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非小細胞肺癌の4期患者における1stラインのレジメンについて
- 非小細胞肺癌の4期患者における1stラインのレジメンについて知りたいです。肺癌学会のガイドラインでは、ドセタキセル+CDDP、GEM+CDDPorCBDCA、パクリタキセル+CBDCAが記載されています。
- 私の個人的な意見としては、4期の場合は延命とQOLを重視することが重要です。したがって、入院強制や副作用の面での懸念があるため、CDDPは少し否定的な考えになります。また、GEM+CBDCAは血小板の副作用が重複するため、プラチナ製剤のLOW DOSEのCBDCAが避けられません。結果的に、パクリタキセル+CBDCAのレジメンが最善の選択であると考えています。
- イレッサを1stラインに使用することについては、まったくエビデンスがありません。また、メタアナリシスの発表に疑問を抱いています。患者の背景や投与量が明確ではない場合、指標としてのみ考慮されている可能性があります。さらに、スタディの管理者の信頼性も不明です。FULL PAPERが公開されている場合は別ですが、公開されていない限りは信頼性に疑問が残ります。
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再度、お返事です。現在わたしはアメリカ東海岸在住です。 >私はどうも日本よりアメリカよりなのでしょう。 ●アメリカ偏重の結果は注意された方がいいかと思います。全く医療システムが違う上に、体のつくりが違いすぎます。アメリカのデータだからと言ってありがたがるのは問題です。 ●neutroさんのご意見は、現場で臨床をする身としては余裕がない印象を受けます。スタッフでいたら、知識は重宝しますが、多くの人間がいて、多くの考え方があるのですから、それを受け入れなくてはいけません。 >米国税金で運営されているどの製薬会社も関与できないような腫瘍研究グループがメタアナリシスのデータを持ってきたら私は素直に受け入れると思います。 ●データ、データとおっしゃいますが、その一つ一つがまさに人の命が積み重なったものです。それこそデータ偏重の医療の悪い面ではないでしょうか。 ご参考になりましたら幸いです。
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- juns777
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てっきり医療関係者だと思っておりました。大変よく勉強されていると思います。 しかしすみませんが、おっしゃりたいことが良くわかりません。何がご希望でしょう?「パクリタキセル+CBDCA」だけが正しい治療だと言われたいのでしょうか? 私が言いたいのは、 1.「肺癌学会ガイドライン」は2004年に改訂され、メタアナライシスを基にした新しい情報です。 2.「非小細胞肺癌」4期の場合、「ガイドライン」には推奨グレードAの組み合わせはいくつかあります。その一つに「パクリタキセル+CBDCA」があります。 3.唯一の治療を決めるにはまだ到っていません。 と言うことだけです。 「パクリタキセル+CBDCA」はとても良い組み合わせだと思います。それ以上(これが唯一無二の治療法だ)などとは私は言えせん。印象はありますが、それをこえるエビデンスがありません。結局「肺癌学会ガイドライン」には反対なのでしょうか? 患者様の生死が懸かっている治療内容を、肺癌でなく卵巣腫瘍の2人の友人の治療の印象と、オンコロジストの茶飲み友達のお話から一元的に決め付けるのは私はいいこととは思いません。 また、これほどの化学療法に対する知識は何のためのものなのでしょうか?知的な好奇心でしょうか。医師でも医療関係者でもないようですが。いろいろな考えの患者様がいるのと同様、いろいろな考えの医療関係者がいます。phase IIIをやっている病院もあれば、ガイドラインどおりの治療を行っているところもあります。それなのに、化学療法を知識だけで知っている方があたかも別に正解があるかのような書き方はなさらない方がいいのではないですか?