• ベストアンサー

なぜ万人が最低限の生活を送れる世の中じゃないの?

なぜ最低限の衣食住がある生活を皆が送れないのでしょうか? 貧しくて住む所がない、食べるものがない人たちになぜ国が支援をしないのですか? 豊かな人から少しずつ集めたお金や国のお金で貧しい人の分をまかなうことは できないのでしょうか? 日本のホームレスの方々はまだ恵まれている方だと思いますが、 海外などでは食べる物が本当にない人が大勢いますよね? なぜ国がそういう人たちを守っていかないのですか? ?マークだらけですみません。 ご回答よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.5

こんにちは。 自分では多少分かっているつもりでいたのですが、質問者さんの実直な質問に、頭を後ろからぶん殴られた思いがします。 国際問題には個人的に少々興味もあるんですが、何せ素人ですから、間違っていることもあるとは思うのですが、せめて参考程度に意見を述べさせて頂きたいと思います。でも、ちょっと長くなりますから、暇なときに読んで下さい。 貧富の差が発生するのは、資本主義経済の特徴です。資本主義経済社会では、生産手段を持つ資本家と労働者との階級格差が埋まることはありませんし、何よりも、需要と供給のバランスに依存する「結果経済」では資源の浪費をなくすことはできません。つまり、資本主義経済は、その性質上、人為的にコントロールすることができないんです。ここで、イディオロギ―は国家単位の問題ではないかというご指摘もあるかと思いますが、それに就いては取り敢えず、現在のグローバル化は国家間の階級格差であり、国際間の搾取であるということにしておいて下さい。 では、このようにして発生する貧困を解消するためには、資本家による富の蓄積を全て排除し、それを平等に分配する必要があります。基本的には、質問者さんが仰るように、全ての人々が最低限の生活を保証されるためには、生産手段の共同化によって資源の最適分配が行なわれなければなりません。つまり、資本家から全ての生産手段を取り上げてそれを共有化し、協同生産による利益を平等に分配するわけです。これが理想ですね。 ですが、東ドイツ、ソビエトの崩壊、中国の「計画経済」廃止と、このような理想に基く社会主義革命の実験は、20世紀の内に全て失敗に終ってしまいました。どうして失敗したのかを論ずると長くなってしまうので止めますが、とにかく、理想的であるはずの社会主義思想は、上記で述べましたような資本主義経済の欠陥を証明することはできませんでした。 こんなことを書くと、私は既に絶滅してしまった学生運動家の生き残りではないかと思われてしまうかも知れませんが、問題解決のためには歴史に学ぶというのもひとつの有意義な手法です、と言ったのも毛沢東だったんですが(汗)。 とにかく、社会主義思想があっけなく崩壊してしまったのですから、今後、資本主義経済社会は、そこに発生する全ての問題を自分たち自らの手で解決してゆかなければなりません。では我々は、この「貧困」という問題をどのように解決したら良いのでしょうか。 とは言いますが、資本主義経済に発生する貧困の解決、こんなことが私の頭でおいそれと考え付くはずがありません。ですから、予めお断りしておきますが、結論は出ません(悪しからず)。 ということですから、ここでは取り敢えず、質問者さんと私の疑問を幾らかでも解消するために、問題の本質に就いて考えてみたいと思います。 まず、貧困とは経済的な問題ですよね。要はお金です。ですから、国家や国際社会がこの問題を手っ取り早く解決するためにはお金が必要になります。 でも、そんなお金はありません。仮にあったとしても、貧しいひとや貧乏な国にただお金を分けて上げるというのも、一般的には奇妙な話です。ですが、グローバルな見方をすると、国際社会ではそうも言ってはいられないらしいんです。 少なからず、先進国に暮す我々には、途上国にお金を援助してやらなければならない責任があります。何故ならば、必ずしも貧困は、全てがその国の人たちの責任ではないからです。 アフリカ、東南アジア諸国の貧困は、そのほとんどが第二次大戦までの先進国による植民地政策がその原因だと言います。現在では、近代化の立ち遅れや内戦など、直接的な要因はその国によって様々かも知れません。ですが、その紛争ひとつとってみても、元々ひとつの民族だった国が、かたやイギリスの植民地、かたやフランスの植民地であったためにふたつに分裂してしまい、戦後それぞれに独立したは良いのですが、貧しさの余り戦争をしているというのが現状です。最近では、東ティモールが良い例ですね。 植民地政策は明らかに先進国の搾取です。そして、そのお金を欲しさに戦争を起こしたのは日本であり、アメリカであり、イギリスです。日本は戦争に負けましたが、幸い占領もされずに何とか復興を遂げました。今となっては、日本人にとっては戦争は遥か昔のことです。ですが、そのような途上国の人々にとっては、それはつい最近のことであり、まだ戦争の傷跡から抜け出していないんですね。これが、貧困の原因です。 さて、問題解決のためにはまず歴史に学びます。その次は、その本質を理解するために問題を分類します。ざっと調べて見たのですが、貧困というのは以下のように分類できるのだそうです。 個人的貧困 社会集団的貧困 地域的貧困 国家レベル的貧困 この中で、ちょっと分かり辛いのは「社会集団的貧困」と「地域的貧困」ですが、恐らく、前者は一族や宗教集団などに於ける個別な理由による貧困、後者はスラム街みたいなものを指すのではないかと思います。 