今の介護保険制度は自宅介護が大前提です。介護保険を払っていても、「特別養護老人ホーム」(俗に特養、最も費用がかからない)はよほど運が良くないと入れません。都会なら申し込んでも数年待ちなどザラです。(待機者数百人とかですから)
数年前に3件ほどの特養に介護相談に行ったことがありますが、どの職員の方にもうちの現状では入所は難しいでしょうと言われました。
(本人の年金収入が割りと多く、長男一家と同居している状態)
何とか自宅で面倒を見たいということで、自宅介護をしていらっしゃる人も多いですが、施設に入れないので自宅で介護しているという例も多いです。
上記のように特養は症状が重く、独居で、収入の少ない人優先です。
法人経営の有料老人ホームは終身入居が保障されるようなところだと、入居時に1000万円以上が必要ですし、さらに毎月20万円以上の費用が発生します。
これを払える方は少ないです。
最近は入居一時金がなく、月々の費用も15万円程度というところも出てきていますが、ホーム内で問題を起こすとすぐに退去を促されたりします。
グループホームだともう少しかからないですが。
昼間預かってくれ、食事や入浴などの世話をしてくれるデイサービスや短期間預かってくれるショートステイ、訪問介護など介護保険で利用できるサービスにはいろいろあります。
介護が必要という認定がおりれば、認定の度合いにしたがってこれらのサービスを1割の自己負担で利用できます。
同居の義母の認知症がはっきりして3年になります。
好きで介護しているわけではありません。
介護保険のサービスを利用しながら、何とか毎日をしのいでいます。
実家の両親は健康なので、とてもありがたいです。それでもやはり衰えは隠せないのでもう少しこまめに顔を出したいのですが、そういう状態でなく辛いです。
今お元気でしたら、その状態が継続するように頑張っていただくしかありません。
ご両親だけでなく、ご質問者様も健康でいらっしゃることをお祈りします。