と言っているのです。 唯一の治療をお決めになりたいのでしたら、肺癌学会ガイドライン作成委員会にご相談になったらいかがでしょうか。ただ2002のASCO(米国腫瘍学会、フロリダでしたね)を持ち出すまでもなく、パクリタキセル+CBDCAだけが「非小細胞肺癌」4期の推奨グレードAになることが現時点でおきるとは思えませんが。 ●話の流れをまとめてみました。 2004年10月「肺癌学会ガイドライン」改訂 パクリタキセル+CBDCAを含む複数のレジメンを推奨グレードAとしている。 ↓ neutroさんはパクリタキセル+CBDCAを強く推奨 ↓ 私:「それも推奨グレードAの一つですね。でも決め付けない方がいいですよ」 ↓ neutroさん:「ECOG、SWOGのリファレンスアームは未だにパクリタキセル+CBDCAなんですよ」 ↓ 私:「では2004年10月に改訂されたばかりの肺癌学会ガイドラインは不十分ですか?」 著名なオンコロジストの方がお知り合いでしたら、私ではなく、その方にまずはお聞きになってはどうでしょうか。「肺癌学会ガイドラインは納得できません」と。
お礼
何回も回答ありがとうございます。 最終的にはjuns777さんの意見が全くの正解である。ガイドライン推奨Aですので推奨Aのレジメンはどれも正しくパクリタキセル+CBDCAのみが正しいとは言い切れないと分かっているのですが......... 結局「肺癌学会ガイドライン」には反対している自分がいます。こう言い切ってしまうと質問自体が一方的なものになり質問になりませんね。 もし自分が、夫が、両親がLKになったとしたら何を選択するだろうか?と考えるとどうしてもステージが何であれアジュバントであれ、延命であれ残りの人生を入院せづ外来でできる治療をさせたく上記のレジメンを推奨したいのです。 他の抗がん剤と違い少量を何回かに分けて投与でき血液、非血液毒性も極端に減るレジメンを望みたいです。 ガイドラインは効果という点を重視しているのではないか?副作用にあまり言及していないのではないか?としばしば思います。GEM+CBDCAがいい例です。理由は先の回答で記載しました。 ECOG1594というスタディではGEM+CBDCAは死亡率が多くこのレジメンは中止となりました。私はどうも日本よりアメリカよりなのでしょう。 メタアナリシスの結果は重要ですが、それらを全て受け入れられないのは先の回答にも記載いたしました。付け加えておくと、欧州の学会(名前度忘れました)で発表されたひとつの演題は(確か婦人科腫瘍)製薬会社がスポンサーで全く持ってしらけた内容でした。 ECOGやSWOGなどの米国税金で運営されているどの製薬会社も関与できないような腫瘍研究グループがメタアナリシスのデータを持ってきたら私は素直に受け入れると思います。 かかりつけの先生は著名ではありません。勉強熱心でASCOはもちろんのこと色々な学会に出席されています。私の持論を述べるとにやにや笑いながら最終的にはjuns777さんのような回答が帰ってきます。
- juns777
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●お答えするかどうか迷ったのですが…。やはりお答えしておいた方がいいのでしょうか?回答は参考程度にしておいてください。お気に召さなければ無視してください。 >勉学のために教えて欲しいです。学生ではありません。主婦です。 ●非常に専門用語が多く、質問内容が「主婦」のレヴェルを超えております。医療関係者に準じてあくまで「個人的な意見を」述べたいと思います。 >仮に「非小細胞肺癌」4期の患者に1stラインにどのようなレジメンを推奨しますか?腹水貯留はなしとします。 ●化学療法が可能なM1、つまり転移がある症例ということですね。どこかに癌が飛んでいる場合、「非小細胞肺癌」4期では根治性がないことを前提にお話させていただきます。さらに全身状態が良好で化学療法可能として考えます。 >肺癌学会 ガイドラインでは ドセタキセル+CDDP、GEM(ゲムシタビン)+CDDPorCBDCA、パクリタキセル+CBDCA他ETC記載されています。 ●肺癌学会ガイドラインのとおりです。 >個人的には、4期という事でエンドポイントは延命とQOLを重視します。それゆえ入院強制、副作用の面でCDDPはちょっと否定気味です。GEM+CBDCAは血小板の副作用が重複しLKのKEY DRUGのプラチナ製剤(CBDCA)のLOW DOSEが間逃れない。結果パクリタキセル+CBDCAレジメンが一般的に最善ではないか思うのですが如何でしょうか? ●これらはいずれもガイドラインでは推奨グレードAです。 >イレッサを1STに持ってくるのは全くエビデンスがありません。それとメタアナリシスの発表は疑問に思います。それぞれの患者背景、DOSEが明確でなくあくまで指標程度にしか観ていません。また、スタディの管理者で聞いた事も無い人が羅列していればなおさらです。FULL PAPERが出ていたらその限りではありません。 ●「肺癌学会ガイドライン」自体がメタアナライシスの手法で作られ、neutroさんはそれを基準にお話されていると思います。そのためメタアナライシスを信用されない根拠がわかりません。 あと、肺癌学会がイレッサに対してもガイドラインを作成しております。全くエビデンスがない、と言い切るのはいかがでしょうか? 「ゲフィチニブ使用に関するガイドライン」 肺癌 45(1):巻頭, 2005 >やはりフェーズ2,3程度の且つ、著名なスタディ管理者の下の結果はエビデンスが高いと思います。 ●著名な先生でなければだめですか?では私の回答は無視してください。 >アドバイスお願いします。 ●アドバイス 結論として、ご質問には矛盾が混ざっております。質問が「ガイドライン」に基づいているのに、「ガイドライン」以上のエビデンスを求められています。 1.neutroさんのあげているレジメンは、すべて「肺癌学会ガイドライン」の推奨グレードAです。それ以上は各医師のご判断にお任せするといいのではないでしょうか。 2.その中でどれかを選ぶ、とすると何らかの方法でさらに比較しなくてはなりません。比較にはメタアナライシスが有効だと思います。メタアナライシスを否定されると、複数のスタディーを比較できません。「ガイドライン」そのものがメタアナライシスの手法で作られています。 3.有名な先生をご希望でしたら、その先生のご意見だけに従うのがいいのではないでしょうか?比較は必要ないと思います。「ガイドライン」も「エビデンス」も無視する結果になりますが。 「パクリタキセル+CBDCA」は非常にいい組み合わせだとおもいます。が、唯一の正しい選択ではないと思います。敢えて言わせていただければ、全身に癌が広がっている「非小細胞肺癌」4期の場合、化学療法自体が選択肢にならない場合すらあると思います。 「主婦」の方の「勉強」のための「架空の患者」に対する治療方針はなかなか難しいものです。「ガイドライン」自体が、推奨グレードAとして多くの薬剤の組み合わせを薦めており、それ以上の検討は個人の好みの要素だと思われます。「ガイドライン」は2004年に改訂されておりますので、かなり新しい情報だと思います。現時点で「ガイドライン」を超えるエビデンスをお持ちだとは思いません。 ご参考になりましたら幸いです。
お礼
主婦です。8年ほど前はMRしてました。癌に関しては無知だったのですが、Ovaryで友人2人苦しんでます。一人はCP?CEP療法、もう一人はパクリタキセル+CBDCA療法。家族ではないのでステージ、組織型などはわかりません。 ただ、友人を観ていると、明らかにCDDPを使用していない方がケモ中元気でした。その様な経緯から癌に興味を持ちまして、じゃあLK特に非小細胞肺癌治療はどうなのか興味を示しここ数年ASCOのデーターなど利用して勉強しているのです。 専門用語を多用したのは理解できる人に回答して欲しかったからです。 前置きが長くなりました。ちなみに私の情報ソースはNETと最近開業された間違いなく日本でも少ないオンコロジストのかかりつけ医で、ASCOのアブストラクトなどいつも借りてます。今では茶のみ友達です。 さて、ご回答は無視できるものではありません。質問内容が不十分でした。PS0で延命効果を狙ってケモ可能な症例という条件です。 