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高齢化と少子化について。
高齢化と少子化の関わりについてなど、意見を聞かせてください。
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「高齢化」は、ある社会(コミュニティ)において「高齢者の比率が高くなる」ことを指します。一般に 高齢化社会‥‥人口の7%以上が65歳以上の高齢者である社会。 高齢社会‥‥人口の14%以上が65歳以上の高齢者である社会。 と言われています。日本は1995年に高齢社会に突入しています。 なお、「高齢化」の問題は、「長寿化」と「少子化」に分けることができます。 長寿化は医療技術の向上や社会の安定などによって寿命が延びることであり、少子化は出生率の低下によって結果として高齢者の比率が上がることになります。時代とともに、「多産多死」から、「多産少死」、「少産少死」へと変化し、少子化が進行しています。 長寿化は、政策でどうするものではありませんが、少子化は政策での対応が強く求められる問題です。 少子化問題とは、その名の通り生まれる子供の数が減少し、現在の人口を維持できないばかりか、経済、社会保障(特に年金問題)、労働市場などに大きな影響を与える深刻な問題となっています。 日本はすでに世界的にも経験のないスピードで少子化が進み、出生率は諸外国と比べても低すぎる水準に達しています。急激な少子化を回避し、人口の安定を図り、新しい社会システムを確立していくことが、今の日本の重要な課題だと考えます。 少子化の原因は、女性の高学歴化、晩婚化、住環境の問題などと言われていますが、育児と仕事の両立を可能とする条件を整えること、そして、介護や教育などを含めた安定した社会システムに移行することが早急に求められると思います。 少子化対策で日本の未来は変わると考えます。
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- nozomi500
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乱暴な計算をすれば、平均寿命が80歳になれば、65歳以上の人は15/80です。75歳で10/75ですから、このへんになると、「高齢社会」になるのはどうしようもないですね。 ひとつ、寿命が延びて高齢者が増えたのに伴って、高齢者の労働力というのも増えています。農業人口など、高齢者が支えているといってもいいでしょう。単に、年寄が増えて大変だ、とばかりではない。 少子化についていえば、そもそも、 人口が減少することが悪いかどうか?ということがあります。(以前、そういうご質問がありました。ページがみつからないのですが) 働き盛りの人たちから年金保険料を取って高齢者に回す、というようなシステム自体が、人口の増加を前提にした制度であって、これがたいへんだから少子化をどうにかしなければいけない、という考えは、年金制度そのものについて考えない、横着な考えだと思います。 労働力は、こういう、失業時代には、問題になりませんね。 少子化状態にあろうがなかろうが、子育て環境の整備は重要なことでしょう。
お礼
さすが、専門家の方ですね。分かりやすくてとても感心しました。どうもありがとうございました。