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TTSとTTBの差が小さいと消費者にどんなメリットがありますか?
こんにちは。 外貨に関する質問です。実際の為替レートとTTSやTTBとの差を小さく設定してある銀行というのは為替手数料が安いということで、消費者にメリットがあるのはわかります。 では、同じ銀行でTTSとTTBの差が小さいと、消費者が実際に外貨取引をする場合、どのようなメリットがあるのでしょう?「TTSとTTBの差が小さい=実際の為替レートとTTSやTTBとの差が小さい」ですか?わからなくなってしまいました。できれば具体的な数字を使って教えていただけると有難いです。よろしくお願い致します。
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試みに違う側面から回答してみます。 多くの銀行の窓口で公表されているその日の為替レートは、基本的に午前10時に決まります。これは急激な為替変動がない限り、1日中同じで、これを「公表相場の仲値」と言います。これは各金融機関で一応独自に決めているのですが、同じ数字の場合も多々あります。 公表相場の仲値はテレビなどで言われている東京為替市場の円相場のほぼ午前10時現在の値です(厳密に言うと需給の関係で全くそうとは限らないのですが、細かい話は省略します)。この決められた公表相場の仲値を基準に、その日のTTS,TTBは決められます。 例えば、仲値が110円なら、TTSが111円、TTBが109円といった具合です。 一方で「実際の為替レート(為替相場)」は、刻一刻と変動しています。 テレビなどで言われている東京為替市場の円相場とは、正にこのことです。 つまりはこれが単なる「仲値(TTM)」であって、銀行窓口の「公表相場の仲値」とは同義・同数値ではありません(偶然同じ場合もありますが・・)。 ですから上げ足を取るようですが、noritama5919さんの言われる 「TTSとTTBの差が小さい=実際の為替レートとTTSやTTBとの差が小さい」 という表現はスポットでは正しいのですが、むしろ一般の方の感覚的には、 「TTSとTTBの差が小さい=公表相場の仲値と,それを基準としたTTSやTTBとの差が小さい」 という表現の方がより近いor正確なのかもしれません。 非常にニュアンスの伝わりにくい話になりましたが、分からなければ無視してください(^=^) それならば具体的に1,000ドルの外貨預金を作るとします。TTM(公表相場)は105円だったとします。手数料幅はA銀行2円、B銀行1円だったとします。 A銀行:TTS=107円,TTB=103円→1,000×107=107,000円必要 B銀行:TTS=106円,TTB=104円→1,000×106=106,000円必要 次に1週間後円安になって、TTMが109円になったとします。この時に1,000ドル払い戻すとすると、 A銀行:TTS=111円,TTB=107円→1,000×107=107,000円払戻 B銀行:TTS=110円,TTB=108円→1,000×108=108,000円払戻 この場合、結果的に1週間でA銀行なら利益0ですが、B銀行なら2,000円の利益ということになります。
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- popo123yam
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短期間で為替を取引する場合、TTSとTTBの差は非常に大きいと思います。外貨預金をしても金利以上の手数料を支払うことになる事もあるかと思います。 ただ為替レートは常に変動しています。TTM±0.70円とTTM±0.50円では後者の方が手数料は安いのですが、為替レートの変動でTTSあるいはTTB以上の変動があればTTMが変更されるのが普通です。 たとえば 基準となるTTMが1ドル105.00で決定の後、為替レートが105.50なっていた場合 ±0.50の業者はおそらくTTS105.50からTTS106.00に変更されると思います。 一方、±0.70の業者はこの時点ではTTMは変更されていませんので当初のTTS105.70のままです。 この時点だけで判断すると±0.70の業者のほうが安く交換できる事になります。 (全ての業者がそうシステムになっているのではありませんが) 私の意見としては短期間で為替の取引を目的とする場合は別として、為替手数料よりも銀行などの業者のサービス内容や信用度、投資の目的、期間、商品の内容など総合的に判断して外貨取引をするのが本当にメリットのある取引につながると思います。
お礼
金融機関選びのアドバイスありがとうございます。それから短期間での取引はデメリットも多いことがよくわかりました。
- nikuudon
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>「TTSとTTBの差が小さい=実際の為替レートとTTSやTTBとの差が小さい」 そういうことです。銀行のTTS、TTBは公示レートに対して±α円β銭、ということで決まります。 米ドルですと、多くの銀行は±1円、となります。 簡単に言えば、これが銀行の差益になるわけです。 つまり、この幅を小さくしている、ということは、お客さんにとってメリットがある、ということです。 例を挙げて説明します。 1ドル公示レートが105円とします。 A銀行はTTB=104円、TTS=106円です。つまり銀行利鞘は各々1円/ドルです。 B銀行はTTB=104.5円、TTS=105.5円とします。こちらの利鞘は0.5円/ドルですね。 ここで1万ドルの外貨預金を作成し、将来公示レートが110円の時に日本円に戻したとします。 外貨預金作成時 A銀行:日本円106万円が1万ドル B銀行:日本円105万5千円が1万ドル つまりB銀行の方がお客さんは5千円得をします。 外貨預金を円転時 A銀行:1万ドルが109万円 B銀行:1万ドルが109万5千円 こちらもB銀行の方が5千円得をします。
お礼
よくわかりました。どうもありがとうございます。
- gucchi-you
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TTS TTBとは仲値に手数料を上乗せしたものです(TTBなら差し引き)。 いま実勢が1ドル105.00円で幅が50銭とすると、ドルを買う時は105.50円、売る時は104.50円になります。 ドルが値上がりすると思ってドルを買い、実際に上がったあとに売ることを考えれば損得は明瞭です。 実勢が105.00円で10,000ドル投資し、110.00円になった時点でドルを売却すると、 手数料50銭の場合 105.50(105.00+0.50)で買い、109.50(110.00-0.50)で売り (109.50-105.50)*10,000=40,000円の儲け。 もし手数料が半分の25銭であった場合は、 105.25(105.00+0.25)で買い、109.75(110.00-0.25)で売り (109.75-105.25)*10,000=45,000円の儲け。 後者がもちろん有利です。
補足
どうもありがとうございます。つまりTTSとTTBの差が小さい=実際のレートの差が小さい=手数料が安いということですね。ですが、いくら手数料が安い銀行でも円安自体が進んでいる時には、購入しない方が良いことになりますよね。基本的な質問ですみません(^^;)
お礼
なるほど。本当の意味での刻々と変わる為替レートと銀行の窓口で設定されているレートとはまったく同じではないのですよね。「TTSとTTBの差が小さい=公表相場の仲値と、それを基準としたTTSやTTBとの差が小さい」という表現よくわかりました。ありがとうございます。