- ベストアンサー
色気のある小説
何気ない仕草、匂い、音、言葉、視線に、 何か匂い立つような艶っぽさのある文章、 そういう小説を教えて下さい。 色気と言ってもいやらしい話という訳ではなくて、 例えば煙草を吸っているだけなのに妙にドキドキしてしまうとか(笑) そういう色気です。 個人的には赤江瀑さんの「オイディプスの刃」があてはまりました。 純文学も大歓迎です。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
私も赤江さんの小説、特に短編ものが大好きです。 彼の文章は、本当に五感を刺激しますよね。とても美しい文章だと思っています。 ということで、赤江さんのものは外しますね。 翻訳ものですが、アン・ライスの『メイ・フェア家の魔女たち』の2巻をおすすめします。 突然2巻というのも変ですが(^^;、これだけで単独で読めます。 17世紀に、一人の魔女を追って書かれた報告書の形式をとっています。 その報告書を書いた青年の気持ちにシンクロできれば、かなりひたれます。
その他の回答 (8)
- kuzumi
- ベストアンサー率18% (13/72)
ワタシもrabielさんと同じく高村薫氏をオススメします。 文章だけでなく中身にも色気があるのかもしれないですが(笑) 特に『李歐』はかなりオススメですっ。
- jhajha
- ベストアンサー率33% (3/9)
私のお薦めは断然「森搖子」です。 カッコよくてエロチックな映画を見ているような感覚におとされますね。 中でも「ベットのおとぎばなし」が好きです。 ショートストーリーなので、気軽に読めるし、 それぞれ違った色の色気があるので何回も楽しめます。 しかも「あ、あるある」って思えるシーンもあったりして・・・ ぜひ一度読んでみて下さいね。
お礼
レスありがとうございます! 森搖子さんですかー。お名前だけチラッと知っています。 なんか名前からして期待してしまいます・・。 (森茉莉のイメージで;;) おすすめの小説読んでみます。 本当にありがとうございましたー!
- baian
- ベストアンサー率39% (276/696)
お気にいりそうですか、良かった。 おっと、本の名前を忘れてました。 手に入りやすいのは「おはん」でしょう。 中公文庫(だったと思う…新潮かな?)で、 「風の音」と一緒に収録してあるのがお勧めです。 エッセイ以外は今はちょっと書店で手に入りにくいのですが、 図書館や、日本文学全集には上記の他、 「刺す」「或る女の話」「人形師天狗屋久吉」その他の代表作が入ってます。 (出版社によってちょっと違います) 私が初めてこの方の本で読んだのは「生きていく私」でしたが、 その中で、上巻のお見合い(?)の話が凄いです。後日談も含めて。 始め意味がよくわかんなくて、 もう少し年がいってから読んだらわかって、 一瞬喪心する位びっくりしました。
お礼
baianさん二度もレスして下さって感激です・・ ありがとうございます。 図書館で調べたら著作がたくさんあったので、 無難?な所で宇野千代全集第一巻かなーと思ってたのですが。 おはんは新潮文庫みたいですね。 これから読み始めてみます。お見合いの話の方もすごい気になります。 男の方の色香が書いてある本にはとても惹かれます・・ ところで宇野さんの名前は「なんだか私死なないような気がするんですよ」とかいう すごい印象的なタイトルの本で見かけていたのを思い出しました。 重ね重ね有難うございました!
補足
あ、「おはん・風の音」っていうのが新潮文庫以外であるみたいですね; 中央公論社・・中公文庫ってこれですね。 じゃあそっちを入手して読んでみます!
- baian
- ベストアンサー率39% (276/696)
山田詠美さんいいですね。「ハーレムワールド」も良いと思います。 騒がれるほど、エロティックというより、 ほんとにLOVE IS ALLって感じで、 恋と愛をたっぷりと堪能できると思います。 私のお勧めは宇野千代です。 あの独特の、方言ぽい(どうも純粋な岩国等の方言ではないらしい) 文章が、なんとも、日本人形のような艶を沈めていて、 日本語の嫋々たる柔らかみに絡めとられるようで凄い。 ほとんど直接的な接触の描写なんかないんですけど、 ひたと当てられた手の冷たさ、後姿のおくれ毛、みたいな一瞬の情感が、 ドキドキするような鋭い刺激があって… 男性がまた、みんな、勝手で、我侭で、リアルで、引き寄せられそうな魅力があります。たくさん恋をしてきたからかな、ほんとに男性の魅力を描くの巧いです。
お礼
こんにちは。 レスありがとうございます。 宇野千代さん!なんかお名前だけ聞いた事があります・・ しかも手の冷たさや後れ毛って私の 求めているものずばりです(笑) 今ものすごい期待しております。 早速読んでみますね、ありがとうございました!
