反逆児なのですかね?
外国のとある、大きな国立バレエ団の看板のプリマ27歳が、契約を破棄して団の正式発表ではなく、
自身のフェイスブックで退団を宣言して、バレエ団を辞めました。
バレエ団はその後交渉をしたのか、遅れること2週間後、「契約違反ではあるが、本人の意思を尊重する」旨の声明をだし、その後2ヶ月の間の彼女の主演予定も順調にこなさせ、もうすぐ正式な退団となります。
ここまでは私は残念だけれど仕方がないと思っています。彼女にとって契約破棄しても出てゆきたい
理由があったのだろうから。
ただ、許せないのは、このバレエ団に所属している日本人の万年役のつかないコールド(群舞)ダンサーがいて、彼女は、日本では最初は期待されていたため、バレエ用品の会社のウェブサイトに
バレエ団のことを紹介するコーナーを連載していますが、このダンサーが彼女の最後の公演を
やたら褒めて紹介していることと、個人のブログでは、彼女の最後の公演後の団員との談話の
様子を写真で載せていることです。
このプリマは世界的プリマですが、バレエ団の監督(自分のスターダンサー)が連れて歩き、人脈を駆使して、世界のプリマに育てたプリマです。彼女がやめることで、彼女にふさわしくない二流バレエ団と二流監督として、バレエ団と監督が本国でマスコミのバッシングに合いました。日本でもかなりの
イメージダウンだし、バレエ団の評価はかなり下がりました。
バレエ団としては、彼女に対して一切の非難も表に出さず、かといって、「今日が彼女の最後の公演ですよ」という旨のことも示唆せず、淡々と中庸の立場で舞台に集中していました。
舞台は大成功を続けました。ソールドアウト続出でした。
そこに、この日本人コールドダンサーが彼女を褒め称え、是非、今後もゲストとして出演して欲しいと
書くのです。一方で、監督の意向には全く触れません。「監督、バレエ団は窮して、対応に苦慮しているが、自分は彼女の才能の味方である」とい言葉による声明はないです。単に彼女をフィーチャーしています。これではまるで、彼女は間違っていない、バレエ団が悪いと言わんばかりであると感じるのは私だけでしょうか?監督も彼女の門出を祝福しているということを一緒に写真つきで出すのなら
まだわかります。バレエ団がそのことには触れずに、舞台にだけ集中するというやり方をとっている以上、所属のダンサーも発言を控えるべきだと思います。個人のブログには、「団が沈黙していることに、こういう形で物申すべきではないのではないか。」と抗議を入れましたが、コメントは承認されず
放置され、公にされませんでした。他にも承認されないコメントがあります。でもその写真を
取り下げることもしないです。ずいぶんな意思表示ですよね?
監督がまずいのであるという、一種の内部告発であるように思うのですが、単純に同僚を送り出したいだけなのでしょうか?連載物では、同じ舞台で、日本人のプリマと新人が大活躍していたのに
それには全く触れていません。
やっぱり、自分に万年役をつけない監督への反逆と、同じ日本人でも活躍しているダンサーへの
嫉妬が、出てゆく彼女へのエールという形で現れているようにも思います。彼女は
8年もコールドで停滞しているので、もう団には見切りをつけるべきではないかと思います。
みなさんはどうお感じになりますか?
お礼
ありがとうございます。 >「それがなんで男性中心の価値観ってことになるの?」 それが疑問ですよね。有史以来果たして男性が女性は慎ましくあるべきなんて本心で思ったことがあったのでしょうか…