• ベストアンサー

リーマン・ブラザーズについて

リーマン・ブラザーズの詳しい歴史を教えください。 詳しければ詳しいほどいいです。 あとリーマンが日露戦争のときに日本に戦費調達はいくら融資したのでしょうか? 金額を教えてください。 ちなみにリーマンの日本のHPは見ました。 それ以外の情報をお願いします。 教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

私の父から聴いた話をまとめてみました。聞き書きですので誤りがあるかもしれないことを念頭に入れておいて下さい。 リーマン・ブラザーズ証券はもともとユダヤ資本です。まずこのことを頭に入れておいて下さい(後でこのことが関係してきますので)。 日露戦争開戦後、日本は奉天を巡って帝政ロシア軍と激しい攻防を繰り返します。ロシアの南下政策を怖れていたのは、東は日本、西はイギリスで、当時、日英同盟を結んでいました。奉天での激戦前に日本の戦費調達(国債引受)に応じていたのは、イギリスのロスチャイルドでした。ところがその後、シベリア鉄道が開通。これで東方への物資輸送が容易になったことと、バルチック艦隊による日本海の経済封鎖で日本の敗色濃厚と読んだロスチャイルドは、児玉源太郎首相の命を受けて交渉に当っていた高橋是清に対し、奉天での対ロシア戦の戦費調達を断ります。この知らせを受けた児玉は高橋に、もう奉天は諦めよう、と伝えます…。 しかし、秋山好古、真之兄弟の活躍による勝利で形勢は日本に有利となります。ところが戦争に先立つ物が必要なのは言うまでもありません。あとは何とか軍資金さえあれば奉天制圧は可能なのだが…。それは児玉も高橋も同じ思いでした。その矢先、ロシア革命が勃発。これは余談ですが、そのロシア革命の最中、レーニンに密かに軍資金を渡して帝政ロシアを転覆させ、日露戦争での日本の勝利を導こうとした日本人の軍人がいたそうです。しかし、それによって誕生したソビエト政権によって、第2次大戦ではノモンハン事件を始め満州で莫大な損害を被る結果になるのですから、歴史というのは皮肉なものです。 話がそれてしまいました。高橋は、ロスチャイルド以外のイギリスの銀行とも交渉しますが、やはりロスチャイルドと同じ戦局の読みをしていたため、ことごとく断られてしまいます。そこで今度はアメリカに渡り、銀行とも交渉するのですが、ここでも断られます。そこで高橋が目を付けたのがユダヤ人でした。帝政ロシア国内ではユダヤ人が弾圧されていたのです。そしてやっと応じてくれたのがユダヤ資本のリーマン・ブラザーズ証券だった、というのが日露戦争での戦費調達に絡む日本とリーマン・ブラザーズ証券の接点です。 なお、司馬遼太郎の『坂の上の雲』にもリーマン・ブラザーズ証券は登場しますが、ほんの少しだけです。詳しいことは『高橋是清伝』(全3巻)に出ているそうですから、こちらを読まれることをお勧めします。

その他の回答 (1)

  • MK1
  • ベストアンサー率67% (141/208)
回答No.1

日本のリーマン・ブラザ-ズ証券のHPはみていませんが、以下のリーマンのHPは、確認済みですか。 http://www.lehman.com/ この中の(またはWho we areのボタン) 、Company-historyに、Timeline で10年ごとに詳しくでていますが、もっとですか。 現況はHOOVER’S HANDBOOK(US)を買ってください。 リーマン・ブラザーズの日本での活動は、1904年に日露戦争の戦費調達のために日本政府が発行した外債引受を行ったときからで、日露戦争の戦費17億3000万円(当時)のうち、公債発行13億1000万円(内国債47%、外国債53%、関税収入および煙草専売益金担保)となっています。その外債(ポンド建て、ドル建て)うちリーマンがどのくらいの比率で受けたか不明です。当時、外国銀行団と交渉に当たったのは、高橋是清日本銀行副総裁(当時)で、高橋財政は日本の国債史、日銀史のポイントなのでその経過はいくつかの書物になっているは知っていますが、詳細内容までは記憶していません。 この財政オペレーションの結果、国内の戦勝ムードとは裏腹に、戦後恐慌と財政赤字体質の構造化と専売の強化など重税化を決定付けられ、国家経営は財政面でみると、帳尻合わせのためその後の中国大陸進出・帝国主義化の方向が明確になるわけです。

参考URL:
http://www.lehman.com/