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逃げる血管?!
医師の方、看護師さん、知識をお持ちのみなさん、前々から気になっていたのでお尋ねします。 私は採血の時、看護師さんから「あら、血管が逃げるわね」ってよく言われます。大変刺しにくい血管だそうです(T.T) 医学的に「血管が逃げる」とはどういうことを言うのでしょうか?何となくはわかるのですが、素人が考えるに、ジッとして腕を動かさない状態でいても、皮膚の下で血管って結構動き回れるものですか? 一般人(私)にわかりやすくご説明願えると助かります。
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あなたの手の甲をみてください。 そこにはたいてい青っぽい筋が見えると思います。 これは皮下静脈と呼ばれる血管です。 普通は採血は肘の裏側のくぼみにある皮下静脈からします。 皮下静脈はその名の通り、皮膚のすぐしたにあるのですが、皮膚と密着しているわけではありません。 採血のためには針を刺すわけですが、まず針は皮膚を突き抜けなければなりません。 皮膚を突き抜けた針先は、次に血管の壁を突き抜けなければならないわけですが、上に書いたように血管は皮膚に密着しているわけではないので、針先に押されて元の位置から動くことがあります。 血管が動いてしまえば、当然針先は血管の中に入れません。 これが「血管が逃げた」状態です。 たしかに皮膚と血管の密着の強弱には個人差があるでしょうから、血管が逃げやすい人とそれほど逃げやすくない人もいるでしょう。 あなたが本当に、誰が採血を試みてもやりにくい、血管の逃げやすい人である可能性もありますが、たいていは「血管が逃げやすい」は下手な採血者のいいわけにしかすぎないことがほとんどです。
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- gao_nyao
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一般的に痩せていて皮下脂肪の少ない人、特にご老人は血管が逃げやすいですね~いつも苦労しています。ですが「血管が逃げる」なら、逃がさなければいいのです!両側から血管を押さえ込み、左右に逃げられない状態にして、さぁ観念しろ!っと針をさせば何とかなる事が多いですね。 それと静脈路確保が遅れて命に関わる可能性はあります。静脈路確保は早ければ早いほど良いです。もっとも静脈路確保よりも先に気道確保と脳血流確保(心臓マッサージ)が優先しますけどね。当然、血圧が低下すれば静脈路確保はより困難になります。 それじゃ~普段から静脈路確保が難しい人はどうしたらいいんだ!っとご心配でしょうが、いざという時には中心静脈路確保も試みますので、打つ手がない訳ではありません。中心静脈については自分で検索してください。
お礼
ご回答有り難うございます。 >両側から血管を押さえ込み、左右に逃げられない状態にして ‥されたことがないので想像がつかず、余計恐い気がしますが、そうういうテクニックを使うこともあるのですね(汗) やっぱり血圧低下状態になると静脈路確保は難しくなるのですか。中心静脈、調べました。例として鎖骨下静脈ですね。勉強になりました。恐縮です。
補足
実は、最近受けた検診の結果、血液検査に要注意の数値がありまして、今後定期的に採血に通わなければならないかもしれません。 検査結果の数値悪化も大変気がかりで暗い気分になっていますが、前述しましたように採血を受けることそのものがとても苦痛をともなうので、更に鬱々としてしまいます。 看護師さんの中で肘の内側の静脈から一発で採血に成功される方がいらした場合、病院側に対して、血管に針が刺さりにくい体質のため、その看護師さんにいつも採血をお願いしたいと申し出ることは非常識でしょうか? 今の医療現場では患者側からそういった要望を出しても、受け入れてもらえないものでしょうか? マジで悩んでます。どなたかアドバイスお願いします。
お礼
ご回答有り難うございます。 血管は皮膚に密着しているわけではないこと、皮膚と血管の密着の強弱に個人差があること、「血管が逃げる」ということ、わかりやすいご説明を頂き恐縮です。理解できました。 >普通は採血は肘の裏側のくぼみにある皮下静脈からします。 はい。看護師さんはどなたもまずここからの採血を試みますが、私の腕は見た目でも静脈が殆ど浮いておらず、ゴムバンド(?)を締めても血管は浮いてきません(^_^;) そして、針を刺して「血管が逃げる」とよく言われます。どうしてもこの箇所から採血できない場合は、手首と肘の中間くらいの少し青く浮き出た静脈へ針を刺してみることもあります(とても痛いッス)が、やはり一度では血管に刺さらないこともあり、針を皮膚に刺したまま、グリグリされることもあります(かなり痛いッス)。 こういう経験があちこちの病院や市民健康診断の時など、沢山あります。なので、きっと私自身の血管が本当に逃げやすいのだと思っていますが、どうなんでしょうか‥。
補足
みなさんへの補足質問です 私が「血管が逃げやすい体質」だとして‥ 普段からこんなに針が刺さりにくい血管の持ち主は、例えば大怪我をしたり災害にあったりして一刻を争うような緊急時に、静脈路確保が遅れて命に関わることってあるのでしょうか?それに関連して、血圧が低下することと血管に針が刺しにくいことは関係あるのでしょうか? 質問ばかりで申し訳ないですが「血管の逃げやすい患者にはこんな工夫をしてますよ」という医療関係の方や「自分も血管に針が刺さりにくい体質なので採血の時にはこういう方法を(看護師さんとかに)とってもらってます」などという方がいらっしゃいましたら、教えて頂けると助かります。