極めて単純な分類ですが、興味ぶかいのは、これらが解決順に並んでいるということです。私ははっきり言って貧乏ですから、国家が着手するならば、どちらかと言えばこの順番にしてもらわなければ、ちょっと困ります。逆に言うと、国際間協力や、博愛・利他的な動機がなければがなければまず解決できないであろう国家レベル的貧困が最も難問であるということになります。当たり前のことですが。 次ぎに、その国際的貧困の原因に就いては、余り明確ではないのですが、このような分類があります。 人口問題 食料問題 教育問題 紛争・内政不安 エイズ問題 人口問題と食料問題はラップします。また、人口問題の中には高齢化も含まれており、これが今後の社会保証制度を圧迫します。そして、人口増加率には地域的格差というものがあり、これは絵に描いたように途上国に集中しています。 教育問題は、その国の近代化と生産力の向上に繋がります。でも、戦争がなくならなければ子供たちは学校に行けません。 どうしてここにエイズ問題が入っているのか、私にもちょっと良く分からないのですが、少なくとも、これは貧困と密接に関係しており、決して蔑ろにはできない深刻な問題であることは確かです。エイズに掛かってしまったら、結婚の就職もできませんし、第一、そのひとは命が助かりません。もしかしたら、広く衛生・医療問題として捕らえても良いのかも知れません。 さて、我々先進国は途上国にお金を援助しなければなりません。そして、ここまで調べてみると、そのお金が何に使われなければならないのかが分かりました。 まず、生産力を上げて雇用を確保するための「インフラ整備」。教育レベルを上げて技術力を高め、如いては国際社会でひとり立ちするための「教育施設」。そして国民の生命を守る「医療施設」ですよね。 人口問題や食糧問題、ましてイラクのように内戦に軽々しく口を挟むわけにはゆきませんから、当面は食料援助が急務となるでしょう。 とはいえ、我々も日本の政府も、有り余るほどお金を持っているわけではありませんよね。世界の途上国の人口比率は世界人口の80%です。それを考えたら、日本の国で取れるお米を全部送ったって全然足りないじゃないですか。 それでも、具体的に何とかしようと思うならば、僅かでも援助を続けると共に、海外技術協力で、教育・医療を平行して援助するなどの手段もあります。尤も、戦争をしている国には、現状では、どうしても自衛隊の人たちに頼むしかないんですが。 加えて先進国からの借金です。GDPに対する対外債務の返済比率が30%以下にならなければどっやっても立ち直れない国がほとんどだそうです。というよりは、途上国というのはそういう国なんですね。ですから、その国の借金をチャラにしてやるくらいでないとほとんど効果は得られないようです。 そして何よりも、そのお金が、本当にその国のひとたちのために使われなければならないということです。 さて、お金を援助しろなどと気安く言うし、それが病院を建てるためだなんて当たり前のことではないか。お前は、そんな分かり切ったことを言うために長々と書いたのと、そんなご指摘の出そうなありきたりの回答になってしましました。 ですが、それに就いては、私がこれを調べている間に目に付いたひとつの記事に就いて声を大にして報告しておきたいと思います。 その記事は、アメリカがアフリカのある国にエイズ対策基金の援助を申し出たというものです。ですが、その国はそれを断らなければなりませんでした。どうしてでしょうか。 ひとつの理由としては、その国は既にアメリカから多額の借金をしており、これ以上債務を増やすわけにはゆかなかったからです。そしてもうひとつは、エイズ対策基金として援助されるならば、その国はアメリカから高価なエイズ治療薬を大量に購入しなければならないからなんです。その治療薬、本当に効くんでしょうか? まさか紛い物なんてことはないんでしょうが、要は、アメリカは単に金儲けのために資金援助を申し出ただけということなんです。 その記事を読んで、私は腹が立ちました。甘っちょろいと言われるかも知れませんが、腹の虫が収まりません。 その国は、お金も治療薬も、喉から手が出るほど欲しいに決まってます。アメリカともあろう国が、そんな、貧乏人の横っ面を札束で張り倒すような真似をして良いのでしょうか。やれ資本主義経済だの、やれグローバル化だの、私が文頭に、なんであんな小難しい文句を並べたてなければなければならなかたのか、これで何とか、少々のご理解も頂きたく思います。 他の回答者さんも、金持ちやお偉いさんが金の出し惜しみをするのは当たり前だと仰っていますが、全くその通りだと思います。お金は正しく使われなければななりません。にも拘わらず、あろうことか、国際社会でさえこんな低レベルなことで躓いているんです。 どうして世界中のひとがみんな幸せになれないのか、質問者さんが疑問に思われるのは当然のことだと思います。本来ならば世界規模の社会主義革命を起こすべきなのですが、失敗するのは目に見えていますし、そうなれば死刑は確実です。では、資本主義経済に参画し、その生活レベルを確保しようとするならば、そこに発生する矛盾は自分たちの手で解決しなければなりません。質問者さんの仰る通り、少しづつでもお金を集めて、できればお金持ちからですが、援助を続けなければ、貧困は絶対になくなりません。 何時も本当に長くて済みません。