- rabiel
- ベストアンサー率34% (9/26)
初めまして。いいですよね~、読んでてゾクゾクするような文章! 色気のある小説、というお題にとても惹かれて思わず回答^^;。 とは言っても私の場合、ちょっとずれてるかもしれませんが。 という訳で私のお薦めは高村薫著「我が手に拳銃を」・「李歐」です。 この方の書かれる文章は読んだ人の大半が作者の性別を間違うのではないか、 という位硬質なものなので艶っぽさとは対極にあるような気もしますが、 この作品に出てくる李歐(リオウ)という男性がとても色気のある人物なのです。 とりあえずこの人が何か言ったりしたりする度に、私はのた打ち回ってました。 これはいわゆる「キャラ萌え」というやつなのかなぁとちょっと肩身が狭く なってきましたが(^_^;)、どこに「色気」を感じるかは人それぞれ。 こんな選択肢もありますよ、ということでご勘弁下さい。 赤江さんの短編集を帯に書かれた言葉に惹かれて買ったは良いが、積読状態… 速く読まなくちゃなあ(蛇足でした)。
- tweetie
- ベストアンサー率26% (975/3649)
艶っぽい文章と言えば、私は山田詠美が好きです。 彼女が直木賞を取った際、作品の強い女性像と黒人との恋愛という、それまでの日本の小説では無かったような描き方をしていたので、センセーショナルに捉えられているようですが、実は文章に露骨だったり卑猥だったりする表現って、少ないんですよ。その代わり、人間描写や環境描写で、そこはかとなく艶っぽく、読んでいる間、私は度々ため息をもらします。 この人の作品の系統として、外国人(特に黒人)との恋愛事がモチーフのストーリー、完全に外国を舞台にした話、また日本での話、そしてエッセイとありますが、エッセイは小説の細やかさ、津やっぽさに比べてあっけらかんとしており、これはこれでおもしろいです(^^) 短編集も多く、単行本もでているので読みやすいと思いますよ。 純文学系の作品でお勧めなのは「熱帯安楽椅子」「ソウルミュージック・ラバーズオンリー」「フリークショウ」など。 キュートなお話なら「チューイングガム」「ラビット病」 日本のお話なら「ぼくは勉強が出来ない」 「熱血ポンちゃんが行く」シリーズは彼女のエッセイ集です。
お礼
こんにちは。 レスありがとうございます。 山田詠美さん、私も結構好きですよー! 最近「色彩の息子」を読み終えたばかりです。 他の作品では「放課後の音符(合ってるかな・・)」と 「ぼくは勉強ができない」しか読んでないんですけど; 個人的な印象としてはからみつく匂いというか(笑) そういう感じです。くらくらっと。 タイトルの好みで「熱帯安楽椅子」、 あと前から読んでみたかった「ラビット病」を読んでみたいと思います。 ありがとうございました!
- hikoroku7
- ベストアンサー率14% (20/139)
赤江氏は存じないのですが 私が個人的に思うのは 大御所・五木寛之です。言葉の一言一言がすべて「匂い」があるように思えます。もし御興味を持たれましたら「青春 の門」「四季・奈津子」あたりからいかがでしょうか?
お礼
こんにちは。 レスありがとうございます。 五木寛之さんはまだ読んだことがないのです。 四季のシリーズ(?)話題になっていたので ちょっと興味はあったのですが・・ じゃあまず「青春の門」から読んでみます。 ありがとうございました。
御趣旨にあうのかどうか全く自信がありませんが、私が一番女性の美しさを感じた小説、という事で御紹介したいと思います。 「未亜に贈る真珠」梶尾真治 著 私は「71日本SFベスト集成」徳間文庫 筒井康隆 編(アンソロジー)で読みました。 この作家については何も知りませんが、随分昔に読んだにも拘わらず、タイトルも忘れずにずっと印象に残っています。SFです。女性の描写もあまりありません。ネタバレになりますのであまり書けませんが、私の中でこの未亜ほど美しい女性はいないのであります。おかげで増田美亜というタレントにも思い入れがあった程です。 「妙にドキドキ」というのとは違うかもしれませんが、是非読んで感動して頂きたいと思います。短編ですからお時間はとらせませんが。 艶っぽい文章であれば、やはり官能小説などの作家が上手なんではないでしょうか。 ストレートに性描写や肉体描写などではなくとも、やはり専門家だと思うのですが。 勝目 梓さんなどは、ハードサスペンスでありながらかなりエロチックな作風が多いのだそうです。テーマが性でないぶんだけ、逆に色気が際立つかもしれません。私自身はサスペンスものが好きではないのであまり読んだ事がないのですが、友人に熱狂的なファンがおります。
お礼
こんにちは。 レスどうもありがとうございます。 ちょっと図書館で(いつも図書館利用してるので)検索してみたのですが その「71日本SFベスト集成」という本が見当たりません・・;; 著者の梶尾さんについて調べてたら俄然興味が出てきたのですが。 vitamin-powerさんも思い入れがとてもおありのようなので リクエスト出してみようと思います。 ありがとうございました!
補足
ごめんなさい、お礼の補足です。 梶尾さんの解説で「美亜に贈る真珠でデビュー」とあったので 調べてみましたら、 「百光年ハネムーン」という梶尾さんの短編集がみつかりました。 早速借りてみようと思います。 ありがとうございましたー。
お礼
こんにちは。 早速のレスありがとうございます。 いえ、実は赤江瀑さんは「オイディプス」しかまだ読んでません(笑) 「ニジンスキーの手」をちょっと読み始めたところです。 じりじりと読み進めて行くつもりです。 教えてくださった本読んでみますね。 頑張ってシンクロいたします。 どうもありがとうございましたー!