神話を描くことについて
私は日本画を専門に勉強している者です。
これから公募展やあらゆる公の展覧会に出品したいと思っています。
自分のテーマは平たく言うと「スピリチュアル」で、目に見えない世界があるということを表現していきたいと思っています。
そんな中で、最近「神話」を描く機会があり、様々な文献やインターネットの情報を調べたり、現地への取材などの勉強をしていく中で、気になることがありました。
それは、日本神話で言う神々の服装や髪形などが皆その時代に人々が着ていたであろうものであるということです。
無知を晒してお尋ねしたいのですが、神々という「目に見えないもの」が着ている服装や髪形に、これが正解というものがあるのでしょうか?
私は例え「古事記」や「日本書紀」などに、神々の服飾が記されていたとしても、その実態はあってないようなものであり、つまり何が言いたいのかと言うと、それらを描く際にはそうした服飾的な史実はそれほど拘らなくて良い部分なのではないかと思うのです。
これからそうした神々を描こうとする作家の言うことではないかもしれませんが、アートとして日本神話を描こうとする時に、特に公の場にそれを公表しようとする時に(神社など特定の宗教団体の中での発表は除いて)服飾的な史実に背いて、全くオリジナルの意匠にしてしまうことは何か問題になるでしょうか?
長文で申し訳ありません。
ギュスターブ・モローはその独自の神話的な絵を自らの表現にしていますが、
私は日本神話でそれをしたいと思っています。
もちろん神話そのものを曲げる様な表現は間違っていると思いますが、あくまで本質的でない部分を自由に創ることについての質問です。
何卒、ご教授、アドバイスなどお願いいたします。
お礼
ありがとうございました。