shiritai_2004
質問者

お礼

ありがとうございます! とてもわかりやすく、私にも理解することができました。 中国の周王朝にあったかもしれないと言われている井田制や 社会主義制度の導入など、非現実的なことも考えたりしましたが、 現実的に資本主義制度の中で出来ることを考えていかないといけませんね。 それにしても本当にたくさんの問題点があるのですね… 今いる国で、人の食べ残したものを集めて袋に入れているおじいさんを見て、とても悲しくなりました。 私に出来ることをしていきたいと思いましたが、実際に何が出来るのか… なんだかとてももやもやした気持ちが続いています… ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (12)

回答No.13

 私自身、専門家ではありませんが、こういうことも貧困の原因の側面ではないか、と思うことを書かせていただきます。  私自身も持っていますが、質問者さんも携帯電話、あるいはパソコンをお持ちだと思います。携帯電話の中には、コンデンサーとして希少金属でもあるタンタルという鉱石が使われています。世界で最も良質のタンタル鉱石が採掘されているのがコンゴ民主共和国(旧国名ザイール)です。コンゴという国は非常に資源の豊富な国で、ウラン、ニッケル、金、ダイヤモンドなどが産出されています。それゆえに常に争いが絶えません。ベルギーの植民地支配から独立した60年代から、この40年間、内戦続きです。そして今、タンタル鉱石をめぐって内戦が行われています。タンタルを押さえるために、大国が争って武装勢力に資金援助と武器の提供を行っています。機関銃、対人地雷等の武器はアメリカ、ロシア、中国、フランス、ドイツ、イギリスからの輸出製品です。つまり、武器や資金を自分の言う事を聞く組織に渡すことで、確実にタンタルを押えているのです。コンゴは資源大国でありながら、その資源を売った金で武器を買う、先進国は資源を買うために使った資金を、武器を売って回収しているのです。  コンゴに行き届いた教育があれば、人々はそういう内戦に賛同しないかもしれません。しかし、今日食べるための金の前には、教育など何の意味も無いのかもしれません。  何故貧困があるか、それは貧困を求める人間がいるからなのかもしれません。そして、それは豊かな日本で暮らす私達一人ひとりも例外ではありません。私達先進国の「豊かさ」は「貧困」に支えられているものだと思います。#9の方がおっしゃっていた様に、私達が今の生活水準を下げる覚悟をしなければ、貧困は無くならないのかもしれません。

