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脳内出血の治療とリハビリテーションの患者側からの要請について
76歳の母が 脳内出血で2月2日に緊急入院致しました。 左の脳からの出血で 手術の可能性もあったのですが 今CTの結果 それはせずに 点滴治療を受けております。 右上下半身麻痺と失語症というハンディを背負うことになると説明を受けました。 4日にERのICUから 脳卒中病棟に移され 点滴治療を受けています。 リハは 早いほうが良いと言われていますが まだ無く、患者側の家族はどういうことを質問し、 要請できるのか 教えてください。 また 左の脳をやられた場合の症状や ケアの方法などを勉強できるサイトや本を教えていただけるとありがたいです。 どうぞ よろしくお願い申し上げます。 本当に 困っていますし、不安です。
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脳血管障害にも発症の原因によって病態、治療の方法、予後の管理に違いがあるので、一概に述べることはできません。 症状について具体的な記入がないので、可能性のあるものについて大まかに説明することにします。 出血性脳血管障害には、まず発症部位が脳動脈か脳静脈かで大きく違います。また、脳動脈が破綻する場合、主なものに脳動脈瘤が破裂するくも膜下出血(SAH)と高血圧性脳出血(ICH)があり、書かれている内容の範囲で発症急性期に手術と保存的治療の選択を検討したこと、失語と片麻痺を予測したことから、おそらく高血圧性脳出血の左脳被殻出血と推測しました。もし、この推測が違っていれば前提が崩れますから、以下の内容も参考にしないでください。 【高血圧性脳出血(ICH)】 病態は、加齢や高血圧によって脆くなった脳動脈が高血圧ともに破れて脳内に出血し血腫を形成します。脳深部の細い血管が切れることが多く、病巣の場所によってマヒなどの神経症状が違いますが、発症初期から運動マヒが生じることが多い病気です。右利きの人の場合は左脳(優位半球といいます)に発症すると右片麻痺と失語が起こります。質問文からはおそらく意識は清明とみましたが、通常症状の原因となる血腫の成長は6時間程度で止まります。その間病状が増悪しなければ、ひとまず安定します。 脳は頭蓋骨の中で逃げ場がなく、出血したり腫れると脳自体が圧排を受け頭蓋内圧が亢進するため、そのままでは脳全体が影響されることで重大事態になります。それを避け病巣によるダメージを最小限に止めることが治療方針として優先されます。治療は、受診時から血圧を下げる処置をし、頭蓋内圧を注意深く徐々に降下させます(詳しい治療方法は省きます)。症状が安定したところで保存的治療に移ります。 安定した後の病状の進行は脳動脈瘤破裂に比べて同病巣の再出血は少ないとはいえ、既に脳血管壁全体が弱くなり、他の箇所に小動脈瘤や血管の変形が進んでいるはずですから、さらに脳内出血が起こるリスクは相変わらず大きいと言えます。従って脳出血の直接の原因となる高血圧を避ける努力が今後重要になります。 発症後、数日~2週間位の間は出血を被った周辺の動脈に血管攣縮(血管が縮み、血流が滞る一種のショック症状)が起こる危険が残っていますので、その防止と管理を行い、その時期を過ぎると症状は固定しますので、マヒ等のリハビリに入るのが通例です。ただ、出血量や血腫の位置と大きさ次第で、この経過は長くなることもあります。 退院するときに、投薬、血圧の管理や食事についてなど注意を受けるはずなので、それをよく守ることが必要です。 マヒの原因となる血腫は今後徐々にですが、ある程度の大きさまで縮小していきます。症状も改善に向かいますが、失語などがどの程度回復するかは今の段階では何とも言えないと思います。リハビリは本人のやる気と実行が大事で、マヒの回復の度合いはその努力次第といえます。リハビリには周囲の励ましが役に立ちますので、是非協力して上げてください。 担当医に何を頼むかということですが、上記の病名、病態、今後の治療方針をまずしっかりと確認すること、後は退院後の注意事項を聞き順守することでしょう。病状の進行が今後どうなるかは本人、ご家族として一番気になることですが、医師としてもある程度の幅の中でしか予測できません。誠実な医師であればあるほど、いたずらに楽観的な言い方や断言を避けるものです。その点をご理解ください。今後何が再発や増悪のリスク要因かを確認することが大事です。 一般向けの参考サイトは下記の通り。 http://www.j-medical.net/bra002.html (再度確認しますが、もし高血圧性脳出血(ICH)でないときには、いろいろな点で上記とは違ってきますので、注意してください。)
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- hellow_work
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約3ケ月前に兄が同じ左側脳内出血で倒れ開頭による手術を行いました。 年齢(兄は39)や処置が違いますが、やはりリハビリは早い方が良いといわれました。 本格的にリハビリを開始したとき少しでもスムーズにいくようマヒ側の手足(関節)を動かすようにしていました。もちろん理学療法士の方の指導のもとです。 また、失語症もありますので、とにかくしゃべりかけるようにしました。 酷な言い方ですが、リハビリでどこまで回復するかは本人次第だと思います。ただ身内がしてやれるのは本人がその気になるよう、またそうなった時により良い環境でできるようサポートすることだけだと思います。 お母様が少しでも早く回復されるようお祈りします。
- s-utena
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同じように左脳からの出血をされた方の家族の方が作られたHPを見つけましたので 宜しければごらん下さい。 今はインフォームド・コンセントの風潮が高まってきていますから 何か疑問に思ったことがあれば些細なことでもいいので 医療者側に聞いてみてはいかがでしょう。 リハビリは早い方がいいですが、また出血が起こってしまってはいけないので ある程度その心配がなくなってから始まるのではないかと思います。 これから色々大変だと思います。 早くよくなられるといいですね。
お礼
心強いお答えをありがとうございました。 このページをプリントアウトして この2ヶ月間、母の付き添いをしながらお守りのようにして 毎日読み返しておりました。 なかなか御礼を申し上げられず、今日に至ってしまったこと、深くお詫び申し上げます。 なかなか、時間的にも精神的にも余裕がなく、今、目の前に起こっていることを一つ一つ解決着ていくことが精一杯でした。 右半身にかなり思い障害が残りましたが、回復期の現在、ひたすらリハビリに励んでおります。 これからも折に触れ、質問させていただきたいと思っておりますので、もし、お目にとまった際には アドヴァイスくださいますようお願い申し上げます。 本当にありがとうございました.