こんにちは
基本的には、ブレーキを軽めに踏んで止まるほうが長持ちします。
急な下り坂等で、ずっと軽めに踏んでいるのは困り者ですが、通常の一般的な走行の範囲
では、なるべくソフトに踏むのがよろしいかと思います。
通常、ブレーキパッドの消耗は使用温度が高くなると早くなる傾向があり、特に使用温度
限界付近では通常温度域の10倍近く磨耗しますし、限界温度を超えれば炭化してしまいま
す(手で触ってぼろぼろに落ちるような状態になります)。
つまり、基本的にはソフトなブレーキングを心がけて、温度が上がらないようにしてあげ
れば磨耗は少なくなりますよ。
また、ブレーキとは、車が進もうとするエネルギーを熱に交換して放熱して停止させるも
のです。つまり、ガソリンを燃焼して得たエネルギー(車の進むエネルギーですね)を空
中に放熱して止めているのですから、ブレーキの少ない運転=燃費の良い運転でもありま
す。急制動急発進は車にとってなにも良いことはありません。
※一部のパッド(レース用等)では、低温での使用を想定していないもの等もあります。
また、表面を削って新しい面を出すことで安定した制動力を出しているのは確かですが、
通常の一般的な運転の範囲であれば、ブレーキを踏んでいるうちにどんどん新しい面が出
てきますので、それほど気にすることはありません。
例として、サーキット走行に使用する車両などでは、パッドの新しい面を出すために、ブ
レーキローターにスリット加工するなどしていますが、一般的な運転で使用する車両では、
逆にパッドの消耗が激しくなるデメリットの方が大きくなってしまいます。
蛇足ですが、少し極端な例をあげると、サーキット走行のような高負荷状態になる運転(フ
ル加速・急制動の繰り返し)では新品ブレーキパッドが一日ともたないこともがあります。
また、ブレーキの温度が600度以上になる事もあり、通常のパッドでは炭化してボロボロに
なり使い物になりませんし、ローターも温度上昇によりクラックが入ったり、最悪割れる
こともあります。
それに比べれば、通常の町乗り運転におけるブレーキの負荷は非常に少なく、あまり神経
質になる必要はありません。もちろん、ブレーキは重要な部分ですから、通常の範囲にお
ける日常的な整備は必要ですがね。
以上、参考程度にどうぞ
お礼
皆さん、回答ありがとうございます。 皆さんから同様の内容のご回答をいただきましたので 失礼ながらこちらでまとめてのお礼とさせていただきます。 普段、早めなアクセルオフでエンジンブレーキの効いた惰性走行距離を長めに取ってブレーキへの負担を軽減させるように心がけています。 そういった中で今回の質問に当たりました。 スッキリ解決いたしました。