参考URL:
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/War_background.html
shiritai_2004
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなってしまってすみません。 今やもうパソコンやケータイが無い生活なんて考えられませんね。 先進国の豊かさは貧困に支えられているもの…やはりそうなんでしょうか…なんだか複雑な気分ですね。 参考ページも見てみますね。 ありがとうございました。

shiritai_2004
質問者

補足

ご回答下さった皆様、どうもありがとうございました。 ここで質問を締め切らせていただきます。 ポイントを差し上げられない方、どうもすみません。 どの回答もとても勉強になりました。 これからは自分でも本を読んだりして勉強しようと思います。 ありがとうございました。

  • chippen
  • ベストアンサー率23% (3/13)
回答No.12

#11です。 現在ヨーロッパをはじめ、先進国と呼ばれているお金持ちの国々(もちろん日本も)は、様々な形で援助を行っています。国連や、その他多くの国際機関がアフリカなどの貧しい国々を助けようと頑張っています。 国際機関だけでなく、民間のいわゆる草の根と呼ばれるNGO(非政府組織)も、いろんな国で生まれ、それは先進国内だけでなく、様々な活動をして頑張っています。 ただ、以下に書いたように、あまりにも問題が多すぎて、 未だ目に見えた成功はしていません。 アジア諸国はだんだん経済的に発展してきていますが、 アフリカでは以前よりも状況が悪くなってしまったところもあります。 それは、その国々が抱えている借金のせいです。 彼らは独立した際、自分たちの手で新しい政府を持ちましたが、お金はほとんどありませんでした。 その時に、どこから借りたかというと、IMF(国際通貨基金)や世界銀行という国際組織からお金を借りました。 でも、借金というのは、利子がつきますから、年々利子が増え、雪だるま状にふくれあがってしまったのです。 それで、その利子を払うためにまた違うところからお金を借りて・・・というふうに、どうにもこうにもできなくなってしまったのです。 しかし、先進国の人々の訴えで、その借金を一度帳消しにしようという動きが高まり、その借金は帳消しになりました。しかし、そこでIMFや世界銀行は、彼らのお金の使い方が悪かったから借金が増えてしまったんだとかんがえるようになり、いろいろな政策に関して、口を出すようになったのです。 そして、彼らが提案したのは、公共施設の民間セクターへの売り渡し。これがどういうことを意味するかわかりますか。 例えば、水。 これを外国の企業に売ってしまったのです。 企業というのは、お金儲けをする団体ですから、もちろんお金のない人にまで水を与えるようなことはしません。 水が買えない人たちが出てきてしまったのです。 水が買えない人たちは、道路にたまった汚い水を飲んだり、汚れた川の水を飲むしかありません。 せっかく減ったコレラ病も、このせいでまた被害者が増えました。 このように、片方で援助してはいるものの、 片方では借金取りに追い立てられているのです。

shiritai_2004
質問者

お礼

再びありがとうございます。 お礼が遅くなってしまってすみません。 教えていただいた内容について全く知りませんでした。 本当にいろんな問題を抱えているんですね… 勉強になりました。 どうもありがとうございました。

