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6歳の子供の目の手術についておしえて!
6歳の長男が目の手術をすることになりました。 眼振(がんしん)があり、そのために静止位置で首がかたむくため、できるだけ、 まっすぐにするように眼球の位置をひっぱる手術です。 1歳6ヶ月の時川崎病になっているので、心臓の検査も一年に一度うけています。 何より全身麻酔や手術後、完全看護のため親が泊まれないこと、いろいろ心配でたまりません。 子供も「どんなふうに手術するの?いたいの?」と手術という言葉がテレビでながれるだけで涙ぐんでいます。 母親がどーんとかまえていなければいけないと思いつつはじめての子供の手術に 動揺しています。経験者の親御さんいろいろ教えてください。
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現役の眼科医です。 先天性眼振を矯正するするための手術は眼内部をいじりません。 外眼筋という眼球を動かす為の眼球の外側についている筋肉基部を移動させる手術で一般の斜視の手術と変わりありません。 大人では、通常は局所麻酔で片眼で15分くらい、両眼でも40分とはかかりません。 外来で通院だけで、入院しなくてもOKなくらいです。 お子さんだからこそ、全身麻酔になるわけです。 全身麻酔の怖さとはまた別問題ですが、手術そのものをそんなに怖がらないでください。 特にお母さんが・・・。 麻酔そのものは、麻酔科の医師が担当するはずで、眼科の主治医とは別になるはずです。 下のレスの方の網膜はく離とは、手術のレベル・大きさが違います。 大学病院で言えば、医師に成り立ての一、二年生が主に担当する手術の部類になります。 先天性眼振は定量がちょっと難しいので、もう少しベテランがやることになると思いますが、いずれにしても眼内を触ることになる白内障の手術や ましてや視力に直接かかわる網膜はく離の手術とは大違いです。 こうした説明では、ご安心できないかもしれませんね。 医者側からたいした手術ではないと言われても患者さんの不安が拭い去れないうちは・・・・。 術後は早期に眼帯はとってしまいます。 弱視化を防ぐ為に最初から穴開き眼帯の事すらあります。 私が担当したお子さんの症例で術後に激痛を訴えたお子さんはいません。 普通ちょっとチクチクすると少し訴える程度で、麻酔後の体調変化がなければ3日ほどで退院許可が出るくらいです。 白目の充血(出血もあり)は術後1ヶ月間くらいは目立ちますが、新しい出血ではなくあざのようなものでそれ自体は痛みません。 綺麗に静止位に収まると、眼振の発現する回数も減って、弱視化の予防にもなり、外見上も良くなってご両親にも大変喜ばれるものです。
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- unyako
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simachiyanさん、少しでもお役に立てると何よりです。 私はここの「教えて!goo」には最近参加したのですが、 眼科関係の質問は読んでおくと、患者さんの感じ方が理解出来て勉強になります。 つい専門的に考えると、大したことがないから・・と簡単な説明で済ましている病気をあんなに気にするものなんだなぁ・・と反省しきりです。 というものの、私も午前中だけで二人の医師で140人ほどの患者さんを診ている 事も多くて、お一人お一人に丁寧な説明が出来ないこともまた事実なんです。 診察だけでなくて、簡単な予約無しの手術もこの中に含まれますので、 どうかするとお一人1分ということも・・・。 患者さんの方も質問しずらいですよねぇ。 ただこれからは眼科医は、その数が一番伸びている科でもありますので いずれは、ゆっくりお話を聞ける時期も来ると思います。 今は眼科医の人数が少なすぎるのが原因なんです。 医学部では、聴診器を持たない医者ということで、医師国家試験合格後に 眼科医を選ぶ学生は少なかったのです、私が医者になった頃は・・・。 今は仕事が綺麗で楽な科ということで大変人気があるそうです。 眼科医が増えてゆっくりお話が聞ける頃まで、いつも”めんどくさそうな顔”をしない医師でありつづけたいと思います。 どうぞ、simachiyanさんもお子様達が無事成長するまで、上手に医師と付き合っていってください。 最後にもうひとつ、日本眼科医会の病気解説のページをご紹介しておきますね。 これと同じ内容の本を、説明する時間がない時は、患者さんにお渡ししています。 この中の『16. 赤ちゃんの目の病気 』の中に子供の目の発育について書いてあります。
お礼
夏バテで体調を崩し、長い間パソコンを開かない生活をしていたので、 お礼がおそくなりすいません。 息子の手術は、4ヶ月まち状態だそうです。 Unyako先生のおかげで、手術に対する不安感もなくなり、 母親の私がゆったりとした気持ちでいるせいなのか、 息子も「いつが手術かな~」なんてうれしそうに?しています。 またいつか質問することもあると思いますが、 もし先生のめにとめていただけたら、回答よろしくおねがいします。 ありがとうございました。
- unyako
