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MSCBの引受会社
はじめて質問させて頂きます。 よろしくお願いします。 通常、引受業務とは、債券の引受会社となった証券会社は、債券をいったん買い取り、広く投資家へ販売することだと認識していますが、MSCBの場合、引受会社は、投資家に販売するのでなく、自分の証券会社のものにすることが多いようです。MSCBの場合、引受会社は、投資家に販売するというようなことは、一切しないのでしょうか??投資家に販売することは、可能なのでしょうか??
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回答No.1
そもそもMSCBは、信用力に問題のある企業ができるだけ低コストでできるだけ短期間のうちに資金を調達したい場合に行う禁じ手のような資金調達法です。 公募(法律では50件以上の投資家に勧誘することを公募という)によって社債の販売を行うと、格付けの取得が必要になる、目論見書を作らなければならない等、発行コスト(資金を調達するコスト)が高くなったり、時間がかかったりします。また、信用力に問題のある企業の社債を一般投資家に販売するのは、証券会社のモラルに反するとも思われます。 ですから、一般投資家への販売は可能ではありますが、それでは意味がないので証券会社が自己で受けることになります。機関投資家など、リスクを理解できる第三者への転売はありますが、一般投資家向けに募集することはありません。 また、空売りとあわせることにより、ほぼノーリスクで利益が上がる商品であるため、引受会社もむしろ自己で受けたい商品なのです。逆に言えば、空売りのできない投資家が買っても、信用リスクばかり大きく旨みはありません。