曖昧な概念なのは確かだと思います。曖昧というより、「非常に微妙かつ感覚的なニュアンスに成立するかどうかが左右される」って感じでしょうか・・。上手く言えないの(^^;すみません。
「求愛」「口説き」で、「セクハラに該当する」というケース「も」あると思います。でも、それだけでセクハラという言葉を捉えちゃうのは、狭義にハマリすぎではないでしょうか?ちょっと、なんか悪意(セクハラという言葉を女性のワガママと一蹴するような)を感じないでもないんですけど・・(^^;;;。
ふつーの正統な口説き・求愛なら、嫌いな相手だろうと、女性は拒否できるわけで。断ることができて、なおかつ「断ることでなんのデメリットも存在しない」なら女性も「セクハラ」とは言わないと思うんです。
問題は、その拒否を、男性が自分の権力や間接的な強制力を用いて、女性の拒否を認めない・無視する時に「セクハラ」と呼ぶのではないかと。
あと、求愛だとやっぱり、男性側も女性の意図を確かめようとすると思うんです。人類どんな部族でも人種でもどんな文化でも、まず、求愛の手順というのがあって、どんな文化でもその段階にあまり違いはないそうです。ちら見からはじまって、次におさわりの経過に入ります。それはお互いの意思を確認しあいながら、です。パーソナルサークルというものがあるからです。
その「求愛」の段階をちゃんと確認すると、「セクハラ」との明確な差が見えてくるんじゃないかと思います。「セクハラ」には相手の意思の確認がありません。自分の性的欲求を満たすためだけが目的で、嫌がっている相手の意思をまったく無視したり抑圧したりすることは、レイプと通じるものがあると思います。
それから、男性と女性、やっぱり性が違うと、性についての考え方とか価値観とか、違うと思うんですね。
私が「求愛された」と思ったときには、男性は(私は女です)その違いを、自分の希望とすり合わせながら、折り合いをつける地点をいっしょに考えようとしてくれました。
「セクハラされた」と思ったときには、ありませんでした。一方的に、ものすごく一方的に100パーセント欲望を押しつけられただけです。押しつけられただけなら、セクハラとは思いません。ただの勘違い男・暴力男とか・・いい言葉が思い浮かばないんだけど、ようすんにヘンタイです。
セクハラと思ったケースは、相手が「断りにくい雰囲気を利用している」「自分が私にとって断りにくい相手であることを理解していない」ケースです。
それから先に書いた、「求愛の段階」というのもすっ飛ばしていました。私以外の話ですけど、いきなりおさわりの段階に入ったり、恋愛関係にないのにホテルに連れ込もうと(しかも無言で)したり、性的関係に応じないと、圧力をかけてきたりします。それは「求愛」とは言わないと思います。
「脅迫」っていいませんか(笑。
セクハラが、男性→女性のもの、と思われているのは、やっぱり権力を持っていたり地位があったり、その場の支配力を握っているのが男性だったり、男性の方が縦で人間関係を考えたがることとか、相手の都合や気持ちを考えてふるまうということを女性みたいにしない、ナドナドあると思います。
「言われた相手の受けとり方で違う」というのは、女性の心はわからない男性の中には、「女性の気まぐれ」で片づける人もいますけど・・。「セクハラかそうでないか」というのは、「言った相手にもよる」というところもあると思います。
同じことを言っても、「いやらしい気持ちがある」かどうか、かなりわかるような気がします。(のつもりです。)男性はほんとうに、自分の都合よく女性の性をあれこれいいます・・ものすごく傷つきます。なんでかわからないんですけど。
(今まで私が出会った、「他の人が言うと批判を浴びることを言ってもセクハラといわれない人」というのは、女の人のことをよくわかっていて、ものすごく微妙なラインをちゃんと守ってくれる人でした。そのラインを守ってくれることで、「女という性をないがしろにしない」という意志が伝わってくるような気がしました。
だから、私も、その人がきわどいことを言っても笑っていられたんです。ちなみにバイト先の店長でした。
同時に、性的欲望の一方的な押しつけにならなくても、つまり「いやらしい気持ちがなくても」セクハラに該当するケースもあると思います。
これは、「女の性とはそういうもの」「男の性とはそういうもの」という決めつけのもと言われた発言で、その決めつけが、社会的な性差別を反映しているからだと思います。
ちょっとくだけた言葉を多用しすぎ長文なので読みづらいと思いますけど、主旨を酌んでくだされば、嬉しいです(^0^/。
お礼
前の方にも回答いただいたことなのですが、「地位立場を利用した脅迫的な交渉」という概念が、現実にはあるのでしょうが、この封建体制でもない世の中でどうして言われているのだろうと、どうしても疑問が残ります。定義はすっきりしますが、じゃあいまはそういう特権階級がいるのか、奴隷がいるのかとか。ですから、その法律(セクラハという言葉は法にはないのでしょうが)のように言う、それ自体がおかしいのじゃないかと思う節もあって。現実にはあると思います。上司教師は封建君主のミニチュアかもしれません。 で、要は人間性の問題なのですね。ご指摘の内容大変うれしく拝見しましたが、よくわかります。もう本当に常識だろって言うことなのですが、すごく大事なことを改めて認識できると思います。問題はセンスのあるやつ、気持ちの優しいやつ、魅力あるやつがいる一方で、必然的にそうでないやつがいる、それらが等しく情動にかまけて女性に迫るということから、いろいろ難しい問題が出てくるのでしょう。 そういう気遣いができること、私も成功もし失敗もしましたが、難しいんですよねーこれが。その時々は必死なんですが、そう悪意はないんですが、なんとも力過不足だった実力不足だったあるいは体調が悪すぎた環境が悪すぎたもうさまざまで。必ずしも女性の心をないがしろにする男を軽蔑するだけでなく、哀れみを持って見るということもありますね。