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トリカブトについて
私は以前トリカブトを誤飲して中毒になったことがあります。後遺症もなく今のところ元気に生活していますが、今後、結婚や妊娠のことを考えると中毒の影響で児によくないことがおこるのではないか、それ以前に、中毒による卵巣や卵子への影響はどうなのか、非常に心配になってきました。 専門的なことをご存知の方、また大学等の研究所などでトリカブトの研究を行なっているところをご存知の方がありましたら、ぜひともおしえて頂きたいと思います。よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
まず心配はいらないと思いますよ。 トリカブトの毒は蓄積性があるようなものではないようですし、薬の効く場所は、主に神経の伝達を行なうところなので、直接の影響はないだろうと思います。一般的にはいくつかの漢方薬の成分になっているくらいで、どれも特に発がん性が指摘されているものもないようです。発がん性≒遺伝子に傷を作る可能性のある薬と考えていいと思いますので、特に卵子(の遺伝子)にダメージを与えることもないのでは?と思います。 中毒からの回復後月経など特に異常がなかったのなら心配はいらないと思いますが、もちろん参考意見としてお聞きください。 一般的に、受精前の卵巣、精巣へのダメージ(放射線など)で胎児に異常が出る(先天異常)ことは考えにくいです。遺伝子に異常があるなら受精の段階で異常が起こりますから、(万が一後遺症があるとしても)流産や不妊ということはあっても受精以降の胎児に異常が起こることは考えなくていいと思います。 以前は、広島大学医学部法医学教室が中毒情報ネットワークとして中毒情報のデータベースを公開していましたが最近はどうなんでしょう。よくわかりませんので検索してみてください。 参考としてトリカブトの毒性や生理作用、薬としての使われ方などの紹介を
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- Tada_no_shirouto
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こちらの「中毒情報データベース」で「トリカブト」を検索してみて下さい。 ・http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf (財)日本中毒情報センター・ホームページ トリカブトの有毒成分はアコニチンを代表とするアルカロイドで,作用機序は細胞の Na チャネルの不活性化の遮断による細胞機能の不全です。結果,Na チャネルが多く存在する神経細胞の機能(神経伝達)が妨げられ,「中毒学的薬理作用」に上げられている様な作用が表れます。 これらの作用は,有毒成分(アルカロイド)が Na チャネルに直接作用して起こりますので,有毒成分(アルカロイド)が体外へ排泄されてしまうと作用は無くなります。 御質問者の場合は,『後遺症もなく今のところ元気に生活しています』との事ですから,既に有毒成分(アルカロイド)は体内に残っていませんので,今後の事について心配する必要はありません。
お礼
難しいことを教えていただき、どうもありがとうございました。
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