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★着物に詳しい方!TPOについて教えて下さい/2★
私自身、普段着として小紋等を時々着るのですが、この度義妹に着付けを頼まれまして、「気に入った着物を持っていないので使っても良さそうなのがあれば貸して欲しい」とのこと。 彼女が気に入れば貸してあげたいのですが、恥をかかせる訳にも行きません。 20代半ばでオシャレな人なので、TPOをわきまえつつ、少し遊び心を取り入れた着方をさせてあげられればと考えております。 用途は友人の結婚式と披露宴に出席するとのことです。 ホテルかレストランかはまだ聞いていないのですが、自分の時の参考にもしたいので、両方の場合を想定してお答え戴けたら幸いです。 「ルール」というよりは現実に基づいて(許容できる範囲かどうかで)御教授下さい。 (長いので2つに分けて投稿させていただきます) ・色無地を普段着と準礼装に使い分けたいのですが取り外しのできる紋はないでしょうか? ・6月からは単ですが、6月初旬の場合、袷の色無地はおかしいのでしょうか?初旬なら構わないのでは?と思うのですが...。 ・夏や単の季節に絽、紗以外の帯揚げ、帯締めをするのはいかがなものでしょうか? ・私は人より甲が高いせいか、草履を履くと痛くなってしまいます。最近では鼻緒が布製で柔らかい草履がよく売られていますが、正装の場合、鼻緒に柄はほとんど無く、淡い色味(薄いグレー・薄いピンク等)であるならばこのような草履を履いても問題ないと思われますか? ・その草履は底がサンダルのような黒いゴム製になっているものが多いのですが「底だから見えないかな?」と思っているのですがどうでしょう? 色々聞いてすみませんがどうぞよろしくお願い致します。
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No3で回答させていただいたものです。 小紋というのは、反物に同じ柄が繰り返しつけられているものですので大抵総柄なのですが、どうやらおめでたい席でも着られる小紋というのは(私が呉服屋さんなどから見せていただいたものの印象なのですが) とにかく「びっしりと」柄がついていて、染めに手がこんでいるようなものです。 訪問着や振袖は、基本的には絵羽模様になるように、肩山から袖、衿、裾にかけて模様が描かれていますが、手の込んだものや総絞りのものなどでは、全体に柄があるように見えるものがあります。 (裾にかけて柄がグラデーションに増えていくようなもの) それらの着物に較べても見劣りがしないほどしっかりと柄が描かれている小紋であれば、結婚披露宴でも使えるということのようです。 (本当に、写真がないと説明が難しいですね) 振袖に並んでも見劣りしないくらいの柄つきのもの、と考えればよろしいかと思います。 ただし、最近流行の大正モダン風の大柄のものは、年配の方にとっては格が低いように見られますので、柄がたくさんついていても大柄のものはふさわしくないと思います。 着物の場合、ほかの着物姿のかたと並んだときに、その着物の格がわかってしまいます。 振袖のお嬢さんと並んで恥ずかしいような気がするものなら、着ないでおくのが無難です。 無地や付け下げは、柄はあまりないので振袖と並ぶと見劣りするような気がしますが、格は準礼装の着物と認識されていますので、柄つきを気にする必要はありません。 小紋を準礼装として使う場合、帯は金銀の多いものは使えません。格調のある柄の袋帯で金銀の控えめなものを使います。伊達衿は使っても構わないと思いますが、普通は小紋に伊達衿は使いません。 (私の感覚では、ポロシャツに蝶ネクタイ、のようなちぐはぐな感じがします。ポロシャツには、清潔感あるポロシャツの着方のほうが似合うのではないでしょうか) 足袋、半襟は白(半襟は刺繍はあってもいいと思いますが、色柄のついているのもは避けたほうがいいと思います)、小物は白でなくても構いませんが、帯揚げは白っぽいもの(濃い色のものは控えたほうがいいと思います)帯締めは平組みのものを使われるといいと思います。