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主治医がめんどうな顔・・・これは絶対に医師がやってはいけませんね。 我々医師の側も大いに反省すべき点なのですが、こうしてネットや素人向けの本等できちんと下調べをした上での的確な質問なら、こちらも真剣に答えざるを得ません。 驚くほど勉強していって、ビックリさせてみませんか?! おそらく大きな病院での小児眼科であるなら、入院時の主治医は外来の受け持ち医と異なることもままあります。 その場合はチャンスですから、時間がありそうな時につかまえて、ゆっくりお聞きになるのが一番です。 さて、ここでは私がお答えできる範囲でお話しましょう。 >「手術するかしないかは、親と主治医がきめること」とおっしゃったのが >心にひっかかっています。 お気持ちは判りますが、6歳の子供に正確に自分の将来の責任はとれません。 子供の意志を尊重したばかりに?手遅れになってしまった例を、たくさん見ています。 子供は成長後に親を恨むことになります。 あの時ひっぱたいてでも治療して欲しかったと・・・。 遠視性弱視で眼科医から眼鏡を掛けるよう言われたが、子供が掛けたがらなかったのでその意志を尊重した・・・という親の言い訳のどんなに多いことか・・・。 本人が掛けたいと眼科にきた時には、既に手遅れでもう一生視力は出ません。 その時の本人の絶望感がわかりますか?! 親の後悔も並大抵ではありません。 >今手術するのと、大人になって手術するのでは、やはり何かちがうのでしょうか? 上記した通り、視力には発達する時期というものがあります。 普通8歳までの訓練で決定しますし、12歳以上になってからでは全ての治療は無効とお考えください。 この時期を逃してしまうと、たとえ後から手術しても眼振から来る弱視化は防げず、普通免許の取れるような視力は難しくなる可能性があります。 またいつも顔を曲げてみる為に友達から笑われて、精神的な劣等感も感じるかもしれません。 お母さんが、もう少し基本的な視力の発達についての知識を勉強する必要がありますね。 下のURLの斜視弱視のページなどよい参考になると思います。 どうぞ、今の一時の手術に対する不安より、将来に後悔すること無いように勇気を持って手術をお受けになってください。
お礼
回答ありがとうございます。 一番気になっていた,親の責任と子供の気持ちについて的確に答えていただき、 心の中がとてもすっきりした気分です。 やはり短い診療時間内で心の問題までゆっくりと話せるような体制ではないようにおもうので 《教えて!goo》でUnyako先生に私の質問を目にとめていただいたことが すごくラッキーなことだと思います。 いろいろな眼に関するホームページを見て勉強し、子供とともに手術にのぞみたいと思います。 ありがとうございました。心から感謝しています。 これからも私たち患者や親の気持ちを支えてくれる、先生のようなお医者さんが 一人でも増えるように願っています。
先日私の娘(7歳)も全身麻酔で耳の手術を受けましたので、親御さんのご心配もよくわかります。 川崎病が既往歴にあることは必ず手術の申し送りにあるはずですので心配はないでしょう。 また、麻酔科のある総合病院での手術になるのでしたら 手術の前日くらいには麻酔科のお医者さまと親御さん、子供さんの3人で打ち合わせがあるはずです。 (うちの娘は、そのときに看護婦さんから麻酔や手術に関するレクチャーを絵本を使って受け、 吸入麻酔の香りをイチゴにしてもらうことまで決めて、ご満悦でした) 麻酔に関して御心配なことは川崎病のことも含めてなんでもその場で先生にご確認になれば大丈夫です。 子供さんも「先生に質問・確認して納得している親御さん」の姿を見ればきっと安心しますよ。 子供さんには「首を曲げなくても、よく目が見えるようになるんだよ」 「痛くなく、怖くなく手術するために眠り薬を使う」 「手術はぐうぐう眠っている間に全て済むので、絶対に痛かったり怖いことはない」 「もしも痛かったり、怖かったりしたら、遠慮なく口に出して言ってよい」 「痛くないんだから、怖いことなんてないよ」 このことを徹底して何度もくりかえしてあげてください。 また、両目同時の手術なら麻酔から覚めても包帯や眼帯で目の前が真っ暗、という恐怖感がある可能性がありますね。 その点も「ばんそうこうがついてるから目覚めても前は見えないよ」 「目が覚めたら『ママ』と呼んでね」などとあらかじめレクチャーしておけば 無用な混乱やパニックな避けられるでしょう。 手術に加えて入院ということだけで、お子さんは不安になっているのでしょう。 「病院でわけもなく泣いたり騒いだりするのはおかしいが、 痛いとき、苦しいときには、『ここが痛い、苦しい』ということを先生や看護婦さんに言えれば あとは泣いてもかまわない」 ということがわかっているだけでも不安感はずっと減るでしょう。 また、開腹のような大きな手術ではなく、眼科の手術ならばそれほど深い麻酔ではないはず。 手術がおわったあと自発呼吸ができることが確認できれば、間もなくご自分の病室に帰って来るのではないでしょうか。 (うちの子は麻酔が覚める前に自室に戻ってきました) 朝8時半に注射で予備麻酔を受け、もうろうとした状態でストレッチャーで9時15分に手術室に入り (手術室のドア前で「ママ待ってるからね」といって別れました)、10時15分には手術終了。 