- ベストアンサー
大学教授への道
私は将来、大学に残って研究&教授職に就きたいと考えています。高校時代から、開発論の分野に興味があり、院進学も考えています。 大学教授になる道って、例えば同じエリートでも国家公務員とか弁護士とかと違って、すごくあやふやじゃないですか。 弁護士だったらこういう勉強してこうしろ、とかありますが、大学教授への道はそういう意味ではすごく謎です。 私の少ない知識では、 ・大学院で博士課程を修了すること ・英語と更にもう一カ国語ぐらいを不自由なく読解できる語学力があること ・専門分野に関して質の高い業績と論文を数多く残すこと などしか思いつきません。 他に大学生時代からどういうことを心がけておけばいいでしょうか。大学の先生に聞けばいいのかもしれませんが、自分の担当教官にずけずけと「先生はどんなふうにしてこの大学に着任したのですか」と聞くのが失礼な感じもして聞けません。 ちなみに私は国立大1年生、将来は開発社会学か国際政治の世界に進みたいと考えています。
- みんなの回答 (12)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
再度発言いたします。 一橋大学は、教師は分かりませんが、大学の教育制度じたいは非常に優れているように思います。その点、大学全体のバックアップは良い、と考えていいと思いますね。 ただ大学院の場合は、実は名前よりも、人(誰につくか)を重視すべきではないかと私は思っています。 つまり、東京大学だから絶対良いというわけではなく、やはりあなたの考え方や性格に沿う人を選ぶべきであるのです。 それはもちろん学問的愛称でもありますし、人間関係としても重要でしょう。 いい忘れましたが、絵所秀紀も有名です。開発経済学ならば、彼のものを必ず通らねばならないでしょう。『開発の政治経済学』がもっとも有名で、いまや欠かせない書物の1つです。 わたしの叔父がいっていましたが、「何事かを本気でやろうと思うなら、その一流の人の下でやるべきだ」というのがあります。この言葉は今のわたしに大きな影響を放っています。 もちろんこれだけでは単純すぎますが、人柄等は、ある程度ネットで調べられることも多いですよ。有名な先生でも個人に張り付いて・・・というわけにはいかないでしょうが、基本的には学生を助手にして使いまわすような人間ではないと信じます。意見を求めれば、答えてくれるという程度のことはするはずです。 西には、本山美彦(京都大学)などもいます。とりあえず、時間はあるはずようなので、彼らの本をじっくりと読むことをすすめます。 最近は、人間開発論へと関心がうつっているように思います。これはご存知でしょうかね、アマルティア・センというインド出身のノーベル経済学者の功績による潮流の影響です。開発論ならば、このものは避けられないでしょう。絵所秀紀編『アマルティア・センの世界』がよいと思います。ここには、それなりに開発経済学では名のある人々が名を連ねているので、一見の価値があると思います。これの延長線上に、西川潤の『人間回復の経済学』があります。 わたしのまわりの教授・助教授陣と話をしておりますと、やはり人間関係は決定的にキーになります。そういったことを考えると、一流の人につくだけでなく、そういった学会が活発なところを選ぶということも重要かもしれません。もちろん講師はふつうに募集をかけることがあります。ですが、わたしの聞いている範囲ではやはり、講師で当分努力しながら、人間関係をまもり、共同の仕事などを通して、業績をあげ、やがて助教授のお呼びがかかるというパターンが多いように思います。 先の発言についてですが、開発政治学でしたね。先の発言は国際政治学のものでした。もうしわけありません。
その他の回答 (11)
- mkyarol
- ベストアンサー率12% (4/33)
まず、みもふたもないことを言えば運が必要です。最近は、多くの大学で教授職は公募性になっていますし、これからも多くなっていくでしょう。ですので、自分が行きたいときに丁度募集があるかわかりません。特に、専門が細かいと人数枠が少ないですから。教授公募の条件は、年齢、学位、業績などです。業績は、いかに多くの論文を書いているかが重要になってきます。また、大学院を出ていることも必ずしも必要にはなりません。私の周りでも修士卒で大学教授になった人が複数います。 よって、ひとつの道としては、修士卒でも論文で学位をとり、関連業界で論文を多く書いて、教授職の公募があることを待つことです。 あとは、博士に行って行く方法ですが、かなりギャンブルになります。博士課程まで行けば、博士の学位はとりやすいですが一般的な就職は難しくなります。博士卒でも、その大学の学部にちょうど助手の席が空いてでもしない限り就職はできません。また、最近はどの国立大学でも定員は減っていますので、狭き門になりつつあります。ただ、後者の方が現在は主流です。 どちらにしても、大学一年生の頃ならば、自分の専門に限らず幅広い教養を身につけていることが大事ではないでしょうか。
- 1
- 2
お礼
ありがとうございます。 修士でも道はあるのですか? おととい自分の大学の助教授の先生には、博士課程は最低限修了しないと(博士号は必ずしも取れなくてもいいとか)、ムリよ、と言われました。 もう少し調べてみます。