ガイドラインでは、全てAとなってますが。現在LKで最も使用されているプラチナはCBDCAなんですよ。ガイドラインでCBDCAと組み合わせる事のできる薬剤はGEMとパクリタキセルのみです。 先に記載したとおりGEM+CBDCAはどうしても血小板減少がきつく出るのでどうしてもCBDCAをLOW DOSE AUC4位まで落とさないといけないし、パクリタキセルだとAUC6くらいまで持っていけます。 肺癌学会のガイドラインのみ持ち出しましたが、ASCOでは2002に最もメインであるオーラルセッションでCDDPの代役でCBDCAで可能であるとDrJeffrey Crawford(会長)が力説されております。 また、ECOG、SWOGのリファレンスアームは未だにパクリタキセル+CBDCAなんですよ。 メタアナリシスに関してはやはりFULLPAPERが出ないとなんとも信用できません。よくあることですがプロトコール違反症例も含まれているデータも良くありますし、以前もASCOで発表されたメタアナリシスのデータでこれは、確かOvaryだったと思いますが、プロトコールではCBDCA AUC6なのに、実際はAUC4の症例も含んでいたというデータもありました。
補足
お礼に疑問をもたれる内容を記載してしまいましたので訂正します。 ●私の情報ソースはNETと最近開業された間違いなく日本でも少ないオンコロジストのかかりつけ医 日本にはたくさんのオンコロジストがいます。ただ今住んでるところがあまりにも田舎なので、正確には、ここ田舎では稀なオンコロジストのかかりつけ医です。
お礼
そういえば今ASCO開催中ですね。行きたくとも暇がありません。 気分を損なわれるのを覚悟でお礼します。質問及びお礼自体CBDCAを編重している内容で他を一切受け付けない文面ですね。すみません。 私は素人で実際の医療に携わっていませんので、データを下に話をしている机上の論理かもしれません。パクリタキセル+CBDCAレジメンが一般的に最善ではないか?というのはその机上の論理の結果です。 また、たまたまASCOを持ち出しただけでアメリカのデータだからと言ってありがたがっているのではないのですが。 あと、 >データ、データとおっしゃいますが、その一つ一つがまさに人の命が積み重なったものです。それこそデータ偏重の医療の悪い面ではないでしょうか データの積み重ねがEBMにつながり、個人的にはあまり肯定的でない日本のガイドラインもデータの蓄積で作られたものだと思います。 これも机上の論理かもしれませんが、日本も包括化が進みケモも外来投与が普及しています。入院日数の制限もあります。その中で外来投与が可能なレジメンは何か? それはCDDPか?3Aでも3Bでも4期でもいいのですが、CDDPベースでハイドレーションで苦しみ、吐き気と戦いながら入院継続。方や外来投与で副作用も少なく残された人生を家庭で過ごしPSがよければ外出したり、仕事したりなどどちらがいいのか?これも机上の論理です。 今、LKにてガイドライン通り化学療法を受けている、受けさせている医師を全く否定しません。全く間違いないのですから。 たくさんの回答ありがとうございました。
補足
お礼で書き忘れたことがありましたので、補足利用します、この質問を立ち上げる以前から茶のみ友達に自論をのべてました。茶飲み友達曰く「パクリタキセル+CBDCA」はすばらしいレジメンだと言ってました。茶飲み友達のところでは、現在4例ほどLKがいるそうです。 ただ、詳しい内容は全く教えてもらえません。当たり前と言ったら当たり前です。守秘義務があるのですから。ただ、全てが「パクリタキセル+CBDCA」では無いそうです。理由は教えてくれず、勉強しなさいとのことです。 私は、その場でこう答えました。パクリタキセルの副作用、痺れが強く出る患者?アルコールが出来ない患者?患者が高齢で家族が入院を望んでる?紹介先のレジメンを引き続いてるのだろう。etc 茶飲み友達は一切回答をくれませんでした。にやにや笑ってまたおいでの一言でした。 じゃあ他のレジメンの短所と長所を教えてという問いにもにやにや。 結局、「パクリタキセル+CADCB」以外の長所を知りたいのですね。おやすみなさい