No.1補足への回答です。
>背理法と命題の否定(P⊂Qの否定)が真であることを証明することは同じことなのでしょうか?
(¬(P→Q))⇔(P∧(¬Q))ですから、「命題の否定(P⊂Qの否定)が真であることを証明する」とはPを証明し、かつ(¬Q)を証明するということと同じです。背理法の定義は((P∧(¬Q))→(¬P)) または ((P∧(¬Q))→O)を証明することですから、全く異なります。
>証明部分がいまいちわかりません、どういうことでしょうか?
Sを適切な命題として、((¬P)→S)を証明したら(P→Q)を証明したことになるためには、
(((¬P)→S)→(P→Q))
が恒真命題(P, Qの真偽に関係なく真となる命題)になるSを見つける必要があります。ところが
(((¬P)→S)→(P→Q))
⇔((P∨S)→((¬P)∨Q))
⇔((¬(P∨S))∨((¬P)∨Q))
⇔(((¬P)∧(¬S))∨(¬P)∨Q)
⇔((¬P)∨Q)
⇔(P→Q)
となって途中でSが消え、証明するべき元の命題に戻ってしまうため、恒真命題を作れません。
同じことを、集合のベン図で考えます。
全集合Cの部分集合P,Q,Sを考えます。P,Q,Sとその捕集合から作られる共通部分
(補集合を~で表わします)は次の8つがあります。
ア P∩Q∩S
イ P∩Q∩S~
ウ P∩Q~∩S
エ P∩Q~∩S~
オ P~∩Q∩S
カ P~∩Q∩S~
キ P~∩Q~∩S
ク P~∩Q~∩S~
命題P⊂Qは、ウとエが空集合であることを主張します。一方、命題P~⊂Sは、カとクが空集合であることを主張します。両者が空集合だと主張する領域は全く重なりませんので、一方からもう一方を導くことはできません。
わかりにくい部分があれば補足してください。
補足
(1)について、背理法と命題の否定(P⊂Qの否定)が真であることを証明することは同じことなのでしょうか? に訂正します。この場合どうなるのですか? (2)について、できないことは、感じていましたが、図で表現しようとしてもなかなか証明できないので、質問してみました、それと、証明部分がいまいちわかりません、どういうことでしょうか?