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信頼する心を失わない為に

戦後日本の復興を考えるキーワードとして、これまで「向上心」と「感謝」を質問しました。 No.1213499 質問:「向上心」を保つために http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1213499 No.1215797 質問:「感謝の心」を持つために http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1215797 「向上心」と「感謝」は個人のことですが、社会が相当な範囲で発展する為には、才能ある個人がバラバラに努力しても効果が薄く、あるいは、いがみ合うだけでしょう。そこで、本問では締めくくりとして、個人を束ねて結束力を引き出す「信頼する心」の源は何なのか。 言い換えれば、チームワークを保つために、メンバーが認め合う状態はどのようなものか。 現在の、皆様の周囲の状況がそうなっているかどうかなど、どのような角度からでもお答えください。

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回答No.2

>個人を束ねて結束力を引き出す「信頼する心」の源は何なのか。 人類社会は人々が課題や役割や規範や方針を共に認め合う事によって統合されています。 人類の起源はサルと言われていますが、サルは集団生活する上で、力による序列で統合されています。10匹のサルがいれば1~10までの序列が決まっています(序列は戦う事により入れ替わりがあります)。その序列を共に認め合ってるからこそ、集団を維持しているのです。 だから『信頼する心』の源は、この共に認めあう機能を下敷きにしているのだと思います。 もちろん現代は、武力社会ではありませんので、生身の体で取っ組み合いの喧嘩をして序列を決めている訳ではありません。市場が広まり、お金で必要なものが買える現代は、私的権益(財や物等)の多寡により、序列を共に認めている私権社会なのです。 個人を束ねて結束力を引き出すには、収束先がなければ統合する事ができません。生物は外部世界に適応しようとして先端可能性に収束します。つまり与えられた状況とそれに対応する諸機能のうち、最も可能性のありそうな対象とそれに対応する機能に収束する事により継続してきたのです。だから武力社会以降の社会とは誰もが私権の獲得に収束することによって統合されてきた私権社会だったのです。 しかし現在の日本の社会をみれば、会社も学校も家庭もガタガタです。これは'70年の貧困の消滅(本能を直撃するような生存圧力が無くなった)、'90年後半の私権観念の衰弱(金儲けが第一義課題で無くなった)と言う事により、みんなの収束先が私権の獲得で無くなった(ただし次の収束先を見つけられていない状態)ため、統合する事ができなくなってきた事を現してきているのです。 蛇足ですが、『向上心』と『感謝』とは、自分第一の価値観に立てば根っ子にあるのは『私権の獲得』と『表層的なコミュニケーション』です。 でも、みんな第一の価値観に転換すれば、『みんなの期待に応えること』と『相手を100%の肯定視する』ことなのだと思います。

gorou3
質問者

お礼

最後の「蛇足ですが、」以下が、このシリーズで私が求めていた具体的な回答です。 全然蛇足ではないです。 すばらしい回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • vtz
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回答No.1

国という見地からメンバーをまとめていく要素として愛国心があると思います。それが会社ならば愛社精神でしょう。 しかし戦後の日本では愛国心を否定する勢力が大きく存在しました。戦前は禁止されていた共産主義者たちは国家転覆を狙って北一輝が軍部に働きかけアメリカとの戦争に向かわせることに成功しました。北一輝の背後にはソ連スターリンがいたそうです。それで戦後は左翼勢力が増大し愛国心は悪の象徴になりました。 戦争で負けるというのはこういうことなのでしょう。今更敗戦を語っても何も始まりませんから、これからの世代が日本を少しずつ変えていき、愛国心のあふれる国家にしていかないといけないと思います。

gorou3
質問者

お礼

パソコンの調子が悪く、遅くなりすみません。 お説のような、大きな流れからは、私ごときの考えなど取るに足らないものですね。 またよろしくお願いします。

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