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多色印刷されたダンボールのリサイクル
最近、同じ段ボールでもきれいに印刷されたものが多いですよね? こういった段ボールは、普通の(1色ぐらいで印刷されてある)段ボールと比べてリサイクルしにくいものなのでしょうか?それともたいして変わらないのでしょうか? ご存知の方がいたら教えてください。よろしくお願いします。
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オフセット印刷は極端に言うとフレキソ印刷と同じです。油性インキか水性インキなどの溶剤や粘度の違いがありますが、粒子は大差ないので乾燥すれば同じ様なものです。 印刷方式として、凸版印刷、凹版印刷、平板印刷などがあり、オッフセット印刷とは平板印刷の一種です。用途としては書籍印刷などです。ダンボール印刷では凸版印刷方式のフレキソ印刷がメインです。印刷方式により、使用するインキの種類が違います。オフセット印刷では主に油性インキを使用する為、ヨーロッパでは水性インキが使用できるフレキソ印刷に移行しています。いわゆるVOC対策です。油性インキは揮発性有機溶剤(トルエンなど)を使用するので環境対策として水性インキ(アンモニア水、アミン類など)を推進しております。
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- h2o2
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1色でもカラーでも再生工場では同じです。 ちょっと専門的な事ですが、インキの種類により廃水処理が難しい物もあります。通常、ダンボール印刷は水性フレキソインキ(1~3色)が主流ですが、フルカラー印刷ではインクジェットインキが増えてきております。インクジェットインキはパソコンのプリンターにも使用されておりますが、粒子が50n~100nと小さいので、再生時にダンボール(セルロース)とインキの分離処理水の色度処理方法が難しくなりつつあります。(ちなみにプリンター用カートリッジのリサイクルも苦戦してる様です。)
お礼
リサイクル製品として優れていると言われるダンボールですが、インクジェットを使ったフルカラー印刷のものは再生時に負担がかかる可能性があるということですね。 回答どうもありがとうございました。
補足
ダンボールのインクジェット印刷について調べていたら、オフセット印刷されたダンボールというのも出てきました。オフセット印刷の場合はインクジェットインキではないので再生処理や廃水処理の負担はフレキソインキの場合と同等、と考えていいのでしょうか?
お礼
ふたたび詳しい回答ありがとうございます。 ダンボールの印刷も奥が深いですね。自分は印刷全般に興味があるのですが、とても勉強になります。 どうもありがとうございました!