。(黄色の足袋をよく見かけますが・・・) (シテ・ワキ・アイは舞を舞う人、  囃子は太鼓・大鼓・小鼓・笛で演奏する人、  地謡は唄う?人達の事ですよ。) あと、白足袋は正式と云うか、畏まった場所でのスーツと云うべきか、誰に対しても非礼に当たらないものと云った感じです。 お舞台の上は神聖な場所ですので、白足袋で・・・と、云う事でしょうか。 素人の方のお稽古でお舞台を使用する時は、洋服でも足袋ですね。

sacristain
質問者

お礼

やっぱりそうでしたか。 TVかホール公演かで、狂言の黄色い足袋は見たことがあるような... とにかく「足袋」は決まり事なんですね。 どうもありがとうございました。

  • mhouga
  • ベストアンサー率64% (89/138)
回答No.2

能舞台が神聖な場所であるということと、もうひとつは能舞台の床の保護のためと思います。 能舞台の床板その他は木材で出来ていて大変貴重なものです。 長持ちをさせるために、ぬか袋で磨いたり、白木に触らないようにしたり、少しでもいい状態で保存するために、舞台の上では大変気を遣います。 舞台に上がる人の脂や汗がついて、床を傷めないようにすることも大切なのだと思います。 ロングスカートやスラックスなら正座できますが、もしミニスカートなら許されないでしょうね。 長時間にわたる謡を行う場合には、赤い敷物(もうせん)を敷くのが一般的です。 なお、狂言方の足袋は白ではなく、黄色や黄と茶の縞になっていますので、絶対に白というわけではないと思います。

sacristain
質問者

お礼

狂言では色物の足袋もあるんですね。 でもいずれにせよ、綿100%のソックスなり足袋をはかなければダメ、ということですね。 素足なんてもっての他ですね。 そこまで舞台の維持に気を遣っているとは知りませんでした。 どうもありがとうございます。大変参考になりました。

  • yuyu1201
  • ベストアンサー率32% (25/78)
回答No.1

趣味のサークルで利用している建物に能舞台があるのですが、そこの能舞台を利用するときは『足袋か綿100%のソックスをはくこと』と事務の方から言われています。 普段は能舞台を使ってないので他の人の姿を見ただけ ですが、足袋じゃない人は白いスクールソックスみたいな のをはいていました。 化繊が入っていてもダメみたいなので、その方は 足袋着用だったのではないでしょうか? 国立能楽堂だともっと格式がありそうなので、絶対に 白足袋着用かもしれませんね。

sacristain
質問者

お礼

やはりそういう決まりがあるんですね。 確かに能舞台が誕生した時代に化繊はありませんでしたものね。 どうもありがとうございました。

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