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輸入脚について
最近消化器科に異動になった看護師です。 胃癌の手術で術式はいろいろありますが、ビルロート(2)法で輸入脚というのをつくりますよね。 その理由がどうしてもわからないのです。 輸入脚をつくることで、そこに消化液や食物が溜まって、輸入脚症候群などの合併症がでることがありますが、それなら輸入脚などつくらずにビルロート(1)法にしたほうがいいのではないかと思ってしまうのです。 どうなのでしょう?わかる方、ぜひ教えてください。
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こんにちは。また来ました。m(__)m 先ほどは付け焼き刃的回答で申し訳ないと思い、調べ直して来ました。 主な理由は、十二指腸挙上の解剖学的な困難が原因のようです。 つまり十二指腸は、後腹膜につながって、回腸との境目当たりでトライツ靭帯によって腹壁に固定されています。 したがって、十二指腸の挙上はかなり制限があります。 腸間膜にぶら下がってるだけの回腸の方が挙上が簡単という事がかなりあるようです。
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- Nishikigoi
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単純に残胃と十二指腸との距離の問題と考えていただけばよろしいと思います。 ビルロート(1)法で吻合する場合、胃の切除範囲が大きくければ(残胃は小さい)十二指腸と吻合するためには双方を余計引っ張って縫い合わせることになりますし、物理的に無理な場合も生じてきます。 そのような場合、残胃は空腸と繋ぎ、また胆汁や膵液の排出路として輸入脚を作ります。(これが(2)法ですね)
お礼
ありがとうこざいます。なぜこんなつなぎ方をするのだろうと不思議だったんです。生理的には胃→十二指腸→小腸ですが、物理的に難しいということなんですね。参考になりました。
- myeyesonly
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こんにちは。参考URLが判り易いと思います。 1法では縫合不全、胆汁の逆流が起こり易いとの事です。
お礼
ご丁寧にありがとうございます。No.1、No.3ともにURLもとても参考になりました。教科書上で解剖を習ってきたので、そういう立体的な体内の構造まで、考えも及びませんでした。いろいろな臓器が複雑につながってるんですよね。よくわかりました、ありがとうございます。