30分かどうかは別として寿命が短くなるのは、グロー点灯方式の器具についての
話だと思います。
以降少し長くなりますが、説明を記入します。
蛍光灯に使われている蛍光管にはその両端にフィラメントがあり
このフィラメントを熱して熱電子を放出して反対側のフィラメントまで飛ばし
その途中の蛍光管の内壁に塗布してある蛍光物質に電子を当てることにより直接光に
変換するという原理で発光しています。
この発光方法が白熱電球との大きな違いですが、蛍光管両端に有るフィラメントは
白熱電球と原理的には同じもので、少なくとも点灯開始時には熱発光をします。
熱発光している時には、フィラメントに使われている金属がイオン化して
蛍光管内に漂い、電子の移動を阻害します蛍光物質に当たる電子が減り照度が落ちます。
又はイオン化した金属が還元して蛍光管内壁に付くことにより発光効率が下がります。
古くなった蛍光管の両端が黒くなるのはこの現象によるものです。
蛍光器具には、点灯方法の違いで3種類ありますが、
>点灯するたびに...
というのは、グロー点灯方式の蛍光灯のことです。
1. グロー点灯方式:点灯時にチカッ、チカッとする点灯管(グロー管)の付いているものです。
この方式は点灯開始時のみ両端のフィラメントに通電し点灯後はフィラメントを消すものです。
従ってフィラメントを熱する回数のが多いほど蛍光管の寿命は縮まります。
2.ラピットスタート方式:点灯管は無く常時フィラメントに通電しています。
当然、フィラメントのイオン化に対する対策はとられており、グロー方式同等の寿命です。
蛍光管が専用のものであり、グロー点灯方式と比べると瞬時に点灯します。
グロー管の交換の必要、が無いことと瞬時点灯が特徴と言えます。
3.インバータ点灯方式:1.2.が商用周波数(50又は60Hz)で点灯している事に
対して、器具内に発振器を備えており1000Hz以上で点灯させている
機器で、1.2.では不可能な調光(照度変更)が可能なことが特徴です。
通常、両端にフィラメントは有りません。
電球型蛍光管は.それ自身の中に発振器を内臓しており点灯方式としては
インバータ点灯方式と同等のものです。
お礼
みなさんくわしい説明ありがとうございました。 ひんぱんに点灯させると 短くなるみたいですね。 参考になりました。