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小児科医が不足している理由は?
現在、地方や救急で小児科医が減っていると取り上げられたりしてますよね。それってなぜなのでしょうか?少子化の影響でしょうか?それとも他に理由があるのでしょうか?
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小児科の先生方は本当に大変だと思います。もし6人の小児科医がいたとしても、月に5回の当直です。次の日には普通どうりの業務が待っています。休みなんかもらえません。自殺された小児科の先生は4人で、月9回の当直をこなしていたそうです。3日に1回、徹夜で仕事をして次の日も休みなし、という意味です。 子供のお母様方は「お医者さんだから大変なのは当たり前」といいます。専門外の医師が「ちょっとした風邪」と言ったら、「専門でもないのに責任持てるのか?」と言われます。しょうがなく小児科の先生を呼ぶしかありません。仕事の関係で、当たり前のように時間外に受診する人がいます。マスコミは「通常時間内に診察を受けましょう」となぜ言ってくれないのでしょう? 医師には応酬義務があります。夜中にレストランに行って「ディナーをフルコースでたのむ」と言っても断られますが、医師は「フルコース」をやらなくてはいけません。大学病院の看護婦は付き合ってくれませんので、医師が自分で患者の採血をし、レントゲンやCTをとります。「CT室へベット押して行ってもらっていいですか」「検査室へ連絡お願いします」と言っても「看護婦の仕事ではありません」と言われます。 「のどに割り箸を刺して子供が死んだ」と言って、報道関係は耳鼻科の先生を責めます。たしかに脳まで届く傷です。しかし大事なのは「箸をくわえたまま歩かない」と、当たり前のことをなぜ報道機関が言ってくれないのでしょうか?未だにそういう子供が後を絶ちません。 女性小児科医がどんどんやめていきます。出産後、激務のため勤務が続けられないからです。医師には労働基準法が通用していないのです。 特に大学病院では、 24時間特殊な患者を診て、 救急患者も診て、 医大生も教えて、 研修医も教育して、 病気の研究もして、 それでも「大学教師」です。医師ではありません。ありていに言えば高校の先生と同じくらいしか給料をもらってません。24時間365日電話一本で呼ばれます。外でアルバイトをすると、報道機関にいろいろ言われますので事実上禁止です。みんな疲れ果てて、総合病院をやめ開業していきます。 医学生はなかなか小児科医になりません。ぼろぼろになっている先輩方をみて、尊敬はすれどもついていくことにはためらいがあるからです。卒業後2年間、研修医は9時5時になりました。それ以上の労働は禁じられているそうです。信じられません。 医師がなぜこんなにたたかれるのでしょう?なぜこれほど頑張っているのに厚生労働省もマスコミもお母様方も助けてくれないのでしょう? 「やってくれ、やってくれ。でもお金は払わん」それでもいいのでしょうか?欧米が良いと言われるのでしたら、ぜひ来て見てください。アメリカでは1回の診療に4,5万かかります。救急センターはその場所へ入っただけで3万円かかると言います。 あくまで個人的な意見ですが、ただただつらいことを医師にまわしているように思えてなりません。看護婦さんがもう少しやってくれるといいのですが。採血も点滴も全部医師っておかしくありませんか?点滴が漏れただけで夜呼ばれ、点滴の側管注入だけで夜中に来るのは、ばかげてます。胸を張って「採血は看護婦の仕事ではありません」って。じゃあ仕事何ですか? 医師も直さなくてはいけないことも多々あると思いますが、もうちょっと何とかしてほしいですね。不適切な表現があったらすみません。
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- CageAnoe
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すいません#6再投稿です もう一つ。 医療訴訟が一番多いのは小児科です。
お礼
やはり#8さんのように、患者の一生を左右しかねないので、訴訟になるケースも多いのでしょうかね。ありがとうございました。
- machi-maru-maru
