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ES細胞作成に卵を使う理由

こんばんは ES細胞の話を聞いてふと思ったんですが なぜ体細胞の核と脱核した卵をつかうのでしょう?? そもそも体細胞の分類自体がよくわかっていないのですが 生殖細胞とはまた違いますよね?? でも含まれているDNAは同じではないのですか?? だから体細胞でなくても生殖細胞の核をつかっても OKなのでしょうか。 そしてなぜ卵細胞を使うのでしょうか? 卵細胞は卵割した沢山の細胞になりますが 体細胞でも処理をすればDNAを複製して 細胞分裂ができますよね??? 断片的にしか知識がなく、考えるほど よくわからなくなります。 どなたかご存知の方よろしくおねがいします。

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noname#9462
noname#9462
回答No.2

再生医療の話を聞いて、クローン胚の作製とES細胞の作製がごっちゃになったのですね。 ES細胞は胚の細胞からつくります。胚が胚盤胞という袋状の状態まで成長したときに、その内側にある細胞の塊(後にこれが体の全ての細胞になります)を特定の条件で培養するとES細胞になります。 ES細胞をうまく操作するといろいろな種類の細胞になります。それを利用して、たとえば特定の脳神経が失われたヒトにES細胞から作った神経細胞を補充する、というようなことも可能になります。 ただし、そのヒトと補充した細胞との遺伝情報が違っていると、補充した細胞は異物として扱われ、免疫の働きによって排除されてしまいます。 そのヒトとおなじ遺伝情報をもったES細胞ができれば、この問題は解決します。そのための技術がクローン胚です。 クローン胚をつくるには、卵子から核を取り除いてそのヒトの体細胞の核をかわりにいれます。こうすると、染色体数が体細胞と同じで細胞質は卵子のまま、つまり胚にそっくりな状態になります。うまくすると胚として成長させられます。遺伝情報をもとのヒトからそっくり引き継いでいるので、クローンになるわけです。 ここからES細胞をつくれば、もとのヒトと同じ遺伝情報をもったES細胞ができるので、補充したときに異物として排除されないわけです。 注:胚とは、卵子と精子が授精してできた未成熟な個体をいいます。染色体数は体細胞と同じです。受精卵ともいわれることもありますが、タマゴ(染色体数が体細胞の半分)ではないので、科学的ないいかたではありません。

参考URL:
http://www.trc-net.ne.jp/trc/cont/00_www/basics/02_05.html

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回答No.1

はじめまして。 生殖細胞と体細胞では含まれているDNAは異なります。 ヒトのばあい、体細胞は46本の染色体が含まれています(男性は46XY、女性は46XX)。 生殖細胞は精子、卵などのことで、減数分裂という染色体の数を半分にする過程を経て作られます。 よって、精子は父方の染色体の半分(23Xもしくは23Y)、卵は母方の染色体の半分(23X)を含んでいます。 これらが受精する(両方の染色体が混ざる)と子供の染色体は46XYもしくは46XXとなるのです。 よって、ES細胞には、生殖細胞ではなく体細胞が用いられます。

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