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高回転型エンジンの水温
スポーツカー(高回転型エンジンモデル)は何故水温は上がりやすいのでしょうか? 現在WRX STI VAB型を所有しています。 夏場のアイドリング中にどうしても水温上がりやすいので気になっています。 私の車にはオートゲージが何種類か取り付けてあります。その水温計の温度が走行中は季節をとわず90〜100度で安定してます。しかし、夏場の信号待ちや夏場の渋滞時のアイドリング中に105度を少し超えることがあります。走行を開始すると再度90〜100度の間で水温が安定しだします。 自分自身でも色々調べましたがいわゆる当該車種(高回転型エンジン)水温が上がりやすいとまではわかりましたが何故水温が上がりやすいのかまではわかりませんでした。 改めまして何故高回転型のスポーツモデルは水温が上がりやすいのでしょうか?
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高回転型エンジンだという以外にもスバルの水平対向エンジン、しかもWRX STI VABってことはEJ20型エンジンだから、っていう側面もあります。 知ってると思いますが、水平対向エンジンは気筒が左右に寝てる構造なので、重心が低くなる一方でエンジンの横幅が大きくなります。横幅が広いと車のエンジンルームに収容できなくなるのでなるべく横幅を小さくするため、ピストンのストロークを短くします。いわゆるショートストロークと呼ばれるもので、EJ20型はボア×ストロークが92×75mmという超ショートストロークエンジンです。 ショートストローク化することで高回転まで回りやすくパワーも出しやすいというメリットがあるのですが、一方で低回転領域でのトルクが出ないというデメリットに加えて、熱効率が悪くなるというデメリットが出てきます。 ガソリンを燃焼させた爆発力によってピストンが下がるのですが、ストロークが短いためにすぐにピストンが戻ってくるので燃焼室内のガス温度が高いまま廃熱として捨てられてしまうのです。熱効率が悪いってことです。 その捨てられた廃熱がエンジンブロックや周辺を温めます。それを冷やすために冷却水があります。でも冷却水でエンジンを冷やすと、その分冷却水の水温が上がります。 走行中は空気を取り込んでラジエター経由で冷却水を冷やすことができますが、渋滞や信号待ちなどでは空気が入ってこないので冷やすことができません。なので冷却水の温度が上がってしまう、という流れです。 普通のV型とか直列エンジンでも冷却が追い付かないと同じことが怒りますが、ショートストローク型エンジンではそれが起こりやすいってことです。
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- t_ohta
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アイドリング中の水温が上がりやすいのは高回転型エンジンである事と余り関係ありません。 エンジンの回転力を使ってウォーターポンプを回しているので、アイドリング時など回転数が低いと水の循環量が少なくなり水温が上がりやすくなります。 WRXのようなスポーツタイプのクルマだと空力性能を考えているためフロントの開口部が狭いため停車中は外気が入りにくくラジエターが冷えにくくなりますし、フロントオーバーハングの重量を考えるとラジエターやファンを闇雲に大きくするのは運動性能を低下させるのである程度小さく作るため走行風が当たらないと冷えにくくなるだけです。 スポーツ走行などでエンジンを高回転で回し続けた場合は、単位時間当りの燃焼回数が増え発熱量が増すのでどうしても水温が上昇しやすくなりますが、街中を走る程度の回転数であれば高回転型エンジンだろうが買い物車のエンジンだろうが、せいぜい2500~3000rpm程度までしか使いませんから発熱量はたいして変わりません。 ましてやアイドリング時はガソリン車ならどんなクルマでも700~800rpm程度で回るだけですから、排気量による差は多少出るにしてもエンジンの特性はあまり関係ありません。
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- kiha181-tubasa
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>夏場のアイドリング中にどうしても水温上がりやすいので…… アイドリング中や低回転運転中はウオーターポンプの回転も低くなり,冷却液の循環が悪くなりますから当然なことです。電動ファンでラジエター内の冷却液温度を下げますが,エンジンが低回転では循環が悪いので冷却液温は上がりがちです。 家族がGRBに持っていますが,市街地も常に2000rpm以上を使って走っています。停車中も時々エンジンをふかしてあげると良いかと……。 そもそもVABは市街地の渋滞路を走るには向いていませんね。
お礼