人前にでるといつものようなリラックスした状態でいろ、っていうほうが難しいですよね。
場数を踏むことも大切でしょうが、
このような方法を試してみてください↓
話をスピーチだと考えるのではなく,会話だと考える。経験の豊富なチャールズ・オズグッドは,「普段の話と変わるところはない。ただ,自分が一方的にしゃべるだけだ」と言います。聴衆という集団は,あなたの会話の相手です。時には,リラックスして,ほほえむのもよいかもしれません。話し方が会話調であればあるほど,リラックスすることができます。しかし内容や場所によっては,もっと改まった厳粛な,時には力強い語調で話さなければならない場合もあります。
聴衆は自分の味方であるということを忘れない。聴衆はあなたに緊張の色が見えても,たいてい気持ちを汲み取ってくれます。ですから,聴衆を友達とみなしましょう。聴衆はあなたがうまく話をすることを願っています。聴衆を自分の客と考え,自分は客を招待した主人と考えることです。聴衆があなたの気持ちを楽にさせるべきだと考えるのではなく,主人役を演じるあなたが聴衆の気持ちを楽にさせるのだ,と自分に言いきかせましょう。このように考え方を転換すれば,緊張を静めるのに役立ちます。
自分自身ではなく,話す事柄に注意を集中する。自分は電報を配達するだけの配達人だと考えてください。配達人はほとんど注意を引きません。受け取る側がほしいのは電報なのです。あなたが聴衆にメッセージを伝えている時も同じです。注目を浴びるのは主にメッセージであって,あなたではありません。そのメッセージに熱意をこめればこめるほど,自分のことを心配しなくなります。
話す前に食べ過ぎない。あるプロの演説家は,2時間の講演の前におなか一杯食事をした時のことを覚えています。彼はその時の講演について,「脳に行くはずの血液が,胃でステーキやジャガイモと格闘していた」と述べています。聴衆の前に立つ前の大食は大敵になりかねません。また,飲み物にも気をつけましょう。カフェインは神経を過敏にさせることがあり,アルコールは感覚を鈍らせます。