  • chippen
  • ベストアンサー率23% (3/13)
回答No.11

問題は、非常に複雑で、様々な問題が絡み合っています。 貧困国と一口に言っても、アフリカ・アジア・南アメリカ・東欧など その地域は広範囲にまたがって、国によっても事情はさまざまです。いろいろな国際的な機関(例えば国連)や団体が、貧しい人たちを少しでも減らそうといろいろな努力をしています。 なぜこれほどまで、国と国との間でお金持ちの国と貧乏な国の差が開いてしまったか?それは、簡単にいえば、今の西ヨーロッパの国々が船に乗って新しい大陸を発見してから(実際は新しいわけではなく、原住民がいたのですが) そこの国々の人々にひどい仕打ちをし、金や銀を奪い去ってヨーロッパにせっせと持ち帰っていったからです。 また、アフリカでは黒人達を奴隷としてコーヒーやカカオを大量に作らせて、それもヨーロッパに持ち帰らせたのです。それだけでなく、ヨーロッパ人はアフリカからアメリカに奴隷をつれてきて、そこで金を掘らせたり、コーヒーの栽培をさせたのです。 今でも、コーヒーやカカオや綿は、主にアフリカや南アメリカから輸入されてますよね?その名残がまだ続いているのです。 逆に、ヨーロッパでは大量に金や銀が入ってきて、また 中国などの優れた文化を吸収して、産業革命が起こり、どんどん発達していくのです。 そして、今の社会につながっているのです。簡単に歴史を説明しましたが、歴史はこの問題を考える際にとても役に立つので、一度読んでみてください。 その植民地が独立したのは、ほんの40年から50年ほど前のことです。 その植民地の国には、他にもヨーロッパ人が残していった不の遺産がたくさんあり、国の発展の障害になっています。 それがまず大前提としてあり、その上で、特にアフリカでですが、エイズが深刻な問題となっています。 エイズで若い人たちが死んでしまい、子供と老人のみが残された社会を想像してみてください。 誰も働く人がいなくて、子供達は親を失い、食べるものも手に入らないのです。 それから、自然破壊が進んでいったことで、人々の生活が脅かされています。川が汚れて、きれいな水が飲めなくなってしまったり、森がなくなって、洪水が頻繁に起こるようになって、作物がつくれなかったり。最近の温暖化による影響もあるでしょう。 最後に、戦争です。アフリカでは今でも争いが耐えません。戦争は全てを破壊し、人々は苦しい生活を強いられます。 簡単に説明すれば、これらが原因です。

shiritai_2004
質問者

お礼

とてもわかりやすく説明していただき、どうもありがとうございます。 ずっと疑問だったヨーロッパが豊かな理由もわかりました。 ヨーロッパの国々は、過去にひどい仕打ちをしてきた国々を現在 援助や保障などしているのでしょうか? ご回答ありがとうございました。

noname#11303
noname#11303
回答No.10

NO5の方と被ってますが、社会主義を掲げていた国が崩壊した例を見てみれば、理由がわかると思います。 全ての人に最低限の衣食住を与えてしてしまうと、何もしていないくても最低限の生活を保証してしまうことになります。すると、「働かなくても最低限の生活が保証されるなら、働かない方が得」という考えの人が増え、その国自体の国力が衰え、最終的にその国が「全ての人に最低限の生活を保証する」ことが経済的に不可能にまでなってしまいます。 結局、「努力して競争に勝てば裕福な生活が得られる」資本主義の方が国力が増し、その増強された国力を以って、社会保障という形で支援を行う方が結果的に多くの人を救えることになります。 もちろん止むを得ない事情でその資本主義社会に対応できない人々もいるわけで、そういった方々には支援をしていかなければならないのでしょうが、全ての人に手が回っていないのが現状だと思います。

shiritai_2004
質問者

お礼

そっか、そうですね。 最低限の衣食住を保証してしまうと、働かない人が出てきてしまいますね。 でも社会保障制度はあるけど、ちゃんと機能していない国もありますよね。 …難しいですね。 ご回答ありがとうございました。

  • bekky1
  • ベストアンサー率31% (2252/7257)
回答No.9

えーっと、数字がちょっといい加減なのですが、 たしか、世界中の人がトイレットペーパーを使ったら、 世界中の木が何日(確かニチという単位でしたよ)でなくなってしまう。 われわれ、日本人の生活レベルがもう、おいしくないご飯でも、大して贅沢してなくてもそういうレベルなんですね。 もしも世界が100人のムラだったらという本を一度読まれると、みんなが、平準化すると地球規模ではどのあたりの生活水準になるか想像するとわかるでしょう。 テレビもラジオも車もない。 お湯が出る生活は出来ない。 そこまで「豊かさ」を落とすことが出来ないからですね。 だって、あしたから、トイレットペーパーなしの生活できますか?

