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EUの『CO2排出量市場』について
EUでは、 「CO2を義務量より削減すれば余剰分を市場で売れ、超えていれば市場で買うか罰金の支払いをしなくてはならない」 という取り組みをしていると聞いたのですが、CO2を売り買いするって、意味がよく分かりません。 また、この取り組みってEUだけなのでしょうか?
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基本的にはNo.2のbren氏の回答の通りと考えます。 「CO2を売り買いすること」とは、簡単に言えば、あらかじめ定められた排出枠(例えば、企業活動で年間A万トンのCO2排出量を国に認定されること)と実際の排出量(B万トン/年)との差(C=A-B)について、 C=0:売り買いしなくて良い。 C>0:削減できた量を、削減できなかったところに販売できる。来年度への繰越も可能(のはず)。 C<0:未達分については、罰金(施行期間中は40~50ユーロ/CO2トン程度)を支払うか、市場から購入する。 ということで、EU域内で温暖化ガス排出量の削減を経済的に達成しようとするものと聞いています。 なお、EU以外には、「シカゴ気候取引」というところで、全米証券業者協会、シカゴ市や複数の企業が参加して行われているようです。 日本では、1~2年前に政府が主体となって参加企業を募り、予備的な試行・・・シミュレーションを実施しています。 詳細は、国(環境省、経済産業省など)のホームページを調べてください。
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- bren
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地球温暖化の原因とされるCO2の排出を減らそう、というのが大テーマで、EUは独自の削減目標を設定しました。その中で各国は「200x年までに排出量をX%減らす」などの目標を与えられており、それを守る努力をしなければなりません。ですが、「明日からC02を5%減らしなさい。」といわれても、急にそうはできません。そのためには、排出を減らす技術や政策が必要となります。どのくらい実現できるかは、各国の状況によってしまいます。そのため、削減を積極的に推進し、目標以上に削減できた国は、その余剰分を他国にCreditとして売ることができ、目標を達成できない国はそれを買って削減とできるように設置されたのが排出量市場です。とりくみは世界中で広がりつつあります。ただし、まだまだ機能するには課題が山積ですね。。。下記の方もおっしゃっているとおり、世界最大のCO2排出国であるアメリカが京都議定書を批准していないって事実もありますし。。。
- toshiki78
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京都議定書によるものですね。 各国に削減義務量を定めれています。 ロシアが批准したために有効になりました。 日本の削減目標は6%で実情は。。 増加しているので達成不可能。 日本はロシアとの取引がされるとよく言われますが。。 この条約は、最大排出国のアメリカが批准したためあまり意味がないですね。