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自動車に使用されている鉄の熱処理について
こんにちは 現在自動車や機械に使用されている鋼材についていろいろ調べているのですがどうしても分からないものがあったのでご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただきたいと思いまして書き込みました。 分からないのは熱処理の冷牽/焼準というやつなんですが、機械構造用などの鉄にされている熱処理のようなのですが・・・焼準は分かったのですが冷牽がどうしても分かりません.どういった熱処理なのでしょうか? 自動車とは直接関係ないかもしれませんがご存知の方いらっしゃいましたらよろしくお願いします。
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- kan3
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鉄の仕上げ、圧延の温度は仕様によりさまざまなんです。 仕事で(K鉄)見ましたが、 熱い真っ赤な鉄の塊が、圧延装置に入る(ミル)時、 第一ミルに入るスピードは、人が歩く速さより遅いですが、第一圧延後は薄くなった分は早くなります。 このような工程を第九ミルまですると、 第九ミルを出る速度は100km/hを軽く超えます。 このような工程は(ホット・ミル)熱間圧延と言います。 熱処理もさまざま。 この状態で出荷・保管などをし在庫・販売し、 別の圧延工場(T島)等で、(コールド・ミル)冷間圧延等をし仕様を変えたりもします。 鉄の仕様は日本だけでも恐ろしい数のJIS規定であり、 専門家でも判り難いです。JISハンドブックを見られましたか?。 ※こんな製鉄所や工場はとてつもなくでかく、 建物が数kmの長さになってました。(高さは数十m、工場の中に建屋(家)やコントロールルーム、指令所、サーバールームを建てます) 建物に比べ10トンダンプがおもちゃのように小さく見えます。 100トンクラスのナンバーの無いトラックが行き交い、 工場敷地内で小型車相手の速度のレーダー取締りが製鉄会社にて行われていました。 (罰金も免停も無いですが、警察より恐ろしいです)
もうずいぶん昔に教わったことなので、今は表現が不確かになっていますから自信はありませんが、参考になれば。。。 「冷牽」とは冷間鍛造の一種で、例えばパイプの中挽き加工などをさしていう言葉だと思います。 ご存知の通り、プレスも板材を塑性加工する冷間鍛造の一種ですが、例えば円断面のムク素材からフランジのついた厚手のリングなどを加工する場合は一般的にはそのものズバリ冷間鍛造と呼び習わしています。 冷牽もこれに近い加工か、ひょっとしたら一般的に呼び習わしている冷間鍛造と同じで別の言い方で、高圧を加えた型と加工用潤滑油を使って、切削することなく素材の展性を利用して形状加工する方法のことだと思います。 このような加工をすると素材内部に残留応力が残りますので、一般的に焼準を加えて残留応力を取り去ります。これで正しいのかなあ。。。。。
お礼
返事が遅れてしまい申し訳ありません。 大変参考になりました.正直最近まで鉄非鉄の違いもよく分かっていなかったので・・・まだまだ勉強不足のようです.ありがとうございました☆
お礼
返事が遅れてしまい申し訳ありません. 小学生の時鉄工所に見学に行ったことを思い出しました.JISのハンドブックは何度か見ましたが知りたいところ探すだけど一苦労です・・・ 来年から就職で建機を作る仕事に就くのでそういった場所にも出向くかも知れません.でも工場内で速度の取り締まりがあるなんて意外ですね☆