>>・空気より軽いため容器の底に溜まって呉れない
>>・分子量(原子量)が空気より大きいので容器の中をきれいに置換できます
>>上記2点がよくわからなかったのですが、なぜそうなるのかを教えてもらえますか?
ヘリウムは原子量がほとんど4(質量数3のものが1ppm)、単原子分子なので分子量も4。アルゴンも99.6%がアルゴン40で同じく単原子分子で分子量40。一方空気の平均分子量はおよそ29。
ガスは一旦混ざってしまうとエントロピーの関連で低温分溜しないと分けられません。しかし空気で満たされた容器にアルゴンガスを静かに注いでやると底に溜まります。またヘリウムを注ごうとしても浮かんで行ってしまいます。これは混ざっていないためです。簡単に同じ事を再現するには二酸化炭素、分子量44を作ってロウソクの燃えているトールビーカー(丈の高いビーカー)の上から注ぎます。するとフラスコは二酸化炭素で満たされ、当然ロウソクは消えます。
同じ事は水でもできます。熱いお湯の入ったガラス容器に冷たい水をホースでそこの方に静かに入れてやると、なんと界面に屈折率の違いで光を反射する面ができてしまいます。
温められた水や空気は上に昇ります。膨張して密度が下がるから、つまり1気圧下での体積が大きい分体積あたりの質量≡密度が下がったからです。
ヘリウムやアルゴンの場合は空気での場合に比べその密度の差は明確。
分からないところがあれば再度ご質問下さい。
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お礼
御丁寧にありがとうございます。 大変ためになりました。 自分で調べることが重要なのでしょうが、分かっている方に聞くと+αの知識がつくのでありがたいです。