shiritai_2004
質問者

お礼

えええ、そうなんですか! トイレットペーパー使うだけでそんなに… その本一度読んでみます。 ご回答ありがとうございました。

  • 8942
  • ベストアンサー率13% (188/1414)
回答No.8

#7です。  私は別にそれを望んでいるわけではないですよ。  (^^;)

shiritai_2004
質問者

お礼

ハイ(^ー^;)

  • 8942
  • ベストアンサー率13% (188/1414)
回答No.7

世界で1番権力を持っている国(人物、組織、)が それをしようとしないからじゃないですか、  なぜしないか・・・国益にならないからでしょう。

shiritai_2004
質問者

お礼

そうかもしれませんね。 いつか手本になるような国が出てきてくれたら…と願います。 ご回答ありがとうございました。

noname#43368
noname#43368
回答No.6

あるスーパーに行った時の事です。 買い物を済ませて。買った物を袋に詰めようと場所を移動した所、そこには募金箱がありました。 わたしも、「お金に余裕があるのなら募金したい」 でも、その時は予定を400円もオーバーしていた為、しませんでした。 「募金?そんな余裕ウチにはないよ。今の生活が必死なんだから。」心のなかでそう思いました。 政府の方だって、お金持ちさんだって、結局は私達と同じ人間さんですよね? 政府LVでも、「私とスーパーと募金箱」と同じような考えになっちゃってるんじゃないんでしょうか? って言うのが個人的な見解です。 素人の意見で申し訳ないです。 ちなみに余裕の定義って何なんでしょうね?いつも疑問におもいます。

shiritai_2004
質問者

お礼

私も日本にいた頃は募金をほとんどしたことがありませんでした。 実際に自分の目で見るまでは、こういう問題を考えたこともありませんでした。 日本でいうところの「余裕がない」と貧しい国の人々の「余裕がない」は レベルが全然違うように思います。贅沢以前の問題というか… 政府でも「私とスーパーと募金箱」なのかもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。

  • kamochi
  • ベストアンサー率41% (282/677)
回答No.4

国によっていろいろ事情があると思います。 1.その国自体が全員が食べていけるほど豊かではない場合。 2.その国の政治体制に問題がある場合。 税を納めている人(金持ち)しか選挙権がないとか、民主主義といいつつ実際には独裁者が体制を維持しているとか(お隣の国)、そもそも民主主義が導入されていないなど。 3.その他(社会保障の制度に何らかの問題があるなど) 日本のホームレスの場合は、食べ物があふれ選挙権があっても道端や公園で凍死したり病死する人があとを絶えません。 生活保護という社会保障制度がありますが、住居に定住して住民票を登録していないと生活保護の申請そのものができないというシステム上の欠陥があるからです。

shiritai_2004
質問者

お礼

3の社会保障制度ですが、以前いろいろサイトなどを見ましたが、そうみたいですね。 飢えている人は住むところはない人が多いに決まっているのに、変な制度ですね。 2ですが、民主主義が導入されていないとなぜ飢える人が多くなるのでしょうか? ご回答ありがとうございました。

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.3

こんにちは。 一言で言ってしまえば歴代政権の公共事業重視政策のためです。 公共事業を重視しても、そのお金が末端の平社員まで行き届くような方法を取れば従業員も沢山使って働けない人も減る理屈ですが、そうなってません。 日本の公共事業はお金を与えたらそれをどう使おうと勝手という所に最大の特徴があります。 (実際に完全に自由というわけではないけど、抜け穴だらけのザル状態なわけです) その結果、貰った企業は下請けを買い叩き、安く請け負わせて人も減らして利益としてため込むという事をずっと続けています。 建設関係だけでなく、あらゆる公共事業がこの調子ですから、公共事業によって国民がうるおうはずはありません。 でもそう言い続ける政府に政権を与えているのは他でもない私達国民です。 つまり、自分で自分の首を締めているというのが正しいかもしれません。

shiritai_2004
質問者

お礼

そういう事情もあるのですね… 働くところがあれば飢えずにすむ人も多いのに。 海外の国々でも同じ状況なのでしょうか? ご回答ありがとうございました。