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カルミナ・ブラーナの名演CD?
どうもすいません。 この前、NHK教育で『カルミナ・ブラーナ』を初めてジックリ聞きまして、 これはCDを買うべきだと考えたのですが、恥ずかしながら声楽の方には全く暗く、 amazon で調べても、どれがよいやらサッパリで……。 そこで、皆さんの考える『カルミナ・ブラーナ』の名演を教えて戴きたく、キーボードを叩きました。 ちなみに私は、バーンスタインが好きなお祭り男です(参考に…ならないか)。 何かのついでにでも、お付き合い下さい。 よろしくお願い致します。
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いくつか私の知っている範囲でご紹介します。 全曲を通して聴くときに素晴らしいのはやはりヨッフム盤。それぞれの歌に、丁寧な表現がほどこされていて、とても見事。でも、録音が古いので、もっといい音で聴きたい!という欲求も生じます。で、ほかの盤も探してみるわけです。 ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団盤。 第1曲だけに関しては、サウンドのスゲー迫力でいうなら、これはお勧めです。なんでこんなに合唱が大迫力なんでしょうか。 小澤征爾指揮ベルリンフィル盤は、CDとビデオ(LD、DVD)で違っています。 キャストとしては、CD盤の方がいい感じがします。音質も、CDの方がよいです。ビデオ盤は第1曲、最終曲のテンポが速すぎて曲の流れがぶっつぶれている気がします。 ただ、ビデオ版は晋友会合唱団(アマチュア)の相当な活躍と小澤の指揮の見た目の面白さを楽しむことができます。「大僧正様」のときの小澤の「あっち行け!」風の指揮は面白いですよ。あんな指揮ありなんだねー、と思います。 メータ指揮ロンドン交響楽団盤は、カウンターテノールのヨッヘン・コワルスキーのソロ(白鳥が食われちゃう歌)が聞き物です。パート名が「アルト」となっているのが信じられません。 終わり2曲のサウンドが燃焼しつつもあやしげで個人的には好きです。 「イギリスの女王様と寝たい!」という歌をイギリス人のオケと合唱がやっているというだけでもすごいと思います。 レヴァイン盤は、サウンドが「スタジオ録音か?」というような広がりのなさを感じます。デュトワ盤は落ち着きすぎて面白みにかける気がいたします。
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- geneticist12
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大きく分けて、中世ドイツ的な雰囲気を重視するか、現代的で華麗なオーケストレーションを楽しむかで、選択が違ってくると思います。 前者の代表は、皆さん挙げているヨッフムですね。ごつごつしていて、ドイツ語の発音も古めかしい感じで、雰囲気は抜群です。たしか、作曲者監修のもとで演奏されたものではなかったかしら。ほかには、ケーゲルの演奏が、ほの暗い情念を感じる、ドイツっぽい演奏だと思います。 最近の演奏は、みんな後者に当たると思います。私はムーティとかシャイーのがいいと思いますが、どうせこの路線で選ぶなら、もっと新しい録音のほうがいいでしょう。件のラトルの演奏は、最近の中では出色だと思います。 バーンスタインが入れていたら、面白い演奏になったと思いますが、かれはオルフが嫌いでしたから(裏卍がらみで)。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 >大きく分けて、中世ドイツ的な雰囲気を重視するか、現代的で華麗なオーケストレーションを楽しむかで、 >選択が違ってくると思います。 そういう点は、全く考えていませんでした。目からウロコです! これは、ますます聴き比べなければなりませんね。 (とすると、ますます財布が……) 的を射たアドバイス、ありがとうございました。
補足
#7さんの補足欄をお借りして、皆さんにお礼を申し上げます。 皆さんの的確なアドバイス、本当に助かりました。 本当は皆さんにポイントを差し上げたいのですが、ここのルールにのっとって、 ◆20pt=何枚ものCDをご紹介の上、わかりやすく解説して下さった#6さん ◆10pt=表現の仕方によって選ぶものが違って来るとアドバイスを下さった#7さん 以上のように決定させて戴きました。 ポイントを差し上げられなかった皆さん、本当にごめんなさい。 これを機会に、声楽曲も積極的に聴いて行こうと思っています。 また皆さんのお手を煩わせることがあるかもしれませんが、そのときは、またよろしくお願い致します。 本当にありがとうございました。
- pyon1956
- ベストアンサー率35% (484/1350)
定番のヨッフムが出ているので他に私の持っているので・・・・ プレヴィン/ウィーン・フィル 個人的にはヨッフムよりお気に入り。特に合唱がイイ。 プレヴィンはロンドン(だったと思う)を振った盤もありますがこっちのほうが歌が上。 マイケル・ティルソン・トーマス/クリーブランド 元気はいいがなんか軽い。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 >個人的にはヨッフムよりお気に入り。特に合唱がイイ。 >プレヴィンはロンドン(だったと思う)を振った盤もありますがこっちのほうが歌が上。 #3さんもおっしゃっていますが、やはりこの曲では、合唱やソリストが重要なんですね。 とすると、プレヴィン&ウィーン・フィルも、聴いてみたくなります(って、ヤバい。財布が……)。 わかりやすい体験談、ありがとうございました。
