- 締切済み
吸入ステロイドの副作用
喘息治療に使われる吸入ステロイド薬の副作用として、口腔カンジダ症、嗄声(喉のかれ)などがありますよね。口腔カンジダは口腔内の免疫が抑制されたのだろう、という事で分かるのですがどうして嗄声は起こるのでしょうか?また、嗄声もカンジダ同様にうがいで防止できるのでしょうか?教えて下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- akai_20
- ベストアンサー率0% (0/0)
嗄声の発生機序として(1)カンジダ症が咽頭に及んで生じている場合(賛否両論あり)、(2)吸入ステロイドによるステロイド筋症が生じて声帯の随意筋の運動障害が起きる場合、(3)エアゾール型の吸入ステロイド剤に含まれる溶剤による刺激で炎症が起きる、の3点が考えられるようです(山内広平著、日本医事新報2002年106-107ページ参照)。 もちろん、吸入後のうがいによってかなり軽減できると言われています。嗄声が起きにくい吸入ステロイドもあるようなので、それに変えることもあります。
- kawakawa
- ベストアンサー率41% (1452/3497)
喘息は非常に苦しいものですよネ。血中酸素濃度が低くなりすぎると、最悪の事態を招く場合すらあります。15年ほど前から、吸入ステロイド剤が治療薬として広く使われるようになってきました。これは、喘息が気管支の慢性的な炎症であることが理解されたからで、実際にステロイド吸入剤は非常に高い効果を示しています。 通常、ステロイド剤というのは副作用が強いというイメージが伴っていますネ。おそらく、アトピー治療などの場合のリバウンドのイメージからきていると思われますが‥ 吸入式のステロイド剤では;咽喉頭症状・口腔カンジダ症・口内炎・口渇・味覚障害・呼吸器カンジダ症・口腔咽頭アスペルギルス症・悪心・嘔吐・下痢‥の副作用があるとされていますが、悪心以下の症状は別として、吸入の際に口の中に残った薬剤が原因であると考えられています。したがって、吸入を行った後、直ぐにウガイをすることで十分に防ぐことができます。 現在のところ、吸入式ステロイド剤による全身性の副作用報告はありません。これは、ステロイド剤が呼吸器から吸収される効率が悪いことと、絶対的な量が少ないためと考えられています。 喘息の苦しさや、弊害と、非常に効果の高い吸入式ステロイド剤の利用に伴う、ウガイでほとんど防ぐことのできる副作用とを比較した場合、どちらが患者にとって良いかということは直ぐに答えがでると思います。 以上kawakawaでした
- greenhouse
- ベストアンサー率52% (143/270)
嗄声は吸入がうまくないと起こります。喉の使いすぎで声が嗄れるのと同様、喉が一時的に炎症を起こすのです。1日8吸入(400μg)以上使う場合にはスペーサーを使うと嗄声の予防になります。詳しくは下記サイトをご参照下さい。 「成人喘息の治療」 http://www.nifty.ne.jp/forum/fsky/fskya/astday/5th/adult.htm お役にたてれば幸いです。--a_a
お礼
早速参考サイトを見ました。ありがとうございます。 喉が一時的に炎症を起こす、ということがよく分からないのですが調べてみようと思います。
お礼
細かいご指導ありがとうございます。 実は、吸入ステロイドで何故嗄声が起きるのか、という事を宿題に出されているのですが、吸入ステロイドの事を細かく書いてある資料がなくて困っているのです。嗄声の起こる薬理学的機序について何かご存知でしたら、また、その様な事が載っている資料をご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?