asd1さん、noelleさんがご指摘されている通り、用法(文脈)によって選択される言葉がだいぶ変わってきますので、どのような状況や環境で使うのかで、言葉は変わってきます。そういう意味では、provisoireは、日本語の特定の状況で「未決定」に相当する使われ方がある、とご理解ください。直訳すれば「臨時的」「暫定的」「仮の」といった訳がつくでしょう。たとえば、あるイベントを企画していて、出演者や内容や会場が「仮おさえ」などで、ある程度方向付けは決まっているけれど何らかの条件があって(スポンサーとか)最終決定がおりていないとき、provisoireを使います。これを「暫定的」と訳すとちょっと意味合いがちがってしまうと思います。日本ではこの場合、「未決定案件」「未決案件」と呼んだほうがいいと思います。なお、indecisは、ニュアンスとしてかなり不確定であいまいな感じを受けますが、いかがでしょう?辞書(ラルース現代仏仏辞典)を参照しますと、indecisの類義語にperplexe, douteux, vagueとありました。日本語の「未決定」はこのような類義語を連想させることはないように思いますが。