測定器の定期的な校正となると『計量法』が関係してくると思います。
しかし、計量法で校正が義務づけられているのは、商取引に関連する計器類です。電力会社が取り付けるメーターとか、ガソリンスタンドのメーターなど、その指示数によってお金が動くものが対象です。
ご質問の絶縁抵抗計は、直接お金の動きに関係してくるわけではないので、計量法の対象ではありません。
とはいえ、誤差の大きい計器を使っていたのでは、社会的信頼が得られません。
>数年に一度宅内調査に来て、○○MΩ以上で異常ありません…
これは『電気事業法』の規定に基づき、4年に 1度の調査が電力会社に義務づけられていることによります。実際には電力会社が自ら出掛けることはあまりなく、○○電気保安協会とか、△△電気工事工業組合など、経産相の認可を受けた外部団体に委託しています。
電力会社は、その外部団体と契約し、調査の費用を支払うわけですが、契約条項の一つに、
「絶縁抵抗計の校正」
が含まれています。
>測定会社において所内規定などで、計測器の精度の記録・管理ってされているの、また、法的効力は…
つまり、校正に関する法の拘束はありませんが、業界団体で、あるいは個々の企業が独自の判断で、自主的にやっているということです。
>計測器の取扱を見る限り、それほどの精度の測定器とは思えません…
実際に訪れるのは外部団体でも、普通の人は電力会社が来たと受け取ります。、狂った計器では、電力会社の信頼にかかわりますから、本来の調査義務者である電力会社が、そのようないい加減なことをさせるはずがありません。
どうぞご安心ください。
お礼
適切な回答ありがとうございます。絶縁測定結果によっては火災・感電の可能性も否定できないので、もっと、精度の高い測定をお願いしたいものですね。