まずどのくらい大変かってことですけど売れる曲を作れるバンドのギタリストとしてなら運の要素が大きいでしょう。(ある意味では相当難しい。)スタジオ系で言うと、あらゆるジャンルの音楽(特にジャズ系)に精通し、
初見弾きが得意。さらにはコードだけ書かれた譜面を渡されてリハーサル(練習)なしで曲にマッチしたプレイを一発でレコーディング。ということが普通は条件で後は多少運が良ければ・・・。(ただしこれらのことができる人はたくさんいるので業界で気に入られるためには個性や音の良さも重要!)
しかし今の時代求められる事はさらに多くてギターだけがどんなに素晴らしくても駄目だと言われています。具体的にはコンピューターが扱えるようでないと仕事になりません。そもそもコンピューターの登場でスタジオ系ギタリスト自体需要が減っています。あのバークリー音楽院出身のギタリストさえ職にありつけない人がいっぱいいます。
ギターだけでスタジオプロになれる時代は確実に終わったと言えます。(打ち込みだけで曲を作れるくらいは当たり前。MIDIやレコーディング機材の知識も重要)
しかしギター関係という意味ではギターテク(ギタリストの使うギターを管理調整する)やクラフトマン(ギターを作る職人)やリペアマン(ギターの改造、修理をする職人)という職種もあります。これらは技術を真面目に学んで鍛錬と経験を積めば需要はあります。ギターが好きな人には天職かもしれません。
またギターから少し離れますがエンジニア系(ミキシングやマスタリング、シンセのプログラミング等)の人はある意味最も音楽を理解していなければならない職業で専門的な知識とセンスと耳の良さが要求され、レコーディングで大活躍です。実際プロのプレイヤーより楽器が上手い人も驚く程たくさんいます。ギタリストよりは需要もあります。