10時半には自発呼吸が確認できたという連絡があり、私がまた手術室前に呼ばれて一緒に病室へ戻りました。 午後1時頃までうつらうつらしていましたが (その間、看護婦さんが15分~30分おきに血圧などの測定に来ていました) その後はすっきり目が覚めて3時のおやつをしっかり食べ、 (前日の夕食以来絶飲食だったので猛烈に空腹だったのです) 夕方にはプレイルームで他のお子さんとピンシャン遊んでいました。(笑) 大人の方の手術体験談では「麻酔の覚めがけに吐いたりして大変苦しんだ」などということをよく聞きますので その点を私も心配していたのですが、うちの子はそのようなこともなくてラッキーでした。 子供の回復力はたいしたものです。 お子さんの手術がご無事に済むことをお祈りいたします。 ちょっと痛い処置や注射も何回かあると思いますが、そのたびに(ちょっと大げさに)ほめてあげることを忘れないで下さいね。
お礼
お礼がおそくなってすいません。 経験者の親御さんの回答すごくうれしかったです。 子供にこのように言ってあげればいいんだってすっごく参考になりました。 ひとつ質問なんですけど自発呼吸の確認ということは人工呼吸器を つかうのでしょうか? 私もMonchan1209さんのように、 手術のことをしっかりおぼえて、また私のようなママにめぐりあえたら いろいろアドバイスできたらなーと思いました。 やっぱり母親がしっかりしていないとだめですよね 本当にありがとうございました。
なかなか回答がないので。 私が、10年以上前に、全身麻酔で網膜剥離の手術をしたときの体験ですので余り参考にはならないかもしれませんが。 朝の手術の場合は朝食抜き、午後の場合も朝食抜きです。 まず、当日の朝は、なんとなく緊張していますが、精神安定剤のような薬を飲みます。 しばらくすると、少し眠くなった頃に、ストレッチャーに乗せられて手術室に向かいます。 中に入った頃は、眠くて頭がもうろうとしています。 回りでは色々と準備をしていますが、よく分かりません。 やがて、先生が顔にマスクらしいものを当てました。 「麻酔のテストをしますから、息を吸ってください」との声で、息をしている内に・・・・・・。 そのまま、夢の中へ入ってしまいました。 手術に4時間半掛かったようですが、全く記憶は有りません。 (眼振の手術時間はどのくらいか判りませんが) この間、部屋に戻ってから、何回か胃の中のものを戻しています。(微かに記憶がある程度です) これが、ちょっと苦しいです。 聞くところによると、午後の手術の方が大変なようです。 耳元で、大きな声が微かに聞こえます。 「**さん、聞こえますか」 夢の中で、呼ばれているのが、微かに判り、あぁ終わったんだと気づきました。 私の入院した病院も完全看護でしたが、この辺りまでは、家族が側にいることが出来ました。 段々と麻酔が覚めて、意識が戻ります。 手術の後の痛みは感じません。 こんな感じでしたが、参考になるでしょうか。 お母さんが動揺すると、お子さんは敏感に感じ取って、不安になりますから、どっしりとしていてください。 頑張ってください。 お子さんに、「痛くないから、心配しないで、頑張って」とお伝えください。
お礼
お礼おそくなってすいません。 私の質問になかなか回答がないので、ご自分の手術の時のことを 思い出して書き込みしていただいたんですね。 うちの子もKyaezawaさんのように 手術したことをおぼえていて どなたかの参考になればとおもいます。 子供にも「いろいろな人が心配や励ましをくれているよ」とつたえます。 本当にありがとうございました。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 眼科の先生に答えていただいて不安な気持ちが少し軽くなりました。 主治医にいろいろ質問しようと思うのですが、いざ診察日になると, 親のほうが緊張してしまって、思うように言葉がてできません。 一度メガネをはじめてかけることになった時いろいろ質問すると、 めんどうな顔をされたので、それ以来なおさら聞きにくくなってしまいました。 小児眼科なので、たくさんの子供さんがまっておられますし、ましてや 眼科の先生からみれば、うちの子のような症例は軽いほうなんだし とても気をつかってしまいます。 メモに質問事項を書いて手渡すほうがいいのでしょうか? それと補足ですが父親が眼振があり(なにも治療していません) 上の子(10歳)も先天性眼振です。 そのため遺伝せいのものといわれました。 上の子も3歳から同じ病院にかかっていますが 比較的症状がかるく、めがねだけで、手術の必要もなさそうです。 手術をすることが決まった時、主治医に子供の気持ちを言うと 「手術するかしないかは、親と主治医がきめること」とおっしゃったのが 心にひっかかっています。 6歳といえばもう自我もあり、しっかりしてきています。 今手術するのと、大人になって手術するのでは、やはり何かちがうのでしょうか? 眼科医の意見としてぜひお聞かせ願いたいのですが お忙しいなか回答をいたたいたのに、まだ質問してしまって申し訳ないのですが もしお暇ができましたら、よろしくお願いします。