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「Ray/レイ」ってどうでしたか?
この映画を見た人、この映画どうでしたか? 下馬評では、こんなすばらしい映画はないくらいに書いてありましたが、実際どうでしょう? ネタばれ・結末ばれOKです。 ありのままに思ったこと教えてください。
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Ray Charlesに興味が無いと全然面白くないと思いますね。 特にこれって、ストーリーはなく・・・、ドキュメンタリーとドラマを足して2で割ったような感じですかね・・・。 ジェイミー・フォックス演技は必見かも・・・。 お奨め度・・・ちょっとマニアック?みんなに「見て見て」とは言いにくいかな~。「面白かった」「面白くなかった」がはっきり判れる作品ですね。
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- ojiq
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レイ・チャールズの生涯がとても判りやすく描かれた大河ドラマで、非常に力のこもった力作でした。私自身は、ここのところ毎年30~60本映画館で自ら厳選して映画を観ていますが、これほどの作品は、年に5、6本出ればいいところだと思います。 盲目で黒人というレイの二重苦の歴史が生み出したと思われる処世術・強い者に対しては下手に出るが、結局は自分の思う所に持っていくというレイの生き方がとてもよく理解できました。ナット・キング・コールの二番煎じだと言われた初期の頃の考え方にしても、大衆の好みに寄り添っていかないと自分のような弱者は切り捨てられてしまうという恐怖心から来たものだと判ります。 その一方で、変えた方がいいと判断すると、今までのスタイルをかなぐり捨てて一気に違う方向に走り始める。そういう柔軟性と状況判断の的確性がレイにはあります。 時折挿入される7歳の頃の思い出は、厳しくも優しかった母やその母の言うことをよく聞いた弟ジョージのことで、ジョージを放置し死なせてしまったレイの責任を母が厳しく問うた時から、ジョージへの罪の意識はレイを支配し、母の言葉はいよいよ絶対的なものとなります。「盲目であっても、バカじゃない」「嘘つきは泥棒だ」などの名台詞は母からの受け売りであることが示されます。絶対的な存在のまま死んでしまった母の重荷に耐えかねるように、レイは女性遍歴を重ねますが、ヘロインに手を出すのは、才能が枯渇することへの恐れと同時に、重荷から逃れる為の手段であったようにも思われます。 聴覚をも視覚の代わりとするような研ぎ澄まし方は、やがて妻となるデラ・ビーとの食事の時に、レストランの外でハチ鳥が鳴いていると言い当てて彼女を驚かせるシーンに集約的に表現されています。ところが、ヘロインによる感覚の鈍麻は、愛人のマージ-との訣別の際に「ハチ鳥」の話をしてしまうことで象徴的に描かれていると思います。レイの歌が話の内容にきちんとからんで来る作り方も実に見事です。 長々と書いてしまいましたが、この映画は世評によく言われるようなジェイミー・フォックスの名演技のみに支えられている音楽映画ではないと思います。ハンディキャップを背負ってしまった人間が、その元凶でもあり、指標でもあった母という存在をいかに乗り越えて行くかという、人間存在を考察している映画だと思います。それに加えて、レイ・チャールズの音楽を楽しめれば、さらに言うことはありません。
- hikki-hikki
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Ray Charlesに興味が無いと全然面白くないと思いますね。 ドキュメンタリーとドラマを足して2で割ったような感じですかね・・・。 ジェイミー・フォックス演技は必見かも・・・。