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食品のソースの全国シェアについて
イカリソースの問題を機に、ソース(食品)の、全国、もしくは、各都道府県別におけるメーカーのシェアについて知りたくなりました。各メーカー名で、統計ページでと、色々と調べて見たのですが、わかりません。ご存知の方がいらっしゃったら、教えて下さいませんか?
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イカリの事件で同じようなことを探してたんですが見つかりませんでした。 ただこういうものを見つけましたので。以下引用です。 「こんにちは、オリバーの段林です。中濃ソースについて、質問でしたがソース全般についてお答えしたいと思います。 ソースは、醤油とちがって現在でも非常に地域差のある調味料で、メーカーも地元を中心にシェアーの高いエリアとそうでないエリアがはっきりと分かれています。関東以北は、ブルドッグ(東京本社)、中部・東海はカゴメ(名古屋本社)とコーミ(三重県)、関西はイカリ(大阪本社)、オリバー(神戸本社)とカゴメ・オタフク、中国地方はオタフク(広島本社)ばかりで、四国・九州はオタフク・カゴメ・イカリ中心となっています。唯一広島のオタフクソースが、広島風お好み焼きのブームに乗って全国展開しつつある状況です。 売れ筋のソースも、関東では中濃ソースですが、中部ではウスターソース(塩分の高い「こいくちウスター」という商品が中部限定でカゴメ・コーミから発売されている)、関西はとんかつ、ウスター、お好み焼きソースを用途別に使い分けている、中国地方ではお好みソースで何でも済ませてしまう等、地域差がはっきりと分かれています。中濃ソースが売れているのは、関東以北で、東海より西では中濃ソースはほとんど売れません。 1世帯あたりの消費量も、関西と広島が全国のトップで、年2.5~2.8L/世帯に対し、関東など平均値は、年1.6L/世帯です。少ないのは東北・沖縄などで平均以下の消費量です。味についても、地域によって差があり、香辛料や酸味のきいた関東に対し、塩味のきいた中部、甘口中心でだしのきいた関西と、甘口の中国地方となっています。 ソースメーカー数は、全国のソース工業会加盟が約130社で、未加盟の小さいメーカーも入れると200数十社あるといわれていますが、おそらく兵庫県が12社で最もメーカー数の多い県だと思います。 ここからは、オリバーソースについてお知らせします。(よけいなお世話かも?)もともと、ソースはイギリスのウスター市で考えられたといわれており、幕末から明治の頃日本に伝来したといわれています。ウスターソースと呼ばれる所以です。日本で初めて「とんかつソース」を開発・発売したのがオリバーソース(その頃は、とんかつソースはオリバーの登録商標でした)で、昭和23年のことです(中濃はもっと後に、ウスターととんかつの中間としてできました)。ドロッとしたとんかつソースを発売したオリバーは、瓶からソースが出にくいという苦情が多く昭和34年に、他社に先駆けてプラスティック容器に詰めたソースを発売しました。酸度が低く甘口のお好み焼ソースを家庭用として発売したのもオリバーが最初です。最近では、オリバーといえば「どろソース」が有名になりました。これからも、関東在住の関西人の頑張りを期待しています。」