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- chibuchibu
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はじめまして。 着物の格に関してですが、結婚披露宴のような場所ならやはり紋付色無地以上がよいと思います。 ちなみに結婚披露宴に向く小紋というのは総柄、吉祥柄のおめでたいもので、訪問着や振袖のように見えるもの(ただし絵羽模様でないもの)、小袖のような着物を指すようです。 それと、取り外しのできる紋でシールのようなものがあるらしいですが、何度も貼ったりはがしたりすると生地を痛めるおそれがあると聞きました。 盛夏の結婚披露宴に関してですが、最近は黒留袖などをレンタルで着られる親族が多いことなどから、絽や紗の礼装を持っておられる方、実際に着られる方は少ないです。ですので、親族のレンタル黒留袖は袷のものが大部分ですので、その他の参列者が袷の着物で参列するのは構わないと思います。振袖など、夏物の振袖を持っている人はほぼいらっしゃらないと思いますが、独身の若い女性は盛夏でも振袖で参列してもおかしいと思われないのと同じだと思います。 その場合、着物が袷ですから小物も袷用の冬物を使います。 6月で仮に単をお召しになるなら、帯・小物は夏物になりますが、袷に夏物はあわせません。 草履に関しては、例えば男性が足が疲れるからといって、タキシードにスニーカーを合わせないのと同じように考えられてはいかがでしょうか。 スーツには革靴、のように、礼装には礼装用のバッグと草履を合わせないと、TPOに合っていておしゃれ、とはいえないと思います。 ですが、礼装用の草履は慣れないと足に負担がかかる場合もあります。(ちなみに、私はサイズをしっかり合わせれば、市販の草履&バッグセットの礼装用の草履で足が痛くなったりすることはありません。また、履く前に鼻緒をよくしごいて柔らかくしておくことも重要かと思います) また、礼装用のバッグには、ほとんど何も入りません。 盛夏ということで、袷で移動するのも暑くて大変でしょうから、式場で(あるいは式場まで車などで移動できる範囲内で)着替えをなさることをおすすめします。それでしたら、着替えてから長時間歩くこともないので、礼装用の草履でも負担は軽いと思います。バッグに関しては荷物を入れるバッグと、式典に持っておくバッグを分けておかれると(大小ふたつのバッグを持つ。大きいバッグに化粧品などと礼装用のバッグを入れて持ち歩きます。式の間は大きいバッグはクロークに預けて、小さい礼装用のバッグを手に持っておきます)よろしいかと思います。 以上、参考にしていただけましたら幸いです。
お礼
chibuchibuさんアドバイスありがとうございました。 >結婚披露宴に向く小紋というのは総柄、吉祥柄のおめでたいもので、訪問着や振袖のように見えるもの(ただし絵羽模様でないもの)、小袖のような着物を指すようです。 総柄で松や目出たそうな鳥(←無知でスミマセン)が所々に入った小紋を持っています。写真が載せられなくて残念ですが大丈夫そうでしょうか? 小紋を礼服として使う場合、ホテルウエディングはOKでしょうか?また、伊達襟と格は関係無さそうなのですが、帯や小物等に金銀を使う事で格をあげるだけで良いのでしょうか? また、「訪問着に見える小紋」とはどういう物でしょう?小紋は全体、訪問着は袖と裾に柄が入ってますよね?よろしければ教えて下さい。 小物の素材は季節でなく着物に合わせると良いのですね。勉強になりました。 草履はやはり駄目そうですね。普段履いて柔らかくしてみたり、鼻緒をしごく等やってはいるのですが…痛い(泣)。 友人から「変な形」と指摘される位変な形の足なんです(苦笑)。赤ちゃんのようにプクプクしてる感じ。 恥をかく前にあつらえも検討してみます。 ありがとうございました!
