聴覚障害者です。
その立場からお答えさせていただきますね。
NHKの「みんなの手話」のテキストを購入すると良いと思います。放送内容とほぼ同じものが付録DVDで付いています。
そのほか、(株)ワールドパイオニアという、聴覚障害者専門の商品を扱っている会社にたくさん用意されていますので、問い合わせてみるとよいと思います(参考URL)。
手話には、大きく分けて2種類あります。
日本語対応手話と日本手話です。
前者は、日本語の語順どおりに表現し、「てにをは」(接続詞のことですね)や「です・ます」(語尾のことです)まで細かく表現します。講習会等で教えているのは、たいていこちらです。
これに対して、後者はろう者の手話で、非常に省略が多く、語順もバラバラ(あえて言えば、英語にかなり近いかもしれません)です。
そのため、実のところ、講習会等で手話を憶えると、なかなかろう者と会話できないことがあります。まして、1人だけで独学で手話を憶えようとすると、その傾向はさらに強くなってしまいます。
そして、意外と知られていないことなのですが、手話表現は地域差・年齢差が非常に多く、いわゆる方言のようなものが顕著です。
ですから、できれば、ご面倒でも、ろう者の方が数多く参加している手話サークル等に出かけてゆく時間を作って、生の手話に直接接してほしいと思います。
また、手話がどうしても通じないとき、指文字(全国共通)というもので話すこともできますから、最低限、指文字だけはマスターするようになさって下さいね。
手話に関心を持っていただけてうれしく思います。
どうか頑張って下さいね!