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小児の病気は非常にデリケートで難しいのだそうです。 大人が病気になるのに対して小児の場合はそのときの判断ミスがこの子の一生を左右しかねない病気になることもあるのだそうです。 そういう重圧と激務から減少傾向にあるとのお話をうかがったことがあります。
お礼
激務に加えて、まだまだ先の長い子の命をあずあるという重圧もあるんですね・・・。ありがとうございました。
- CageAnoe
- ベストアンサー率53% (128/240)
皆さんの回答にもう2点ほど付け加えます まず「小児科医が減っている」のは事実ですが、子供の減り方の方が大きいようです。 もう一点。 日本の医療制度は「出来高払い」ですから、慢性疾患に篤い制度になっています。ところが小児は勝負が早いんです。慢性疾患が多くないのもそうですが、病気になってから治るまで(或いは悪い結果になるまで)がとても早い、これも小児科の経営が成り立ちにくい原因の一つです。
お礼
やはり少子化も関係してるんですね。早く治ると収入が減るってことですか?それってなんか複雑ですね・・・。
- tarapp
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まず小児科というのはひとりあたりの診療時間が大人の何倍もかかります。 聴診ひとつにしてみても大人のようにはいきません。 泣きわめいたり、脱走したり・・・その分職員の人数は必要です。 診察に時間がかかるということは一日あたりに診れる人数が大人より少なくなりますし、その数は医師の収入に大きく影響します。 また今は結構医薬分業が進んで、薬は別の診療所も多いですが、子供の場合薬も大人よりずっと少ないわけですからその分の収入も内科ほどありません。 また大病院などでは、夜間救急でくる患者さんが他の科にくらべ圧倒的に多いです。 その点からも当直も殆ど寝られず・・・が多いです。 仕事量のわりに収入はあまりよくない・・・というところでしょうか。
お礼
うまく表現できない子供の言葉を理解したり、あばれたりもするでしょうし時間は相当かかるでしょうね・・・。ありがとうございました。
小児科は、患者の訴えが正確に受け取れない・手間が掛かる・時間外の診療が多いなど激務の割りに医療費が安いということから新規の希望者が少なくその上今までの小児科医の高齢化が原因で不足しているようです。 下記のページと参考urlをご覧ください。 http://www1.doc-net.or.jp/~babynet/yousei(syounikai).htm
お礼
教えていただいたURLはどちらも大変参考になりました。小児科医の数が少ないのではなく、子供を診る医師の数が少ないというのは印象的でした。ありがとうございました。
私もテレビでみたんですが、 1.全般的な知識、技術がいる。 2.大変な割りに診療報酬が少ない。 3.少子化。 だそうです。でも、親としては信頼できる小児科(先生)が少なくなってくるので心配です。
お礼
このままではどんどん小児医療の幅狭まりそうですね。ありがとうございました。
- rmz1002
- ベストアンサー率26% (1205/4529)
この前テレビでやっていましたが、医者に言わせると「苦労が多い」んですって。 ・小児科とひとくくりにされているが、外科・内科その他もろもろ全般の知識・技術が必要。 ・子供なので、症状を聞いても満足な答えが返ってこない。 で、そんな苦労の多い小児科より、楽して儲かる内科に流れていってしまうんだそうです。
お礼
そういわれてみれば、小児科って内科や外科や幅広いですもんね・・・。ありがとうございました。
- RZ350RR
- ベストアンサー率27% (444/1615)
普通に考えると。。。 値段が同じかそれ以下で治療が手間暇かかるからだと思いますね。 大人相手の治療だと、我慢しますし、痛いところは ハッキリします。子供の場合は特定が結構難しいようです。 また、子供の診療時間は緊急を入れると夜間が多いようです。 また、子供が嫌いな人は(独身で)多いですし、その辺も問題でしょう。医者の友人に聞くと子供好きじゃないと本当にやっていけない職業のようです。 ですからきつい職業になっていますので段々となり手が少なくなっているようですね。
お礼
いろいろと大変なんですね・・・。ありがとうございました。
お礼
参考URLを見させていただきました。過労死に到ることもあるんですね・・・。また医師と看護士との信頼関係も重要ですね。ありがとうございました。