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乳児の保育とは…
初めまして。mikiriと申します。 大学で保育士を目指すものです。 先日、「保育士の重要性を人間性資質から考え、乳児の生活環境の重要性を養護と教育の場として考えるとすればどう答えますか?」と講師に問われたのですが、一体どういう事なのでしょうか? なんだか難しくて全然分からないのです..(T-T) 乳児を保育する場合、一番何が大事だと思いますか? まだまだ勉強不足なので、少しでもご意見を聞かせていただければと思います。 宜しくお願いします。
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有資格者のワーキングマザーです。 ホントに設問が難しいですね。 海外での臨床例ですが興味深いモノがありますのでご紹介しますね。 清潔な病院で医師・看護士達の元で事務的に完全養護を受け育てられた子ども達のグループと劣悪な環境の元、子ども好きの大人一人が面倒を見た子ども達のグループを観察し比較した結果、病院で育てられた子ども達は病弱で発語も遅いというデータが出ました。 どんなに素晴らしい環境を設定しても養育者に愛情がなければ子どもに声を掛ける事もなく、声を掛けられない子どもは言葉を覚えるのが遅いという結果ですね。 『人間性資質』というと難しいですが、mikiriさんが保育士となって働いている場面を想像してください。 どんなにあやしてもミルクをあげても泣き止まない子。 オムツを換えたばかりなのに、すぐウンチやおしっこをする子。大人しい子。かんしゃくを起す子。イタズラばかりする子。おもらしする子。 ナンだか相性の良い子。反対になぜか苦手なタイプの子。 様々な子供たちがいますが、mikiriさんは全ての子ども達に、毎日同じ態度で公平に愛情を注ぐ事が出来ますか? 思い通りに動いてくれない子ども達を相手に八つ当りやイライラしたりしませんか?その感情を殺す事が出来ますか? 『保育士の重要性を人間性資質から考え』は、こういった事を言っているのではないでしょうか? また養護と教育は「飴と鞭」「甘えと躾」に置き換えて考えて見られてはいかがですか? 乳児というと0ヶ月~1歳6ヶ月くらいまでですから、腰すわりやハイハイ、一人歩き、発語など、目覚ましい成長の時期です。 低月齢の乳児の場合は養護のみでも問題ないでしょうが、ある程度の月齢になると社会性の発達の為に教育が関わってきます。 外遊びも楽しいでしょうが、落ちている物を口に入れる危険性や、交通事故、人的事故など神経を張る場面がたくさんあります。 トイレトレーニングや食事のマナーやルール・お友達との関わり方など『教育』として取りこんで子どもの社会性の発達をサポートして行かなくてはならない面があります。 『養護』だけしていれれば逆にラクかもしれませんが、いつもイイ子イイ子してあげるのは不可能でしょうし、いつも室内にいれる訳もなく、他にもお預かりしているお子さんがいる事や甘やかしすぎて、加干渉になる場合も有ります。 乳児の~養護と教育の場として考える』は、上記の事だと思うのですが… 現場の保育士さんでもその方の人間性資質により(キャラクターの方が分かりやすいかな)全然、タイプが違いますよ。 例えば『とっても躾に厳しくビシビシ怒るけど、肝っ玉母さんのような包容力で大人気の保育士さん』や 『いつも穏やかでニコニコ、何が起こっても冷静。怒る時も静かに諭す様に語られる優しさのカタマリのような先生』等など、色んな個性や保育論を持った保育士さんがいらっしゃいます。 私は乳幼児保育で重要な事は、子どもに対する適度な愛情と冷静さ、パニックを表面に出さない感情のコントロールと忍耐力だと思うのですが、あまり無理をしない事も重要です。子どもは敏感ですから、無理をするとすぐにバレちゃいます。mikiriさんもmikiriさんの個性を生かした自分に無理のないオリジナルな保育論を完成させて、素敵な保育士さんになってくださいね。
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- kajitsu
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そんな難しい言葉で保育を考えさせるなんて、正直どうかとは思いますが…(汗) 働く母として思うことを書きますね。 核家族化・共働き家庭の影響で保育士の方の重要性が増して来たのは事実だと思います。今まで家族と過ごしていた時間を保育士の方と過ごす環境に置かれた子供が増えてきたからです。 子供にとって何が必要か。それは「暖かさ」だと思うのです。スキンシップによって得られる安心感は、乳幼児期には欠かす事の出来ないものです。多くの著書にもあるように、また実感として持っている事でもあるのですが、「あなたが本当に大好きなのよ」と体で表現して育てるのはとても大事な事だと思います。 両親がなかなか一緒にいてやれない環境の子供達の場合、保育士の方のスキンシップがあるなしでは人間性に大きな影響を及ぼすのではないかと思うのです。 やっつけ仕事でおしめを変えられた子供と、両親のように優しい言葉を掛けられながらおしめを変えられた子供、どちらが将来にいい影響を受けるでしょうか。 難しい言葉に惑わされず、自分が赤ちゃんだったらどんな風に接して欲しいか、もし母親になったらどんな風に接して欲しいか…と考えていけばおのずと答えが出てくるのではないかと思います。 あと教育についてですが、子供は大人が思っている以上に賢いものです。(日々実感中)「まだ早いかなぁ」と、させる前に諦めず、どんどん挑戦させていくと思わぬ可能性が開花したりするものです。といいますか、そうでした(笑)と、まぁ毎日勉強させられてます♪
お礼
こんばんわ、お答え下さって有難う御座います♪ お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。 保育士として一番必要なのはやはり子供との心の通いですよね。 特に乳児期は愛着形成が重要視される時期ですから、保育士の関わり方でその子の人格が変わっちゃうかもしれませんよね。。 これからは、難しく考えすぎないようにします^^; とても参考になりました。ありがとうございます。
お礼
こんばんわ。質問に答えてくださって有難うございます(^^) お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。 seammamaさんがお答えしてくださった内容には大変説得力があり、「なるほどなぁ」と自分の経験と合わせて考えることが出来ました。 親切に具体例を挙げてくださったので、より分かりやすかったです。 乳児は成長する過程で一番養護を必要とされる時期ですが、それは幼児期の教育にも繋げていかなければいけないですよね。 子供達に好いてもらえるような保育士目指して頑張りたいと思います^^ ありがとうございました。