こんにちは。 もう、回答が出ている件は、書きませんが、草履の件だけ書きます。 その草履は、ウレタンの草履ですね。 底だけでなく、土台全体が黒いウレタンでできてますよね。 私も持ってますよ。安いし、やわらかくて履きやすいので普段着で歩き回るときは、すごく良いですね。 でも、礼装には、やめたほうが絶対良いです。 まず、礼装の草履についてですが、確かにオークションでは、エナメルの礼装用の草履が多いですが、佐賀錦などの布製もあります。どちらかというと、そちらのほうが正式ですし、お値段も高いです。オークションで売っている金銀のエナメルの草履バックセットというのは、初めて買う礼装用セットな感じのもので…まあ、初心者向きですね。 布製は、カビや汚れに気を使うので、エナメルのほうが人気があるのでしょう。 ウレタン草履は、鼻緒は布地で問題ありませんし、足を載せる部分は白やピンクなどなどいろいろですが、決定的に違うのは、横からみた部分です。横から見ると、底と同じ黒ではありませんか? ウレタン以外のきちんとした草履は、横の部分もエナメルや布が巻いてあります。 礼装なら、3枚の台で、上下が同じ柄で真ん中が違う柄が多いです。 そして、礼装の台(ヒール)の高いです。一般的に横から見て、2枚が普段からせいぜい準礼装、3枚4枚が礼装用です。 底は、見えなくても横は丸見えです。 横からみて、台の高いもの、枚数の多いものにしてください。
お礼
hokkepokkeさんご回答ありがとうございました。 なるほど。横から見た造りを重視すべきなんですね! 佐賀錦の草履を検索してみたら確かにどれも3段になっていて真ん中が着物生地のようになっていました。 ただ…こういう草履は痛いんですよね(泣) 自分サイズにあつらえて貰うような高価な草履に合う着物は持ってませんし…。 参考にさせて頂きます。 ありがとうございました!
1と同じく続けて書き込みさせて頂きます。 ・色無地を普段着と準礼装に 取り外しの出来る紋については他の方の回答や呉服屋さんの意見を参考にしてください。 ただ背中一つ紋であれば、羽織を着てしまえば隠れてしまうので、普段着としても着られますよね… ・6月からは単ですが、 あまり単と袷の季節感がなくなってきているようです。 以前母は6月の結婚式で、専門家のはずの式場の着付けの人から「会場は冷房が効いてますから袷で大丈夫ですよ」と言われたこともあるそうです。 初旬だったり、また暑くない日なら構わないと思いますが、あくまで着る人の美意識の問題になるようです… ・夏や単の季節に絽、紗以外の 全然構わないのではないか、とのこと。 ・草履 正式の草履でも鼻緒は布製ですので、布の草履は全然かまわないと思うのですが、ゴム製、というのが良くわかりません…。底、というのは草履の裏でなくて、足袋が触れる面のことでしょうか…どのようなものか判らないので、この点はお答えできないです。ごめんなさい…
お礼
SEIUCHIさん、SEIUCHIさんのお母様、1に続きアドバイスありがとうございました。 私は呉服店の強引なセールスが苦手で、着物関係の物はネットオークションで買った物か頂き物ばかりなのですが、草履をネットで探してみると、「礼装用」とされる草履は、細い鼻緒で、皮革かエナメルの金、銀、淡い色ばかりで布製は見かけませんでした。ただ、私の言っている「布製」というのは、ちりめん風(?)の鼻緒に綿が入ったようなカジュアルっぽい草履なんです (http://store.yahoo.co.jp/kimonoyasan/000-0786.html こんな感じでもっと地味な物)。 上からしか見えないし、鼻緒が白に近い色なら綿が入ってても、裏がゴム製でも良いかしら…と思いまして。 御面倒でなければお返事よろしくお願い致します。
補足
草履について 言い間違えてますね…スミマセン。 「草履の裏」(草履が地面に接する所)の事です。
お礼
再度アドバイスありがとうございます。 >とにかく「びっしりと」柄がついていて、 そのような小紋はきっと見た事がないですね…。そんなのあるんですねー。 すごく丁寧に書いて頂いたのでなんとなく想像できました。 ていう事は小紋は江戸小紋か、そのような特殊な凝った小紋しか礼装にはならないということですね? しかも晴れの場なのに金銀控えめとは…「礼装だから金銀あればオッケーッ」という訳にはいかないのですね(笑)む、難しい…。 そういう事(細かいTPO)ってどこで勉強されたのでしょうか?やはり経験ですか? 着物のTPOは多すぎて覚えられないので本屋に行く度、参考になる本を探すんですが、どれもネットで探せばすぐ解るような基本的な知識しか載っておらず、いい本は見つかりません。 初耳な事ばかりで非常に勉強になりました。 これからも着物の事で質問する際は是非またご教授下さい。 ありがとうございました!