• 締切済み

ヒッチコックの映画

ヒッチコックの映画の中で、 ドゥルーズやベルクソンの考え方(前者は「映像=時間」等、後者は記憶や持続のあり方など)が見られるような作品、シーンがあると思うのですが、どこか具体的に分かれば教えて下さい!

みんなの回答

  • 3-4x1089
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.4

バルカン超特急もそういった要素があると思います。チェックしてみてください。

  • ismael
  • ベストアンサー率33% (228/687)
回答No.3

『めまい』のジェームズ・スチュワートとキム・ノバクが最初に出会うレストラン、『北北西に進路を取れ』のトウモロコシ畑での襲撃、『裏窓』のスチュワートとグレース・ケリーのキスシーンなどなど。 丹生谷貴志、前田英樹などの著作をご参考願います。 もちろん原典2冊もチェックしてみては? なお『ヒッチコック・トリュフォー』は、ドゥルーズの著作の出版よりかなり前ですから直接的な言及は不可能です。

  • kazewind
  • ベストアンサー率41% (7/17)
回答No.2

先ほど回答したものですが、あの後調べるうちに、 下記のURLに、ヒチコックの恐喝という映画についての以下の文があったのを発見しました。何か参考になりそうな感じですが、よく分かりません。 『恐喝』は、もともとサイレントとして企画されたが、トーキーとして全面的に計画が変更された。しかしながら当時、イギリス全土においてトーキー対応の映画館が、映画館総数の約20パーセントを占めるに過ぎなかったことから、トーキー版完成の後、すぐにサイレント版も制作され、トーキーに対応していなかった映画館にはそのサイレント版が配給された。その結果、『恐喝』は、ヒッチコックのキャリアにおいて初のトーキー・フィルムとなるとともに、同じ物語内容にトーキー・サイレントの両版が存在するという極めて特殊な作品となるのである。  さて、先に完成したトーキー版においては、音を入れたことによって、モンタージュの使用が全体的に抑えられている。これに対して、後から完成したサイレント版においては、トーキー版でショットの変化が少なかった部分に、サイズ・アングルの変化をつけたショットが補われるなど、モンタージュを重視した変更がなされている。サイレント版は、ショットが補われたことからも分かるとおり、ショットの変化によって登場人物の見るものやそれに対する反応を観客に理解させることで、未来の展開に対する観客の想像を駆り立てるサスペンスとなっている。このような特徴は、ヒッチコックの他の作品のモンタージュにもしばしば見られるものである。これに対して、トーキー版では、登場人物の視線の行方やその反応を待たず、むしろショットの変化が少ないことを生かしている。つまり、次にショットが変化するまでの間、音の変化によって、観客自身の中の、物語の過去の展開についての記憶や未来の展開への期待により直接的に訴えかけるようなサスペンスとなっているのである。本報告では、このようなサイレント版とトーキー版のサスペンス表現の質の相違を比較しながら、トーキー版における音と映像のダイナミズムの特徴を、いくつかの具体的なシーンに基づいて分析した。紙数に限りがあるので、ひとつだけ挙げると、例えば、トーキー版においては、ヒロインの家を訪れた客の話し声の中の「ナイフ」という言葉、その言葉だけが際立って響き、繰り返されるたびにテンポが加速しボリュームが増大するという演出が採用される。このような「ナイフ」の声は、ナイフによって人を刺殺したことを隠しているヒロインの罪悪感を示すとともに、パンナイフとそれに伸ばされるヒロインの手のショットに重ねられることで、そのパンナイフの行方を観客に想像させる(「ナイフ」のボリュームが最大になったと同時にヒロインはパンナイフを落としてしまう)。これに対して、サイレント版では、「ナイフ」について話す客の台詞の字幕の後、ショットサイズ・アングルの変化やヒロインの視線のショットを使って、ヒロインと彼女の視線の対象であるパンナイフとを関係付けるとともに、部屋のドアがドアベルとともに開くというショットが新たに挿入され、ヒロインがドアベルに驚いてパンナイフを落とすという演出に変更されている。つまり、サイレント版と比較すると、トーキー版は、音のテンポ・ボリュームの変化を利用することによって、登場人物の視線の行方や反応への理解より先に、観客をパンナイフのショットに集中させその行方をより直接的に想起させるようなサスペンスとなっているのである。

参考URL:
http://www.hmn.bun.kyoto-u.ac.jp/pasta/newsletter09.html
  • kazewind
  • ベストアンサー率41% (7/17)
回答No.1

トリュフォーがヒチコックにインタビューした「定本 映画術―ヒッチコック・トリュフォー」の中には、書かれていませんか?トリュフォーは、映画以外の書籍に対しても造詣が深く、彼らの会話の中に出てきそうな内容ですが。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794958188/qid=1116893837/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-5449781-3731515

関連するQ&A