「楽観」が良くて「悲観」が悪い?
私は楽観的な人間だと思います。
自己批判として考えておく必要がある、
という疑問が一つあります。
それは、楽観=ポジティブと悲観=ネガティブの関係についてです。
どうもポジティブ万歳の風潮の中、ネガティブをいかに
ポジティブに転じるか、という話ばかりが
聞かれます。
しかし、本当にネガティブは価値がないのでしょうか。
表面的なポジティブ万歳を批判しなくてはならない気がします。
なぜなら、そうした軽率なポジティブ万歳が、
ネガティブでいる人の心に届かない、あるいは心を
傷付けている可能性があると思うからです。
また、全員がポジティブであることができるように
世界はできているのでしょうか。
プラスとマイナスの総和が常にゼロであるような、
そういったバランスが世界にはそもそもあるのではないか。
とすればポジティブを勧めるのではなく、
ネガティブに意味を見出すことこそ必要なのではないのか、
あるいは、根本的にポジティブ、ネガティブという見方を
批判し、別の概念に転換しなくてはならないのではないか、
そんなことを思ったりしています。
ポジティブ、ネガティブに関する皆様のお考えを
お聞かせ下さい。