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旋法について
最近作曲に興味を持ち始め、旋法というものが存在することを知りました。ドリア旋法やフリギア旋法などいろいろな旋法があることは分かったのですが、どのようにして作曲すればそのような旋法になるのかがわかりません。 それから主音というものがどういうものなのかがよく分かりません。作曲する中で、どうすれば主音を決めることができるのでしょうか? お教え下さい。
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文字だけで説明するのは、難しいのですが、 ハ長調の場合の主音はド、イ短調の場合の主音はラになります。音階の始まりの音であるとともに、「その音で終わったら、曲が終わった感じがする」音とでも言えばいいでしょうか。 ドリア旋法が、短調でも長調でもない、不思議な感じがするのも、レから始まり、レで終わる音階だからです。 ちなみに「移動ド」という歌い方があるのですが、この場合、D(本来はレ)から始まりシャープ2つの音階の場合、Dをド、G(本来はソ)から始まりシャープ1つの音階の場合、Gをドと歌い、以下、それぞれの音がレ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド、と並行移動させて歌います。 この歌い方は、調性がある音楽で、長調の主音がド、短調の主音がラという考え方が基本にあります。
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- BWV1012
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主音と調性の話で追加です。 カラオケの機械で、歌いにくい場合に、高さを半音単位で変えられるボタンがありますよね。 あの機能を、楽典で説明すると、主音や調性を半音単位で上げたり下げたりしているわけなのです。
お礼
なるほど、そういう事なのですか。 何度も分かりやすい説明をして頂いて、本当に感謝しています!ありがとうございました。
- BWV1012
- ベストアンサー率38% (133/347)
7音で構成される音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド)の場合、長調だったら、ドから、短調だったらラからのスタートになり、長調の場合、それぞれの音程の関係は、全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音になります。 ですから、レ(D)からスタートする(=Dを主音とする)長調の音階を作る場合、ファとドを半音上げることによって、この音程関係を維持します。つまり、長調や短調は、スタートする音によって、シャープやフラットがつく位置と個数が決まるのです。 ところが、ドリア旋法は、レからはじまるのに、シャープやフラットで調整していない音階。この結果、音階の中での個々の音程関係か、全・半・全・全・全・半・全となり、長調でも短調でもない、「不思議な」感じのする音階になります。(同様に、ミやファなど、別の音から始まる旋法もあります) また、世界中には、7つではない音で構成される音階もあります。割と多いのが、5音で構成される音階。 例えば、日本の伝統的な音楽もこれで、7音の音階の4番目と7番目の音が抜けて、ド・レ・ミ・ソ・ラ・ドとう音階が一般的なので、「ヨ(4)・ナ(7)抜き」と呼ばれます。 5音の旋法の場合も、音が抜ける位置と主音の位置で、音階の中の、音程関係(全音や半音、場合によっては、全音+半音分の音程の位置)が変わってくるので、その旋法を使うことによって、「○○風」のメロディになるのです。 また、エスニックな音楽になると、同じ5音の音階でも、全音と半音の関係では割り切れない微妙な音程、例えば、「全音よりは4分の1音ぐらい広い音程」なんてのも出てきます。
お礼
くわしい説明ありがとうございます。 旋法についてはなんとなく分かりました。ありがとうございます。 しかし、どうも主音というものがなんなのか分かりません。もしよろしければ主音についてももう少し教えて頂けませんか?よろしくお願いしますm(_ _)m
- tyutulip
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どんなジャンルの曲を作曲されたいですか? 旋法は確かに大事ですが、現代ではジャズで最も使われていると思います。 もし、それ以外のジャンルを作曲されるのであれば、和声進行や対位法、コードなどを勉強された方がいいかと思います。 また、主音とは、その調の音階の始まりの音です。ドから始まるハ長調でしたら、ドが主音。イ短調なら、ラが主音になります。
お礼
回答ありがとうございます。 僕が作曲したいと思っているのはジャズではないですので、そういった事を勉強するべきみたいですね。ありがとうございます。 主音についてもう少し教えて頂きたいのですが、例えば主音がドの曲と主音がレの曲とではどこがどう違うのでしょうか?
お礼
再び回答ありがとうございます。「その音で終わったら、曲が終わった感じがする音」という説明でピンと来ました。わかりやすく説明して頂きありがとうございます。