- dido
- ベストアンサー率24% (157/641)
バーンスタインがお好きでしたら、やはり小澤征爾版がよろしいのでは? NHKのラトル,私も聴きました。音楽は素晴らしかったのですが、バリトンが少々力みすぎていたような気が... 私の愛聴版はEMICLASSICSから出ているMichel Plasson指揮のものです。ナタリー・デセイ(ソプラノ),トーマス・ハンプソン(バリトン),ジェラール・レーヌ(アルト)~普通テノールで歌われますが、ここではカウンターテノールのレーヌが歌っていて、これが最高!)^o^( と、歌手も一流どころがそろっています。ただ、これは既に廃盤になっているので手に入りにくいかもしれませんが。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 確かに小澤征爾、好きです(^^♪ 晋友会の合唱も評価されているようですし、ちょっと食指を動かされました。 あと、プラッソンの演奏、やっぱり簡単には見つかりませんね。ちょっと哀しいです(T_T) 気になる情報、ありがとうございました。
- Ta595
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こんにちは。 個人的お薦め版ですが,結局のところヨッフム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団ですね。決定盤と呼ばれるだけのことはあると思います。 それ以外には,ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団のものが私は気に入っています。 カルミナ・ブラーナというと,冒頭や終曲(って同じ曲ですね^^;)などに見られる音響効果に目が(耳が)いきがちですが,明暗・清濁すべてが同居したスケールの大きさこそがこの曲の魅力ではないかな,と思います。私はオーケストラよりも合唱と歌手ソリスト陣の表現力の方が重要だと思っています。このあたりを,多少のデフォルメもしながら積極的に表現しようとしているのが,上述した2つの演奏ではないかなと思い,推薦させていただきました。 しかし,録音としては最新ではありませんので,オーディオ的快感はあまりないかもしれません。そこまで含めて比較的バランスがよいのが質問者さんもおっしゃるラトル指揮ベルリンフィルでしょうか。これは2004年のジルヴェスターコンサート(大晦日のコンサート)のライブ録音ですね。 あくまで私の主観ということですので,その辺りはご了承ください。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 質問にも記しました通り、声楽曲には全く疎いため、 >私はオーケストラよりも合唱と歌手ソリスト陣の表現力の方が重要だと思っています。 のような情報は、とても助かります。 ラトルの演奏も、ずいぶん評判がいいようですね。 (ケーゲルのCDは、今のところ発見できていません。さらに調べてみようと思います) 貴重なアドバイス、ありがとうございました。
- niniro
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私も先日の番組を見ました。確か、ラトルの指揮でしたよね、あれも名演でした。 で、おすすめのCDですが私が持っているのは ヨッフム指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団のものです。 私はオルフがドイツの作曲家ということでこれを買ったのですが、やはりよかったですよ。#1さんも薦めてますが私もヨッフムがお勧めです。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 やっぱりヨッフムですか。 作曲家のお墨付きアリというからには、一聴すべき作品の一つなのでしょうね。 参考になりました。ありがとうございました。
レコ芸だとヨッフム。DG。OIBP化。1967年録音。 が圧倒的に一位だったような気が。忘れましたけど。 参考URLの「VOCAL」のカテゴリにオルフのカルミナのディスクが紹介されています。ここでもヨッフムが決定盤ですね。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 amazon でもヨッフムがダントツだったので(実際はどうなのかな?)と思ったのですが、 参考URLを見ると、すごそうですね。 わかりやすい情報、ありがとうございました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 すごい! とても参考になります! やっぱり、それぞれに聴き所(見所)があるんですね~。 小澤の「あっち行け!」も見てみたいし、メータ盤のカウンターテノールも聴いてみたいし…… (#4さんご紹介のCDが見つからない分、よけいにそそられる) 懇切丁寧なアドバイス、ありがとうございました。