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カービングと普通スキーの違いとは?
カービングスキーと、普通スキーは何が違うのでしょうか?それによって、滑りももどのように変わってくるのでしょうか? また、カービングターンとは何でしょうか? わからないことだらけですが、ご教示お願いします。
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答えから言います。カービングスキーと普通のスキー(従来のスキー板:ノーマルスキー(すでに死語?))は、構造自体が大きく異なり、それによって滑りもカービングターンとスキッディングターンと大きく異なります。 カービングスキー自体の意味は、「〔carving は切る、刻む(掘る)の意〕で、鋭い回転を可能にするために、トップとテールの幅を広げて中央部を狭くしたスキー板」と定義されるかと思います。カービングスキーが登場する前のかつて(もう15年以上前)は、超上級者しか可能でなかったカービングターンを一般スキーヤーにも可能にしたマテリアル(スキー板など)です。ちなみに、カービングターンとは、「横ズレの極力少ないターン」のことで、スキー板はエッジングを弱くした状態でターンしようとすると、ずれやすくなり、逆にエッジングを強くすればするほど(脚の傾きを大きくすればするほど)、スキー板はずれにくくなり、サイドカーブに近いターン弧となります。ですから、カービングターンをしてくるスキーヤーは倒れてしまうんじゃないかと思うくらい、身体(体軸)を傾けて滑ってきます(決して、内倒とは異なります)。 カービング自体が、マテリアルも技術理論も年々進化しており、現在では、ターンの分類として、「トップコントロール」、「テールコントロール」それらを組み合わせた「トップアンドテールコントロール」、「テールアンドトップコントロール」となり、横ズレを伴う「スキッディングターン」とは大別されています。 また、全日本スキー連盟(SAJ)の市野企画委員長は、カービングターンを「私は、カービングターンとは、内向、内傾、内スキー始動ということを言っています。」とおっしゃっています(参考URL参照)。 最近は、マテリアル(カービングスキー板)自体が進化しており、初心者でもレールターンを行うことによって、掘って滑るcarvingターンは簡単なものとなってきました。ただし、それを真の意味でカービングターンに仕上げるには、SAJの市野企画委員長がおっしゃるとおり落下運動を回転運動に変えてやる、スキーヤーの運動(内向、内傾、内スキー始動)が不可欠となってきます。それがスキー技術そのもので、そこがスキーのおもしろみでもあります。 具体的には、ターンの局面のうち、切り換え期においてスキーヤーは上体の内向を行い、次のターン始動期では内スキー始動(これにより、カービング板の幅広のトップが雪面をいち早く捉えてくれます)を行い、舵とり期に内傾を強め、先に述べた板のエッジを立てエッジングを強め横ズレしないカービングターンを雪面に描きます。そして、次の切り換え期に移るという運動を繰り返してターンしていきます。これは、大回り(ロングターン)でも小回り(ショートターン)でも基本的な部分は変わりません。
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- sanpokojin
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こんにちは。 概要はNo.1の方のとおりでいいのですが、ちょっと補足を。 まず、くびれが少なく、長めのスキー(『昔のスキー』とでも申しましょうか)は、もうほとんど販売していません。カービングスキーが『普通のスキー』になってしまいました。 また、カービングスキーの中にもいろいろなジャンルや、初級からレベルにあったモデルがあるのですが、下のURLの4ジャンル分けは98~99の2シーズンくらいだけで破綻してしまいました。 その後フリーライド、オールマウンテン、モーグルなどいろいろなジャンルが増えています。(どのジャンルも昔のスキーよりサイドカーブがきつくなっています) 中には『カービングスキー』と言いながら、カービングターンが容易でない(力をかけるとずれてしまう)モデルもあります。 初級用モデルや、楽に滑れるコンセプトのモデルは、カービングしやすいというより、短くて良いので取り回しが良い、サイドカーブによってターンのきっかけを作りやすいとか、パラレルターンがしやすいスキーと考えた方がいいと思います。
- akipi-_forever
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普通のスキーは、スキーのトップからテールの幅がほとんど一定です。 一方、カービングスキーはトップとテールの幅が広く、センターの幅せまくなっています。また、カービングスキーはサイドカーブがきつくなっており、回転半径がちいさくなっています。 カービングとは、削ると言った意味で、ずれのないターンのことです。 普通のスキーでは、カービングターンをマスターすることはかなり難しかったのですが、カービングスキーでは容易にと言っては語弊がありますが、カービングターンがし易くなったと言われています。